アスパラ、ポテサラ、マウスピース


なんだかすっかり夏の気配でありますナ。ちょっと前までヒートテック着てたっつうのに。
でもBUDOKANが気持ちいい季節。ビールがすすむよ。
このまま梅雨をすっとばしてもいいのに。


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[今夜のおつまみ]
アスパラガスとウインナーのポテトサラダ。

先日実家から届いた新潟産のアスパラをサッと茹で、ポテトサラダにしてみました。
ジャガイモを無水鍋で蒸し茹でにするとき、いっしょにコンソメと輪切りのウインナーも入れて、旨味をジャガイモに移す作戦。
アスパラ、ポテトサラダに合うなあ。

「酒のつまみのポテサラ対決」ということになったとき、このカードも選択肢に入れておこう、と思うのは「包丁人味平」「ミスター味っ子」で育ったからです。



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先日銀座に行く用事があったとき、楽器屋さんに行ってトランペットのマウスピースを購入。
トランペットを譲ってもらったはいいけれどなかなか吹く時間がないので、せめてBUDOKANでお客さんがいない時間などにマウスピースでベーベー吹いて練習。

小学5年生のときに養った、くちびるの感覚を思いだすべく。
まだキッスもよく知らなかったころのくちびるだ。

しかし何かしらハッキリした目標がないと、なかなかトランペットも身につかぬな。
夏くらいにライブでもやりてえな、ピクニック楽団。

「あの曲やりたい」とかいうのはいろいろあるんだよなー。
まずはコソ練から。

 

THEE MOVIE


先日、友だちがBUDOKANに来てくれたとき、「バウスシアター、行った?」という話になり。

このあいだもこの日記でも書いたけど「転校が決まった友だちとギクシャクしちゃったまま、さよならも言えずにいるみたいな気分」と言うと「ナニこじらせちゃってんですかww」と一笑された。
だよな。
こじらせてる場合じゃねえよな。
ちょうど今日時間があいたので、最後の宴を見届けようとバウスシアターに行ってみることに。


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『ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE"-LAST HEAVEN 031011-』の当日券がまだあるということだったので、入ってみた。
映画がはじまる直前、場内のあかりが暗くなると、爆音上映のシンボル、そびえたつスピーカーにスポットライトがうっすら当たる。
しびれるね。

2003年に解散したロックバンド「ミッシェル・ガン・エレファント」の解散ライブのステージと舞台裏を中心に、貴重な未公開映像で彼らの軌跡を追う音楽ドキュメンタリー。監督は、ミッシェル・ガン・エレファントほか数々の人気アーティストのミュージック・ビデオを手掛ける番場秀一。解散を迎えるその日、ミッシェル・ガン・エレファントとしてのメンバー最後の姿、表情を映し出すとともに、会場を覆い包む熱気を体感できる。

ミッシェル・ガン・エレファントはちゃんと聴いたことがなく、ほぼ初体験。
しかし爆音で流れる圧倒的な熱量に、思い切りぶん回されて痺れた。
凄いな。
4人が4人とも、すさまじく格好いい。
観終えたあといろいろバックボーンを知りたくなり、アベフトシさんのWikipediaのこの人物像にグッとくる。

アベフトシを評する時に「鬼」という表現が使われることがある。これは1997年〜1998年に行われたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのライブツアーにおいて、アベフトシの鬼気迫る演奏を見たROCKIN'ON JAPAN編集長山崎洋一郎(当時)が「鬼。鬼がいた。」と評したことから。そして解散特集の場でも「日本のロックバンド史上、あれほどまでにロックに取り憑かれたギタリストは見たことがない」とまで言われた。

鬼、いたな。
ライブを一度観てみたかったよ。


けれど、この伝説のバンドの最後のライブを、このバウスシアターの最後の爆音上映で観られたというのも、とても素敵なことでした。
『AKIRA』や『ファイト・クラブ』など、大好きな映画で締めくくるのもよかったかもしれない。
でも、もしかしたらこの機会がなければ観なかった映画を教えてもらったことで、また新たな世界が開けた。
ミッシェル・ガン・エレファント、あらためて聴いてみよう。

本当にいい映画館だったよ。
名残惜しさよりも、すがすがしさが残る最後の爆音上映体験でした。

ありがとう、バウスシアター。

 

願ったり、叶ったり。


去年の夏ころ。

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ゆかいな仲間たちと酒呑みながら「みんなで楽団を結成しようぜ!」ちう話が盛り上がりましてナ。

