\ハイチーズ/千本桜記念を終えて。

舞台\ハイチーズ/千本桜記念

おかげさまで、たいへん大盛況のなか無事終幕となりました。


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長部洋平さん・畔柳恵輔さん・山田彩華さんの3人のCM監督が集まって、作演出の舞台をやるという企画を聞いたのが去年の秋口くらいだったでしょうか。

オーディションを経て、はじめての顔合わせと台本読みがあったのが12月の末ころ。ずいぶん昔のような気もしますワな。


本番のはじまる1週間前にはチケットが全ステージ完売になってしまうというありがたいことも含めて、今回の舞台はとにかくはじめて経験することも多く。

とにかく、初日に無事に幕を開くことのできるありがたみをしみじみ感じた、思いで深い作品になりました。



結婚式のスライドショーで使う写真を選んでいるカップル。それぞれの写真の回想シーンを自らで演じます。過去の栄光も、黒歴史も、全てパートナーにさらけ出す!婚前ドタバタ劇。


この婚前ドタバタ劇のなか、過去にジョブズ詐欺(なんだそりゃ)で謎の美女にだまされたのが原因で、嘘は絶対に許せなくなった、カタブツなんだけどどこか抜けてる教師・本多先生を演じさせていただきました。

たのしかったなぁ。


あと、畔柳組から山田組の転換で、緒方・堀・品田の3人で、ユルユルとしたアドリブの会話をしながらパネルを運んだりしたのも大変シビれました。


3話のオムニバス作品ということで、稽古も別々で進めていたところもあり、劇場に入るまであまり交流する機会も少なかったのですけれど、いざはじまってみたら連日学芸大学の居酒屋でお客様も交えて呑んだり、畔柳組のウォーミングアップ「モータルコンバット」をみんなで入り乱れて踊ったり、実に楽しい5日間。

3話ともそれぞれのチームごとのカラーが色濃く、他の組のステージを客席から観てみたかったよ、というのが切実な思いでした。

そりゃ千穐楽の打ち上げは大いにもりあがったものよ。
終盤の記憶なくなるくらいに。



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2014年にフロアトポロジーのカフェ公演の、ケータリング担当として参加したとき以来の再会だった品田誠くんは、みんなからイジられる愛されキャラで。ポンコツ具合もまた愛おしい。



その相手役の紗都希ちゃんはいつも細やかな気配りと、ニコニコしながらもときどき見せる毒のギャップがたいへんチャーミング。あと、もりもり食べるところが大変かわいい。



「前に出た舞台の顔合わせのときに、家に入った泥棒つかまえてて遅刻したんすよ」と、予想外の角度から出てくるエピソードが尽きない堀丞くんは、芝居に対する真摯な姿勢が垣間見えて、どんどん掘り下げたくなる魅力があります。



本多先生を翻弄する謎の美女役と、黒子役で活躍していた豊田真希ちゃんは、最年少ながらもあふれるセンスと集中力でいちばんの大物感を出してました。生まれもっての勘がいいんでしょう。



同じECHOESの仲間で、皿の上警察の仲間としても仲良くしているけれど、同じ現場で共演するのははじめてだった緒方ちかちゃんには、舞台の上でもそれ以外でも、本当に心の支えになっていただきました。

稽古がはじまる前に「わたし、コメディがホンマ苦手なんですよォ」と言ってる顔がそもそもコメディエンヌだったよね、オガチ。



そしてそんな個性豊かなキャラクターを束ねつつ、同じ目線で作品づくりを心底楽しんでる長部洋平監督には、どれだけモチベーションを上げてもらったことか。

はじめての舞台作品を、共犯関係としていっしょに作れたということは、これからもずっと誇らしく思うことでしょうよ。


表に裏にキャストを支え、パンッパンに膨れ上がった客席をさばいてくれた制作チームThavmanのみなさま。

この舞台をプロデュースしてくださった伊藤高史さんは、元々「進ぬ!電波少年」を見ていたので、顔合わせのときに色違いのパンツをはいてるのを見たときグッと心の距離感も縮まりました。


そのほかにも他のチームのキャストや畔柳さん・山田さん、支えてくださったスタッフのみなさま、そしてなによりご来場いただいたお客様ひとりひとりに感謝のきもちを伝えつつ、ハグ&キッスしたいところですが、さすがに気持ち悪いのでやめておきますか。




また、集まってみんなで悪だくみしましょう。

それではみなさま!


\ハイチーズ!!/


 


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