帰省と告白


土曜日。
お正月以来ひさしぶりに実家に帰省。

東京駅で駅弁買って、新幹線で缶ビール呑みながら旅気分。いつも駅弁どうしようか悩むんだけど、結局崎陽軒のシウマイ弁当にしてしまいがち。いつでも近場で買えるんだけどね。
新幹線で越後湯沢駅まで行って、そこからほくほく線というカワイイ名前の線に乗り換えるのですけど、缶ビールでいい具合になってウトウトしてしまい、気がついたら越後湯沢は通り過ぎておりました。
やっちまったよ......。
まぁ、長岡駅からいつもとちょっと違うルートで帰るのもまた楽し、という気ままなひとり旅だったのですが、迎えに来てくれた父からは「まったくお前は......」と言われるよね。

晩ごはんは、母が仕事で遅くなるというので、スーパーに買い出しに行って酒房山にょ@実家。
お姉ちゃんにいろいろ野菜を刻んでもらったり、アシスタントをお願いしたのですが、非常に丁寧な仕事ぶりで大変助かる。


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[本日のおしながき]
□枝豆(姉作)
□味つけたまご(母作)
□鰹刺身&たたきのサラダ
□瓜の冷製あんかけ(母作)
□アスパラと舞茸のオイスターソース炒め
□豚冷しゃぶ
□帆立の炊き込みごはん
□きゅうりのピリ辛浅漬け(母作)

鰹の刺身とたたきがスーパーで安かったので、オニオンスライス・トマトを下にしいて、大葉とみょうがの千切りをのせて、おろし生姜とお酢と醤油とごま油のたれをかけて。作りなれているおなじみメニュー。
行商のおばさんから買ったという、穫れたて完熟トマトがたいへん美味しい。

瓜の煮物、帆立のあんかけ。冬瓜みたいな瓜なんだけど、なんか聞いたことない名前のやつだった。なんだっけか。

豚冷しゃぶ、もやしと豆苗をサッとゆがいたのを下に敷いて。大皿でドンと出すとごちそう感あるね。

板ずりしたきゅうりをざくざく切って、塩と粉辛子をもみこんだ浅漬け。コレ美味かったな。マネしよう。


今回の帰省、ひとつ家族に大事なお話をするミッションがありまして。
実はわたくし。
派遣社員として長いこと働いていた仕事を、昨年の12月に辞めたのですね。

今年1月の舞台『撫で撫で』の稽古がはじまる前、「しばらくの間あまり出勤できなくなります」という話をしたところ「じゃあ12月いっぱいの契約ということで......」と、契約が更新されなかったのがきっかけだったのですが。

そもそも俳優としての仕事がなくても、派遣の収入でギリギリやってはいける生ぬるい状況のなかいつまでやるんだろう、ということをボンヤリ考えていたので、これはもしかしたらいいきっかけかもしれないと思って、背水の陣で俳優業を続けていく覚悟を決めたわけです。

とはいえ、37歳にして定職を失うことに対する不安を、遠く離れる家族に伝えて余計な心配をかけたくなかったので、ある程度自分の生活が軌道に乗るまでの半年は黙っていようと思い。
ちょこちょここの日記を読んでる母からは「こんなに平日の昼間っから芝居観たりして、最近仕事はちゃんとやってるの?」と完全に怪しまれてましたけど、適当にごまかしたりしていました。ま、気づくよね。

本業のほうでもある程度仕事が回るようになってきたり、生活も不安定ながらもまぁまぁ安定しているので、ぼちぼち話してもいいタイミングかなと思い、ごはん作ってご機嫌うかがいながら告白したんすワ。

本当に納得してもらえたのかどうかはわかりませんが、ひとまず胸のつかえが取れてホッとした次第です。

「このまま東京に戻らず、パン屋の仕事手伝ったほうがうれしいんだろうな」と、なんだかしぼんだ父の姿を見て思うところもあるけれど。
もう肚くくっちゃったから。
すまぬ、父よ。
親不孝者だなと思ってはいる。


電車のりすごしてる場合じゃないよな。
気持ちも新たに、精進いたします。

みなさま、どうぞ生あたたかい目で見守ってくださいませ。

 


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