お葬式


2012年はひでえ深酒はすまい、と誓ったのだけれど。
昨晩はひさびさにやらかしてしもうた。朝から頭がガンッガン。作っていった弁当も食えず。

夜はおとなしく、昼の弁当食って休肝日。
CSの日本映画専門チャンネルで、伊丹十三特集をやっていたので観る。

本日は「お葬式」。

冒頭の、アボカドを半分に割り、種のくぼみに醤油を垂らし、スプーンですくって食べる場面にグンと持っていかれる。




父が伊丹十三監督が好きで、「お葬式」「タンポポ」「マルサの女」など、土曜日の夜にテレビで放送しているのをよく一緒に観ていた。

林のなか、喪服のスカートをまくりあげ出てくる白い尻や、風に吹かれて舞うお札に群がる人びとなど、断片的に記憶に焼きついているシーンはあるけれど、とても新鮮な気持ちで観た。

そりゃそうだ。

まだチン毛もはえぬ小学生のころと、モジャモジャになったこの年齢にして感じる伊丹十三とではまったく違う。全然意味がわかってなかったシーンとか、たくさんあった。山崎努さんの格好良さとか。

つくづく、自分の人格形成に影響を与えた監督だな、と思う。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2012年3月17日 23:47)