戦々兢々




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作・演出のアユムくんが撮ってくれたそれぞれの登場人物のイメージ写真と紹介文が、SNSにアップされました。

MU『少年は銃を抱く』(3.27-)出演者紹介11・山崎カズユキ。今回のMUでは申し訳ないけどエチュードを重ねた結果、見事性犯罪者役ポジションを確立。ぬるぬるした平熱変態体育教師の温度が溜まりません。ドンズバ役だと思う。役ね(笑)

ちなみにこの写真ね。
教師チームは生徒と面談をしているイメージだったのですが「なんか山にょさんの外道感が出ないなぁ......」ということで、生徒役として宮田智佳ちゃんを目の前に座らせ、その目線からアユムくんが撮影する、という撮影風景。おかげでずいぶんいやらしい顔になりました。

外道感......。
ぬるぬるした平熱変態体育教師、か......。


さて、高校生チーム/家族チーム/教師チームと、章ごとに別れて稽古をずっと重ねてきたのですが、スタッフさんに見せるためにとりあえず全体を通してみることに。顔合わせのとき以来ひさしぶりに全員が集合。
あらためて21人集まってみると、まぁ多いね。自分の待機場所を確保するのにもひと苦労。

チラッと他チームの稽古をのぞきに行ったこともあったけど、そのときはまだそんなに形になっていなくて、お互いどんな感じに仕上がっているのか楽しみにしつつ通し稽古を見ました。

おい......。
ちょっと......。
なんなのだ、みんなすごいんですけど。

決して飲み込みやすくはない台本と人物像を、悩んでもがいて自分のものにした過程が透けて見える人もいれば、嬉々として自由に楽しんでいる人もいて、それが互いにぶつかり合ってどえらい場面に化けている。

もう、正直「これから出番なんだから、あんまり面白くしないでくれよ......」と思いましたよ。
そして俺もなんとかしなくちゃ、と完全にガッチガチに硬くなって空回りしましたよ。あーあ。
はじめての通し稽古は緊張しがちではあるけど、もっと力抜けないと、なぁ。

稽古のあとに、有志でちょっと呑みに行くということに。けっこう凹んだ&翌日が朝早かったのでちょっと迷いつつも「じゃあ一杯だけ......」と言って顔を出したら、結局終電までつきあうパターン。


ししどともこちゃんがTwitterで

魅力的な人がいる現場ってまるで恋してるみたいに足が軽くなる。にやにや。

と言ってた足の軽さとにやにや感、あるよね。
でも一方で、

MUの座組みは魅力も実力もある役者さんばかりで、稽古日は緊張して吐きそうになって稽古場に行くんだけど、それでも観たいもの感じたいものがそこにあるから行くんだなぁと、その一歩を踏む自分を褒め労わりながら帰宅するのです。

と言ってた大塚尚吾さんの吐きそうになる気持ちもまたわかるのです。


さて、ここから怒濤のスタジオ稽古。
あとはどこまで力抜いて、演出家と共演者を信じて変態っぷりを加速できるか。自信喪失してる場合じゃねえぞ、ばか。


通し稽古観て、あらためて気持ちをこめてオススメします。
この旬な役者たちの稀有なぶつかり合い、ちょっと事件です。


ぜひ、劇場に目撃しにいらしてくださいな。
チケットのご予約はこちらからどうぞ。



 


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