ヒミズ


年明けくらいからなんとなくタバコやめて、1ヶ月ちょっと経つ。

酒を呑んだりしたとき、たまに「いっぽん頂戴」ともらってしまったりはするので、まだ完璧ではないですが。最初のうちはなかなかしんどくて、イーッとなったりしたけれど、近ごろはもう吸わない時間にも慣れてきた。

タバコ吸わなくなった人が「味覚が変わって、食べものがおいしくなる」と言うのでそれを期待していたけれど、実はそれはあんまりよくわからない。おいしいものは相変わらずおいしい。ただ、胃の調子はすこぶるよろしい。

あと、ここ最近「肌がツヤツヤしてる」とちょこちょこ言われるようになった。そうなんすかね。あんまり自覚ないけど。



himizu.jpg吉祥寺バウスシアターで「ヒミズ」見てきた。

痛くて辛くて苦しくて、胸くそ悪くなる。ホント。すばらしい。

マンガと設定を変えたところに、さいしょ少し違和感を感じたけれど、それがすごい説得力に。原作をベースに敷きつつも、新しい表現として成立してる、というか。

とにかく主演のふたりの演技につきます。ほとばしる圧が。あのふたりの出てる作品、ぜんぶ見たい。

絶妙なキャスティングの、まわりのダメな大人たちのなか、古谷実さんのマンガからそのまま出てきたみたいな、手塚とおるさんと窪塚洋介さんがとても印象的。

「冷たい熱帯魚」を見たとき、でんでんさん・渡辺哲さん・諏訪太朗さんが同じ画面にいるときの安定感とワクワク感はなんだろうと思ったら、ジャッキー・サモハン・ユンピョウの感じといっしょだ、と気がついた。このトライアングルは今回も健在。でんでんさん、怖いよ!


やー、すごかった。


なかなか消化しきれない。もうちょっと経ったらもう一度見る。


YAMAZAKI Kazuyuki (2012年2月 6日 22:04)