41歳の春だから

気がつけば2ヶ月以上ぶりの日記の更新。
みなさま、ごぶさたしております。

この暮れから2月にかけて、なんだかいろいろドタバタと環境が変わりまして。


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まず、1月の末に10年くらい住み慣れた西荻窪を離れて、世田谷区に引っ越しました。西荻窪は美味しいお店もたくさんあったり、仲良しのご近所さんたちがいたり、居心地のよさにすっかりハマってなかなか離れがたかったのですが。
ここ最近生活の拠点が下北沢になりつつあったので、通いやすいところに引っ越すことに決断。皿の上警察の面々に手伝ってもらいながら、無事引っ越しは完了しました。内田くんが廃品回収の仕事をやっていたらしい、というので手伝ってもらったのだけど、その積み込みテクニックがなかなか素晴らしくて。予想よりはるかに早く作業が完了。泉くんがレンタカーの手配とドライバーを引き受けてくれたり、寺井くんがもう不要になった古いパソコンからHDDを取り出してくれたりと、それぞれが適材適所の活躍。
自分は部屋のなかで段ボールを振り分けたりするくらいで、業者に任せっきりのOLさん程度の仕事量。

写真は、長らく住んだ西荻窪のアパートを出るとき。酒房山にょでいろんな友だちが来てくれました。
駅から遠かったけれど、とても居心地のいい部屋だったな。収納たくさんあったし。ブサイクな野良ねこもよく玄関先にいたし。

新居はまだまだ段ボールも片付いてないのだけど、住みやすい部屋です。ようやくネット環境も整って、このホームページの更新もできるようになりました。(←言い訳)
落ちついたらまた酒房山にょも再開するので、遊びにいらしてくださいませ。



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2年ほどお手伝いしていたARENA下北沢は12月いっぱいで離れ、この2月のはじめからは中目黒にあるお魚の美味しい「おらい食堂」という定食屋さんのランチタイムで、ごはんを盛ったりお皿を洗ったりしています。肉厚アジフライが人気のお店で、まかないがこれまたたいへん美味しい。
昼のおらい食堂、夜のフライパンと美味しいものに包囲されてシアワセな日々。
しかし住み慣れない街から、行き慣れないバイト先まで自転車で行くのは、方向音痴にとっては相当な難易度ですね。最初の数日は道に迷って遅刻したり、マジ泣きしそうになりました。



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そして、本日2月27日をもちまして、わたくし41歳になりました。
バカボンのパパと同じ年齢ですか。
マジかー。

新潟の家族から、毎年恒例の祝いのお酒が届きました。
今年は雪中梅/八海山/越乃寒梅の三本セット。ありがとうございます。じっくり味わっていただきましょう。


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今度出演する舞台、ブルドッキングヘッドロック『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション〜108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について〜』の稽古場で、28日がお誕生日の制作あだちさんといっしょにお祝いしてもらっちゃいました。
よくよく考えてみたら稽古場で誕生日を迎えるのははじめてのことで。
いろんな稽古場で共演者のサプライズバースデー祝いなどは何度もしたことあるけれど、祝われる側はなんとも照れますね。
でもサプライズの前に、津留崎さんが「照明消しますね〜」と先に断ったり、ケーキを持ってくる岡山くんの唄う「♪ハッピバースデーイ」のキーが高めでみんな合わせにくかったりと、いろいろおもしろかったです。


20歳のときと30歳のときにインドに旅行に行ったので、40歳になる年はインドに行かなくちゃと思っていたけれど、残念ながらそれは実現かなわず。まあ、でもまたいずれ行くでしょうインドは。近いうちに。

「不惑」の40代に突入して、思えば20代や30代の頃に比べていろいろなことに対して動じなくなったり、とまどったりすることがたしかに減ったかもなぁと思ったりもするのですが、まぁホントまだまだっす。
道に迷って泣きそうになったりしてるし。


上京してきてはじめてのアルバイトの先輩で、今でもかわいがってくれる姉さんからいただいたメールがとても心に沁みたので、これからの指針にしようと思います。

今日誕生日だよね
おめでとうね
年上にも、年下にも、色っぽいと言われる男性になってください
色気は最強の武器、色気はなんか面白い

色気、出していこう。

そしてよい年齢にしたいと思います。
41歳の春だから。

 

21人いる!