いつかビッグバンドをやりたい、という野望が昔からあったので「んじゃ俺もやる!」「トランペット買う!」と勢いよく挙手したのはいいのですが。

その日の明け方、酒も抜けないテンションのまま楽器屋さんに行ってみたら、思った以上にいいお値段。
しばらく指をくわえながらショーウィンドウにはりついていたのですけれど、やさしい紳士は通りがからなかったので、すごすごと帰ってきました。
その後楽団は結成することとなったのですが、初ライブまでにトランペットが手に入らなかったので、ピアニカを吹くことに。
それはそれでとっても楽しかったのですけどね。


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んで、ちょっと前にいつもの西荻スイッチで常連さんと話していたときだよ。
たまたま「友だちと楽団やってるんスよね」という話から「トランペットが欲しいんだけど、買えなくてピアニカ吹いてます」というと。

「実家に使ってないトランペットがあるけど、あげようか?」と。

え?

「実家に使ってないトランペットがあるけど、あげようか?」と!!

ギャーッ!
マジですかッ!!!

「じゃあ今度持ってくるよ」ということになり、ようやく本日譲り受けるはこびとなりました。
高校生のころにお茶の水の楽器屋さんで買ったけど、ほんの数ヶ月しか使わぬままホコリをかぶっていたとか。ピッカピカです。
教則本とミュートもいっしょに。


お礼のお酒をごちそうさせてもらって、いい気分で呑んだあと、ひとり駅前のカラオケに行ってさっそく吹いてみた。
小学校ときのクラブ活動でトランペットとトロンボーンをそれぞれ1年ずつやっていたことがあったので、今でもなんとなく吹けるんじゃないかと思っていたのですが、やっぱり全然ダメね。
基本の開放音、ドの音とソの音を吹けるようになるまでずっと吹いてたのだけど、気づけばあっという間に1時間がすぎていた。
ビッグバンドへの道のりはなかなか険しい。
毎日マウスピースで練習だ。


いやあ、しかし楽しいなぁ。
うれしいなぁ。

キンキン、ありがとう!


 

鱈の(ら)。


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演劇やったりライブに行ったり猫を愛でたり。
とにかく毎日をアグレッシブに突っ走ってる菊川朝子嬢の主宰するユニット、Hula-Hooperの公演
@渋谷gee-ge.を観に行ってまいりましたよ。
 
真剣にミュージカルをやります。
今回は久しぶりに女優のみで(リチャード・ギア的な人はいるけど)
時にはシカゴのように、時にはエニシングゴーズのように、
時にはコーラスラインのように、時にはもうなんか色々の、
ミュージカルのミュージカルである べき姿を模倣してみます。
あのあれです。
台詞言ってたのに唄になるやつ、あれとかちゃんとやります。

ライブハウスで、お酒やつまみを楽しみながら観られる公演。
会場に行くと出演者のみなさんがオーディション会場に来たダンサーたちのような出で立ちで、「先輩、なに呑みますか!」とググイグイと近寄ってくる。
ドリンクチケットを渡して注文すると「山のぼり先輩!ハイボールお待たせしました!」と言われたよ。
なんだい、山のぼり先輩て。


楽しい仲間たちと呑みながら談笑したり、不慣れな音響スタッフを頼まれパッツンパッツンになってるツジ太くんをいじったりしているうちに、おもむろにショータイムははじまりました。
ステージも客席も関係なく、とにかく会場を所狭しと動き回って、唄い踊る。
縦横無尽にもほどがあるだよ。
ほぼ花道と言ってもいいような通路側の席に座ったので、まぁみんなにキメ台詞のときにガン見される。
距離、近い近い。

日替わりゲストのラ・サプリメント・ビバ氏もいい具合にハマっていた。あいかわらず面白いなぁ。
生演奏と歌声を披露してくれた、音楽部長の安田奈加嬢もまたかっこいい。
何より、出てる人も観てる人もみんなニッコニコしてるのが素敵ですわな。
2時間弱、みっちり詰まりに詰まった体感型アトラクション系エンターテイメントでした。


それにしても菊川嬢は自分よりもまあまあ年下らしいんだけど、未だに年齢詐称疑惑が拭いきれない。
とにかく昭和歌謡にまつわる造詣の深さがハンパないのね。
このミュージカルにもそれが思い切り投影されていて、なつかしのアノ曲から、自分が生まれるよりも前に流行った唄などで踊り狂っていた。


ふー。
もりだくさんでおなかいっぱいだよ!