日々の家ごはん

おこんにちは。
ごきげんいかがでしょうか。
ひさしぶりに日記書いたら、どんなテンションでどんな書き出しにしたらいいかわかんないっスね。

この外出自粛の日々のなか、連日自炊をしてまして。
もともと料理がストレス解消みたいなところがあるので、苦になることはまるでないのですが、やはり得意なものや好きなものばかりが続いてもなんだか飽きてくるので、あんまり自分で作ったことのない料理でもやってみるかということで、こちらのレシピを参考にしながら、鍋で鶏ごぼうごはんを炊いてみた。

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[材料]
・鶏もも肉 150g
・にんじん 1/2本
・ごぼう 1/2本
・油揚げ 1枚
・椎茸 1個
・生姜 ひとかけら

・米 3合
・水 500cc

・青ねぎ 適量
・白ごま 適量

☆醤油 大さじ3
☆みりん 大さじ3
☆日本酒 大さじ2
☆白だし 大さじ2
☆塩 ひとつまみ

[作り方]
①米を研いで、ざるにあげて30分ほど水を切る。☆の調味料はあわせておく。

②鶏肉は小さめの一口大にそぎ切り、ごぼうはささがきにして水にさらし、長い場合は半分に切る。にんじんは4mm角、生姜は千切りに。
 油揚げは沸騰した湯で2分ほどゆでて油抜きをし、冷めたら4mm角に切り、しっかりと水気を絞る。
③ボウルに②の具材と☆の調味料を合わせて10分ほどおき、下味をつける。
④鍋に①の米と水、③を調味料ごと入れて鍋底から混ぜ合わせてフタをし、中火にかける。
 沸騰したら弱火で15分ほど炊き、火を止め、熱源から下ろして10分ほど蒸らす。
⑤白ごまを全体にふり混ぜ、茶碗に盛ったら小口切りにした青ねぎを散らしてできあがり。

炊飯器で炊く場合は④の過程で炊飯釜に入れてスイッチ押すだけ。
炊き込みごはんはうまいね。

最近、SNSでいろんなお友だちが自宅で料理をしている姿をアップしているのを見るのがたのしい。
なかでもお気に入りのYouTube動画をふたつご紹介。


まずは「落語家のグラハム・カー」こと林家きく麿師匠が、簡単に作れるおつまみを紹介してくれる、娯楽百貨チャンネル「居酒屋きく麿」
万能調味料の「トマト麹」を仕込むところからはじまり、それを使って実際に調理をするところまで見て、ここから実食するところになるんでしょうね。

何度かきく麿師匠の作るお料理をご馳走になったことがあるのですけど、とても手際もよく、酒呑みのツボがわかってらっしゃる感じのものばかり。
チャンネル登録して楽しみに見ております。



続いて、同じ事務所の女優・緒方ちか嬢の「おがちかチャンネル」
「ただただ無言で磨りガラス風リメイクシートを食器棚に貼るだけ」にはじまり、カレーを作る手元がまったく映らない料理動画の次は、チャーハン炒める手元しか映ってなかったり。

いろいろツッコミどころが満載、かつ「いったい自分は何を見せられているのか」というきもちになるのですが、これがクセになるんですなァ。
こちらもチャンネル登録して見守っていきたい。



スチームパンク、鍋、漫勉

ダラダラ寝てすごす正月もすぐ飽きるっすね。
パソコン持ってきててよかったよ。
ことしは暖かくて雪も全然ないので、どうも正月に帰ってきたという実感もうすいんだな。


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夕方から、車で30分くらいのところにある日帰り温泉に行く。
前にも行ったことあるけれど、この温泉まで行く途中にある古いコンクリート工場の前を通るたびに車を停めてもらって写真を撮りたくなる。
ジブリ作品に出てきそうなというか、スチームパンクというか。
これがまだ現役で稼働しているというのがすごいね。