MU『少年は銃を抱く』@駅前劇場、幕が開いたらあとはあっという間なんだろうなぁ、と思ってはいたけれど、気がつけばもう千穐楽を残すのみ。
おかげさまですこぶる好評で、連日立ち見が出るほどの大盛況ぶりに嬉しい悲鳴をあげてます。ありがてえ。

顔合わせをする前から、この座組はなかなか楽しそうだなとワクワクしていたのですが、ほんとにいい具合に互いの空気が融けてます。21人のチームワークがすばらしい。
尊敬する高木珠里せんぱいから

チームワークが良いのが伝わってきました。私の嫌いな仲良し感とは違う、相乗効果働いてアガッてく心地好さ。

というお言葉をいただき、本当にうれしい。まさに、相乗効果。


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連日どこかしらでいっしょに呑んだりしているのですが、劇中のキーパーソンになっている、急逝した伝説のミュージシャン・江口光役の井神紗恵ちゃんが呑みの席に来てくれたときに、真嶋一歌ちゃんが撮ってくれたオフショット。

【MU オフショット】
アーティスト・江口光とバンドメンバー(荒くれ者のベーシスト山如とシンセサイザーのsano)みたいな写真。
お気に入り。 

寡黙なドラムで尚吾ニキ、くわえ煙草のギターはマッチュで。
うさんくさいマネージャーは成川さんでしょ。
このスピンオフ、面白そうじゃないすかね。
どうだろう、アユムくん。一度この設定でエチュードやってみよっか。


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「下北沢に来たらやっぱり珉亭行きたいよね」ということで、劇場入りする前にみんなで食べに行ってきました。
いつも1人で行くときはラーチャン食べてシュッと出るくらいなのですが、9人で行くとなったらいろいろ頼んでみんなでシェアしよう、ということになります。
チャーハン、かにチャーハン、たまごチャーハン、しょうが焼き定食×2、肉旨煮定食、肉野菜炒め、ラーチャン、じゃじゃ麺、餃子×3。
食った、食ったよねえ。
相当満腹になったけれど、これでひとり1,000円というなんとも素晴らしいことよ。


おかげさまで千穐楽のチケットは完売になってしまったとのことですが、キャンセル待ちで当日券をご用意するとのことなので、どうしても観たい!という方は、あきらめずにトライしてみてくださいませ。

ちなみに当日精算予約のお客さまは、開演10分前までにご来場・お電話がない場合は解除となってしまいますので、くれぐれもご注意ください。


それではラスト1ステージ、気負うことなく粛々と、丁寧に作品をつむぎたいと思います。

よっしゃ。

 

アゲアゲとん汁

MU『少年は銃を抱く』、いよいよ劇場入りしました。

いつも通ってるのとはちょっと違った心持ちで、朝9時に下北沢に来る。
前に駅前劇場でやったのっていつだっけなぁ、と考えてみたら、2006年にOi-SCALEに出たとき以来なので、実に9年ぶりになるのか。
でもみんな聞いてみると、案外「駅前劇場はじめて」「下北沢でお芝居やること自体はじめて」等々、けっこう意外と少なかった。

舞台の仕込みは、男性キャストは全員集合でお手伝い。舞台監督経験のある森久さんや佐野くんをはじめ、みんな相当"動ける"人たちばかりだったので相当ラク。

小道具の補強や、足りないものの買い出しなど、わりとチマチマした作業をしたり、女豹のポーズで床面の貼り作業をしてるおじさんたちの腰まわりを盗撮したりしてました。

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アユムくんから「舞台の飾り用に中古のレコードを買ってきてほしい」と頼まれ、岡山くんとディスクユニオンに行って物色。実際聴くわけじゃないので何でもいいです、と言われたけど、なんかいろいろジャケの絵力が強いものを選びたくなるよね。
戦利品ひっさげ戻ってきて、アユムくんが撮ったこの写真の「太陽にほえろ」は岡ちゃんセレクト。

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そして午後になったら、仕込みを免除された女子部の有志が炊き出しをしてくれるというので、「んじゃ調理器具揃えますよ」とそっちの補助に回る。
ARENAで寸胴鍋とカセットコンロを借りてきて、楽屋でとん汁を作る。こういうときホント下北沢で働いててよかったな、と思う。
あとは大量のおにぎりとお漬け物、みかんを用意してきてくれたというので、塩こぶキャベツ作りました。

