スチームパンク、鍋、漫勉

ダラダラ寝てすごす正月もすぐ飽きるっすね。
パソコン持ってきててよかったよ。
ことしは暖かくて雪も全然ないので、どうも正月に帰ってきたという実感もうすいんだな。


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夕方から、車で30分くらいのところにある日帰り温泉に行く。
前にも行ったことあるけれど、この温泉まで行く途中にある古いコンクリート工場の前を通るたびに車を停めてもらって写真を撮りたくなる。
ジブリ作品に出てきそうなというか、スチームパンクというか。
これがまだ現役で稼働しているというのがすごいね。


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温泉であたたまったあと、ヒマなので晩めしを作る。
「家にある食材でなんとかすませて」というリクエストだったので、肉だんごと豚バラと白菜の中華風鍋、牛肉と舞茸のバター醤油炒め、ぶり刺身。
あとはおせちの残りでちびちび晩酌。


夜中にNHKで「浦沢直樹の漫勉」の再放送をやっていたので見る。
前に放送していたときから、周りで「あの番組は面白い」とすこぶる評判がよくて、昨日の東村アキコ先生の回を途中から見て、こりゃ録画してくればよかったと思ったのですが。

世界中に熱狂的なファンを持つ、日本の「マンガ」。
漫画家が、白い紙にドラマを描き出す手法は、これまで門外不出のものだった。
さらに漫画には、決められた手法はなく、漫画家それぞれがまったく違うやり方を、独自に生み出していると言う。

この番組は、普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。最新の機材を用いて、「マンガ誕生」の瞬間をドキュメントする。
そして、日本を代表する漫画家・浦沢直樹が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む。

日本の漫画家のペン先を、世界に届ける。
それが「漫勉」。

漫画家の先生たちがどんな手法で描いているのかを紹介し、それについていろいろ語り合うという。

浅野いにお先生はデジカメで撮った写真をPhotoshopで補正をかけ、それをさらにプリントアウトしたものに細い線を手書きで書くことで、アナログの厚みを加えていく、という。
一方でさいとう・たかを先生はほとんど下書きもなく、太いマジックでいきなりゴルゴの眉毛から描きはじめ、修正のホワイトをタバコの火で乾かす、というなんとも豪快な描き方。

このこの新進気鋭とベテランの2人を続けて見られたのは非常に興味深かったすね。コントラストの妙というか。
ホスト役の浦沢直樹先生の立ち位置がまた絶妙で。
第一線で戦っているからこその、語ることばと話の引き出し方に説得力があるというか。

あと、浅野いにお先生に似てるというのをこれまで何人かに言われたことがあるけど、なんとなく納得。


やあ、これはいい番組ですなぁ。
3月からのシーズン2も非常にたのしみ。誰が紹介されるのでしょう。

 

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