やさしい男
ひさしぶりの日記更新。
というのも、4月のはじめに、この6年くらいずっと使っていたMacbookの動きが急に重くなったと思ったら、変なエラーメッセージが出たままとうとう起動しなくなってしまった。
詳しい友だちにエラー画面を見せたら、データはなんとか取り出せるかもしれないけど、HDDはもう寿命じゃないか、と。
まぁ、たしかにもうずいぶん使い込んだからな。
とはいえ新しいのをポンと買えるほどの余裕は今なくて、Windowsマシンを貸してもらえたので、ようやくいま慣れないパソコンでこうして日記を書いております。
ブルドッキングヘッドロック Extra Number『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~』全日程が終了しました。
1時間前後の中編作品を3チームに分かれて上演したのですが、その41『やさしい男』は、40歳もすぎたいいおじさんたちが大人げなくはしゃぐお芝居でした。
まぁ、楽しかったことよ。
今回の役どころとしては、大学時代の仲間と再会したよろこびでテンションあがって、招かれたロッジで全然空気を読まずにはしゃいじゃうのんき大将、みたいな感じでして。
スケベな人や変態、腹黒い人のポジションを振られると喜々として演じてしまう性質なので、今回うまくできるのかな、という不安も若干あったのですけど、思った以上に素の自分に近かったみたいで。
「山崎くんのまんまだったね」と、観に来た友だちに言われて、それは褒めことばなのかどうなのかと疑問を感じたものでした。
ほんとにのびのびと楽しませてもらえたのは、喜安さん・永井さん・篠原さんの3人の互いの呼吸がわかっている信頼と、先陣を切ってふざけてくれる森戸さんの安定感のおかげでしょう。
もう、みんなデタラメ。
デタラメであることに対して真面目。
いい大人なんだけど、なんだかちょっとダメという共通点がありつつも、それぞれに違った方向性の5人のバランスがとてもよかったんじゃないでしょうか。
また、創作の過程で相当苦しんだらしいのだけど、最後まで心折れずに昇華させて、結果的に今回の「建設と解体」というテーマをいちばん体現していた、その38『遮光婦人』。あれだけ個性的なキャラクターが集まってたらそりゃ渋滞もするだろうよ。
初日の舞台を客席から観たとき、みずみずしい感性で舞台を楽しむさまがほほえましくもありつつ、「ヤベエ......20代チーム、みんな芝居がうまいぞ......」とワナワナ危機感にふるえさせられた、その25『雪ロード埋没』。
いずれもちがったカラーと味わいの3作品になったと思います。
一般のお客さんとして、通しで3作品を客席で観たかったよ。
あと、幕間の舞台の転換のときに、今回出演していないメンバーの深澤さんと寺井くんが、喜安さんに「私たちも108の構想、考えたンです」とプレゼンをする、声のミニドラマがまたおもしろかったです。
千穐楽の日は2バージョン。客席がすごく沸いてて、そのあと出にくいぜと思いましたよマジで。
思いのほか転換がスムーズに終わってしまったので、3分くらい録音したなかの一部しか流れなかったのだけど。
あれ、現場ブログのほうでフルバージョン公開しないかな。
そして。
作品が出来上がるまでの過程をすべてつまびらかにしていこうという企画のため、この2ヶ月に渡っていろんなイベントが開催されました。
公開脚本開発会議(略して4K)『ブループリント~設計図~』。
劇場まで待てない!公開通し稽古『下見』。
建設現場最前線、ゲネプロ公開『108内覧会』。
現場じゃ言えないこともある...。ネタバレ飲み会『乾杯』。
千秋楽の翌日も?!アフターイベント『108の、反省と展望』。
間近で見ていて、ブルドッキングヘッドロックはお客さんとの距離の近さをすごく大切にしていて、コール&レスポンスのあたたかさが素敵だなということを感じたのでした。
公開通し稽古を見たお客さんの感想を聞いて、もっと台本のこの部分はわかりやすく書き直したほうがいいんじゃないか、と作品に反映させたり。
ネタバレ飲み会のときには自分もお客さんと少しお話をさせてもらって、非常に面白い感想やご意見が聞けたり。
まず、終演後の物販コーナーにあんなに行列ができるのも、小劇場界隈でははじめて見た。