映像でも舞台でも、どの現場に行っても思うのは、つくづく温かい汁物のある食事は本当にありがたいよ、ということ。
何ならインスタントのみそ汁でもかまわないんだけど、それが女子たちの心のこもったとん汁となると、もうモチベーションのあがりかたがケタはずれですよ。テンション爆アゲですよ。
塩こぶキャベツもとっても好評でうれしい。

ほんと、おいしゅうございました。
まったく、いい座組だぜ。


明日は場当たりからのゲネプロと、なかなかタイトな日になるけど、実際組み上がった舞台を見ると早く立ちたくてウズウズします。
どうぞ、おたのしみに。


おかげさまでチケットの売れ行きがなかなかよいらしく、間もなく完売になってしまう日も出てきてるようです。
ご予約はこちらのフォームからどうぞ。

 
 

[カレー巡礼]トマト@荻窪


西荻窪のなじみの酒場「スイッチ」で、半年に一度くらいのペースで開催している「GOOD CURRY, GOOD MUSIC」。
常連さんたちが手づくりのカレーを持ち寄ってみんなでワイワイ食べるという宴。
過去のレポート記事はコチラ。

そしていよいよVol.05の日取りも2月に決まり、カレー賢者のエントリーがはじまったところですが、呑みながら店長とカレーの話をしていたとき。

荻窪にある欧風カレーの名店「トマト」が店長は昔からずっとお気に入りということで。
「山にょ、まだ行ったことないの?」「早く行きなさいよ!明日行きなさいよ!」と強くプッシュされまして。
カレーの名店特集などにもちょくちょく取り上げられているので、気になってはいたのですけど、なかなか行くきっかけがなく。
ちょうど時間もあったので「んじゃ明日ランチタイムに行ってみます」ということになり、いろいろ聞いた話からあれこれ想像をふくらませつつ、ワクワクしつつ自転車とばして向かいました。


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お昼どき、かわいらしい看板のお店の前には4人くらい並んでいました。しばらく待っているとカウンターの席に通される。
メニューをひとしきり眺めて少し迷ったけど、まずは昨晩イチ押しされた「ビーフタンカレー」を辛口で。
カウンターの上には、それぞれの効能が書いてあるいろいろなスパイスのボトルが並んでいて、熟読しながら待っていると、やって来ました。

ビーフタンカレー、¥2,500。

カレーにしてはかなり贅沢な価格設定にひるんだのですけれど、ひと口食べたら納得。

こりゃ......うめえ。

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濃厚な旨味が詰まった褐色のルーに、鼻へ抜ける香り高いスパイス。
トロットロにほぐれる分厚い牛タンのジューシーさ加減。
丁寧に炊き上げたごはんには、溶けるチーズと干しぶどうがあしらわれて。
そして付け合わせの福神漬けと、玉ねぎのオイル醤油漬けみたいなのがなんともよいアクセントになっていて、口のなかをシャッキリさせてまたカレーがすすむのです。
おなかいっぱいになったあと、ランチタイムは苺と生クリームがあしらわれた抹茶アイスがサービスでついてくるという心配り。

贅沢なカレーだよ......。
お皿をペロペロしたいくらい、最後のひと匙まで夢中になって食べたよ......。

今思いだしながらこの日記書いてても、また食べたくて仕方なくなっているのです。
今度は他のビーフジャワカレー、チキンカレーも食べてみなくちゃ。
トッピングの野菜やチーズも大変気になります。


先日、箱庭円舞曲の古川さんが、ブログで「2014年に食べたラーメン一覧」を書いていて、大変興味深かったので自分もマネしてiPhoneのメモに、食べたラーメンとカレーのお店の記録をすることにしました。
そして感動したお店は、さめやらぬうちに感想をまとめてみようかと。

しっかし美味かったな、トマト。
なるほど、東京屈指の欧風カレーと言われるだけあるよ。


ああ、ボンヤリした頭がスパイスでスコンと開いた。
GCGMに向けてテンションあがってきた!!
ARENAのカレーの仕込みも、また新鮮なきもちで楽しくなってきた!!


うまいカレーを作るんだよ。

 

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