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温泉であたたまったあと、ヒマなので晩めしを作る。
「家にある食材でなんとかすませて」というリクエストだったので、肉だんごと豚バラと白菜の中華風鍋、牛肉と舞茸のバター醤油炒め、ぶり刺身。
あとはおせちの残りでちびちび晩酌。


夜中にNHKで「浦沢直樹の漫勉」の再放送をやっていたので見る。
前に放送していたときから、周りで「あの番組は面白い」とすこぶる評判がよくて、昨日の東村アキコ先生の回を途中から見て、こりゃ録画してくればよかったと思ったのですが。

世界中に熱狂的なファンを持つ、日本の「マンガ」。
漫画家が、白い紙にドラマを描き出す手法は、これまで門外不出のものだった。
さらに漫画には、決められた手法はなく、漫画家それぞれがまったく違うやり方を、独自に生み出していると言う。

この番組は、普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。最新の機材を用いて、「マンガ誕生」の瞬間をドキュメントする。
そして、日本を代表する漫画家・浦沢直樹が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む。

日本の漫画家のペン先を、世界に届ける。
それが「漫勉」。

漫画家の先生たちがどんな手法で描いているのかを紹介し、それについていろいろ語り合うという。

浅野いにお先生はデジカメで撮った写真をPhotoshopで補正をかけ、それをさらにプリントアウトしたものに細い線を手書きで書くことで、アナログの厚みを加えていく、という。
一方でさいとう・たかを先生はほとんど下書きもなく、太いマジックでいきなりゴルゴの眉毛から描きはじめ、修正のホワイトをタバコの火で乾かす、というなんとも豪快な描き方。

このこの新進気鋭とベテランの2人を続けて見られたのは非常に興味深かったすね。コントラストの妙というか。
ホスト役の浦沢直樹先生の立ち位置がまた絶妙で。
第一線で戦っているからこその、語ることばと話の引き出し方に説得力があるというか。

あと、浅野いにお先生に似てるというのをこれまで何人かに言われたことがあるけど、なんとなく納得。


やあ、これはいい番組ですなぁ。
3月からのシーズン2も非常にたのしみ。誰が紹介されるのでしょう。

 

ザッツ寝正月

寝正月。

ツイッターのタイムラインに上がってくる、いろんなおうちのお雑煮画像を眺めるのが楽しいですナ。

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実家のお雑煮は、鰹と昆布の醤油ベースの澄んだお出汁に、角切りのお餅を焼いて。大根・にんじん・鶏肉・かまぼこ・謎のきのこ、飾りで三つ葉とゆず皮といくらを載せて。
いただきものの謎きのこがヌルッとしてて美味しい。

あと、この「日本全国お雑煮図鑑」というのが楽しいので、いくらでも見てられる。
日本全国、いろんなお雑煮がありますなァ。


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昼ころ、山に住んでるばあちゃんのところにご挨拶。
今年は年女ということで、96歳になるばあちゃん。ひさしぶりに会ったけれど、元気そうでなにより。

以前『滝を見にいく』のロケ地にもなったところの近くで、スキー場もそばにあって雪深いエリアなのだけど、今年はあんまり雪が積もっておらず。
除雪車を間近で見ると、重機好きとしてはワクワクしますね。『マッドマックス』に出てきそうな。


ほい。
映画の話が出たところで、2015年に映画館で観た映画をふりかえり、印象に残った作品10選(順不同)。

・『キングスマン』
・『ニンフォマニアック vol.1 / vol.2』
・『シェフ!』
・『恋人たち』
・『劇場版 復讐のドミノマスク』
・『ナイトクローラー』
・『ジュラシック・ワールド』
・『6才のボクが、大人になるまで。』
・『セッション』
・『海街diary』

2015年公開じゃないのもありますが。
なかなか話題作ぞろいの2015年でした。

『マッドマックス 怒りのデスロード』『バードマン』『百円の恋』あたりは次点で。
『MOOSIC LAB 2015』で『マイカット』といっしょに上映された『劇場版 復讐のドミノマスク』が掘り出し物的な感じでした。2作品のコントラストがまたよかった。コッテリしてておもしろかった。