今後の反省と展望のときに話に出た、「はなまる子の動物探偵ものをシリーズ化したい」というのが実現するとよいな、と切に願うのでした。
桜木・品沢・大滝の3人の並びが、ドロンジョ・トンズラー・ボヤッキーみたいなところもまた好きなんです。
いろいろ楽しいことになりそうだな、と予感はしていたのですけど、それをはるかに上回る楽しさでした。
劇団員のみなさんは、いろいろ役割分担して小道具係や衣装係、装置のタタキなどで陰に日向にこまやかな気配りでサポートしてくれて、本当にありがたかったです。
いっしょに作品を作ってくれた共演者・スタッフのみなさま。
観にきてくださったお客さま。
ありがとうございました。
またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。
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ひさしぶりの日記更新。
というのも、4月のはじめに、この6年くらいずっと使っていたMacbookの動きが急に重くなったと思ったら、変なエラーメッセージが出たままとうとう起動しなくなってしまった。
詳しい友だちにエラー画面を見せたら、データはなんとか取り出せるかもしれないけど、HDDはもう寿命じゃないか、と。
まぁ、たしかにもうずいぶん使い込んだからな。
とはいえ新しいのをポンと買えるほどの余裕は今なくて、Windowsマシンを貸してもらえたので、ようやくいま慣れないパソコンでこうして日記を書いております。
ブルドッキングヘッドロック Extra Number『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~』全日程が終了しました。
1時間前後の中編作品を3チームに分かれて上演したのですが、その41『やさしい男』は、40歳もすぎたいいおじさんたちが大人げなくはしゃぐお芝居でした。
まぁ、楽しかったことよ。
今回の役どころとしては、大学時代の仲間と再会したよろこびでテンションあがって、招かれたロッジで全然空気を読まずにはしゃいじゃうのんき大将、みたいな感じでして。
スケベな人や変態、腹黒い人のポジションを振られると喜々として演じてしまう性質なので、今回うまくできるのかな、という不安も若干あったのですけど、思った以上に素の自分に近かったみたいで。
「山崎くんのまんまだったね」と、観に来た友だちに言われて、それは褒めことばなのかどうなのかと疑問を感じたものでした。
ほんとにのびのびと楽しませてもらえたのは、喜安さん・永井さん・篠原さんの3人の互いの呼吸がわかっている信頼と、先陣を切ってふざけてくれる森戸さんの安定感のおかげでしょう。
もう、みんなデタラメ。
デタラメであることに対して真面目。
いい大人なんだけど、なんだかちょっとダメという共通点がありつつも、それぞれに違った方向性の5人のバランスがとてもよかったんじゃないでしょうか。
また、創作の過程で相当苦しんだらしいのだけど、最後まで心折れずに昇華させて、結果的に今回の「建設と解体」というテーマをいちばん体現していた、その38『遮光婦人』。
というのも、4月のはじめに、この6年くらいずっと使っていたMacbookの動きが急に重くなったと思ったら、変なエラーメッセージが出たままとうとう起動しなくなってしまった。
詳しい友だちにエラー画面を見せたら、データはなんとか取り出せるかもしれないけど、HDDはもう寿命じゃないか、と。
まぁ、たしかにもうずいぶん使い込んだからな。
とはいえ新しいのをポンと買えるほどの余裕は今なくて、Windowsマシンを貸してもらえたので、ようやくいま慣れないパソコンでこうして日記を書いております。
ブルドッキングヘッドロック Extra Number『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション~108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について~』全日程が終了しました。
1時間前後の中編作品を3チームに分かれて上演したのですが、その41『やさしい男』は、40歳もすぎたいいおじさんたちが大人げなくはしゃぐお芝居でした。
まぁ、楽しかったことよ。
今回の役どころとしては、大学時代の仲間と再会したよろこびでテンションあがって、招かれたロッジで全然空気を読まずにはしゃいじゃうのんき大将、みたいな感じでして。
スケベな人や変態、腹黒い人のポジションを振られると喜々として演じてしまう性質なので、今回うまくできるのかな、という不安も若干あったのですけど、思った以上に素の自分に近かったみたいで。
「山崎くんのまんまだったね」と、観に来た友だちに言われて、それは褒めことばなのかどうなのかと疑問を感じたものでした。
ほんとにのびのびと楽しませてもらえたのは、喜安さん・永井さん・篠原さんの3人の互いの呼吸がわかっている信頼と、先陣を切ってふざけてくれる森戸さんの安定感のおかげでしょう。
もう、みんなデタラメ。
デタラメであることに対して真面目。
いい大人なんだけど、なんだかちょっとダメという共通点がありつつも、それぞれに違った方向性の5人のバランスがとてもよかったんじゃないでしょうか。
また、創作の過程で相当苦しんだらしいのだけど、最後まで心折れずに昇華させて、結果的に今回の「建設と解体」というテーマをいちばん体現していた、その38『遮光婦人』。
あれだけ個性的なキャラクターが集まってたらそりゃ渋滞もするだろうよ。
初日の舞台を客席から観たとき、みずみずしい感性で舞台を楽しむさまがほほえましくもありつつ、「ヤベエ......20代チーム、みんな芝居がうまいぞ......」とワナワナ危機感にふるえさせられた、その25『雪ロード埋没』。
いずれもちがったカラーと味わいの3作品になったと思います。
一般のお客さんとして、通しで3作品を客席で観たかったよ。
あと、幕間の舞台の転換のときに、今回出演していないメンバーの深澤さんと寺井くんが、喜安さんに「私たちも108の構想、考えたンです」とプレゼンをする、声のミニドラマがまたおもしろかったです。
千穐楽の日は2バージョン。客席がすごく沸いてて、そのあと出にくいぜと思いましたよマジで。
思いのほか転換がスムーズに終わってしまったので、3分くらい録音したなかの一部しか流れなかったのだけど。
あれ、現場ブログのほうでフルバージョン公開しないかな。
そして。
作品が出来上がるまでの過程をすべてつまびらかにしていこうという企画のため、この2ヶ月に渡っていろんなイベントが開催されました。
公開脚本開発会議(略して4K)『ブループリント~設計図~』。
劇場まで待てない!公開通し稽古『下見』。
建設現場最前線、ゲネプロ公開『108内覧会』。
現場じゃ言えないこともある...。ネタバレ飲み会『乾杯』。
千秋楽の翌日も?!アフターイベント『108の、反省と展望』。
間近で見ていて、ブルドッキングヘッドロックはお客さんとの距離の近さをすごく大切にしていて、コール&レスポンスのあたたかさが素敵だなということを感じたのでした。
公開通し稽古を見たお客さんの感想を聞いて、もっと台本のこの部分はわかりやすく書き直したほうがいいんじゃないか、と作品に反映させたり。
ネタバレ飲み会のときには自分もお客さんと少しお話をさせてもらって、非常に面白い感想やご意見が聞けたり。
まず、終演後の物販コーナーにあんなに行列ができるのも、小劇場界隈でははじめて見た。
今後の反省と展望のときに話に出た、「はなまる子の動物探偵ものをシリーズ化したい」というのが実現するとよいな、と切に願うのでした。
桜木・品沢・大滝の3人の並びが、ドロンジョ・トンズラー・ボヤッキーみたいなところもまた好きなんです。
いろいろ楽しいことになりそうだな、と予感はしていたのですけど、それをはるかに上回る楽しさでした。
劇団員のみなさんは、いろいろ役割分担して小道具係や衣装係、装置のタタキなどで陰に日向にこまやかな気配りでサポートしてくれて、本当にありがたかったです。
いっしょに作品を作ってくれた共演者・スタッフのみなさま。
観にきてくださったお客さま。
ありがとうございました。
またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。
観にきてくださったお客さま。
ありがとうございました。
またいつかご一緒できる日を楽しみにしております。
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