でもけっこう見逃したのもあったなぁ。

今年も映画館でいろいろ観ていきたいなと。
まずは『友だちのパパが好き』が早く観たいところです。あとタランティーノの新作も楽しみ。

 

山にょの山。

ちょっと前の話になりますが。

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今年は正月に実家に帰りそびれ、もうちょっとあったかくなったら帰ろう、とかいろいろ思ってるうちになかなかタイミングをつかめず。
ちょうどポッカリ予定が空いたので、先日ひさしぶりに新潟に帰省してきまして。
新しく開通した北陸新幹線がうちの近くを通るようになったというので、乗ってみました。なんかトランスフォームしそうなフォルムでした。


父母姉と全員B型の家族がひさしぶりに揃って晩めし。
このあいだ山形出身の友だちから、ご実家の山で穫れたという山菜を送ってもらってたいそう美味しかったという話から、うちの亡くなったじいちゃんも山菜狩りが好きで、家族でよくたけのこ狩りに行ったよね、という昔話に。

私「そういえば昔うちのじいちゃんも山、持ってたよね、あれって今どうなってるの?」
父「ああ、あれな。まだあるよ」
私「え? てっきり売り払っちゃったと思ってた」
父「それもちょっと考えたんだけど、売ったところで二束三文にしかならないし、せっかくじいちゃんが買ったものだから一応売らなかった」
私「そうなんだ」
父「でももう何年もほったらかしにしてるな」
私「へぇ。でもなんつうの? 固定資産税? みたいなのって払わなくちゃいけないんじゃないの? 維持費っつうか」
父「一応払ってるんだけど、年間で数百円くらいなんだわ」
私「えー、そんなもんなんだ。え、もて余してるんだったら、山、ちょっと欲しいんだけど(笑)」
父「別にいいけど(笑)」
私「マジか(笑)」
母「でも山なんてどうするの」
私「んま、わかんないけど。『山持ってます』って言えるの、なんか面白いなと思って」

という酒の席での軽ーいタッチの会話がありましてですね。

わたくし、新潟の山を、ノリで引き継ぐことになりました。


その翌日、ばあちゃんに会いに行ったついでに山を見に行きました。
ばあちゃんが住んでる妙高は、沖田修一監督『滝を見にいく』のロケ地になったところの近くで、今の季節は新緑が大変綺麗であります。

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途中で旧国道沿いにある、地元の繁盛店「たちばな」でとん汁定食食べて、車をしばらく走らせたどりついたのは「たぶんこのあたりだと思う」とかなりフワッとした感じのうちの山。
両手を広げて「この辺からこの辺までがうちの山、ということになってるらしい」と、買ったじいちゃんもずいぶんざっくりとしたことしか言ってなかったようで。
おそらく書類的なものには細かく銘記されているかとは思うのですが。
ちょっと分け入ってみたけれど、かなり鬱蒼と茂った山で、足元もぬかるんでいたり虫がすごかったり、ちゃんとした山の装備で入らないとケガしそうな感じだったので、今回は雰囲気見るだけで。
ばあちゃん曰く「熊も出るみたいだから気をつけなさいよ」とのことでした。マジか。

すぐ近くにはキャンプ場もあるので、季節のいいときに友だち連れてキャンプに行って、ちょっと山のぞきに来るのもいいかな、と。

しかし何が問題かっつうと、山は持ってても車の免許持ってないんですよね、わたくし。
なので今のところ、父に連れてきてもらわないと山にたどり着けないというのが困ったところ。


山、どうしたもんかな。
とりあえず山菜が採れるようだったら、採ったそばからつまみにして酒だ、酒。
あと、オーディションで出すプロフィールの特記事項とかに「山」と書いてみようかな。


山にょの山。
夢が広がりんぐだよ!

 

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