グレコローマンの休日 SEASON II


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開幕ペナントレース『GRECO ROMAN HOLIDAY−グレコローマンの休日 SEASON II』@アサヒ・アートスクエアを観に行ってまいりました。

まわりの友だちのあいだで何かと話題の開幕ペナントレース。
はじめて行くのでドキドキだなぁ、誰か一緒に行かないかなぁと思っていたら、あらいふとし君がどうやら行くみたいだったので、浅草で待ち合わせて一杯ひっかけてから、金色のうんこが乗ったあのビルへ行く。


永遠に続く、たった一日の恋という名のジャーマンスープレックス。
―飲食自由、録音も撮影も撮り放題、なんでもありのバーリトゥード演劇―
オールスタンディング60分一本勝負!!


な、なんだこりゃ!

『ローマの休日』をレスリングのユニフォームを着た男たちが演じる?というだけでナニがナンだか、という感じだったのですけれど、演劇ともパフォーマンスともカテゴライズできない、もう「開幕ペナントレース」というひとつのジャンル。
真実の口をイメージした丸いステージをお客さんが取り囲み、右手にお酒を、左手にカメラを携え「観戦」する。

時にはステージを降りて、観客のなかを縦横無尽に暴れ回る男たち。
そしてそれをアジテートする、赤い甲冑姿の監督。

以前、監督の村井雄さんとお酒の席でご一緒したことがあったのだけど、以前所属していたベターポーヅの舞台を何度か観ていたとのことで、自分のことも覚えていてくれたのが嬉しかった。
けれどはじめて開幕ペナントレースの舞台を観て、表現の手法や見せ方はまるで違えど、ベターポーヅの西島さんが描く世界観と少し似通ったものを感じました。

誰もやったことのないことをやろうとする人。
村井さんもまた、なかなかの変態とお見受けいたします。

とにかく言葉で説明してもこぼれてしまうばかりなので、一度観戦して体感してみたらよろしいと思う。
ありゃ、すごいよ!

 

山にょ聖誕祭


バーテン修行、4日目。

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本日のつまみは、実家にいたころお母ちゃんがときどき作ってくれた、いかくんセロキュウ。

1 葉っぱを切って、ピーラーで軽く皮むいて筋をとったセロリと、きゅうりをななめ切りにして塩でもんでザルにあけ、しばらく放置。
2 適当な大きさにちぎったいかのくんせいをいっしょに混ぜ、粒マスタード・お酢・レモン汁・サラダ油・塩コショウで作ったドレッシングで味つけ。
3 しばらく冷蔵庫で寝かせて味がなじんだらできあがり。

ちゃんと教わったわけではないのでレシピは自己流だけど、いかくんの旨味がきゅうりとセロリになじんでイイ感じ。
粒マスタードが肝ですかね。さっぱりシャキシャキでおいしいよ。
おためしあれ。


あつかましくも「お誕生日祝いにみんな呑みに来てね♡」と呼びかけた今宵のBUDOKAN。
いつもはジャージにハーフパンツにレギンス、みたいな楽ちんスタイルなのですけど、せっかくなのでジャケット着て蝶タイで正装してみました。

20時のオープンと同時にお客さんが2人。
一昨年の劇団なんでやねんの舞台を観に来てくれた方が、Twitterで情報を知って、お酒が呑めないというにもかかわらず遊びに来てくれました。「松金さん」と当時の役名で呼ばれて、なんとも嬉しいやら照れるやら。
夜中に作・演出の川尻くんも遊びに来てくれたので、「なんでやねん観たお客さんが来てくれたよ」と話すと、作品が終わってもそのキャラクターがお客さんのなかに生き続けてるということをとても喜んでおりました。


いろんな友だちが入れ替わり立ち替わり顔を出してくれて、結局20時のオープンから4時くらいに店を閉めるまで途絶えることがなかった。すばらしい。
いつも多めに作りすぎて残っちゃうおつまみも、日付をまたぐ前に売り切れたよ。

いろいろプレゼントを持ってきてくれたり「プレゼント代わりに一杯ごちそうさせて」とお酒を呑ませてくれたり。いろんな人から結局15杯くらいごちそうになってしまった。
さすがにデロデロに酔っぱらうわけにはいかないので、わりと最後までちゃんとしてましたよ。たぶん。


27日に仕事が入るとわかったときには「誕生日に仕事かよ」なんて一瞬思ったりもしたのですけど、正直こんなにたくさんの人に祝ってもらった誕生日はうまれてはじめてです。
そしてこれまではBUDOKANに何度か来たことのあるお客さんが多かったけれど、今日はじめて来てお店を気に入って「また来るね」と言ってくれた友だちがたくさんいたのが何より嬉しいよ。


ああ、阿呆みたいにしあわせな夜でした。
37歳、楽しい予感しかしません。


来週からは風琴工房の舞台を終えたタカタンが水曜BUDOKANに復帰するので、通称「下北沢の勃ちひろし」ゴメさんのあとを継いで毎週火曜日に入ります。

みなさん、またいらしてね!
そして今宵お祝いしそびれた人は、来週でも全然遅くないんだぜ!

 

あの女


2月27日。
ほんじつ、37歳になりました。
昨日までは36歳だったのですけど、これからの1年は37歳としてがんばっていこうかなと思ってます。
みなさまどうぞよろしくおねがいします。


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猫のホテル『あの女』@ザ・スズナリを観に行ってまいりましたよ。

俺たちが残してきたものは、儚い女のため息だ。
だから振り返ってみたところで、きっとそこには何もない。

千葉さんの脚本に、はえぎわのノゾエ征爾さんを演出に迎え、まことさん・ガンツさん・しんぺーさんの男3人でくりひろげる、猫のホテルの本公演。

こりゃ面白くないはずないだろ、とチラシを見たときからガンガン期待値が上がりまくりだったのですけど。

「携帯電話の電源はお切りください」というメッセージを伝えるための、ユルユルかつ贅沢すぎる前説芝居でひと笑い。
そして幕があがって驚いた、見なれたザ・スズナリを斬新に使った舞台装置。

新しい演出で観る、猫のホテルの新たな可能性。
現実とまぼろしを行ったりきたりする構造になっていたのだけど、そのスイッチがスッと切り替わる瞬間に垣間見える色気。
そのなかでキャッキャしている渋い先輩がた。

もう。
すばらしいよ。
最後のカーテンコールのあと、なんだか目から汁出た。


37歳になったこの日にこの芝居を観て、これからも舞台に立っていく勇気をもらったと同時に、あんなかっこいい大人にお前はなれるのか、覚悟はあるのか、と問われる気もしました。

やあ。
じぶん、まだまだ鼻タレっす。

 

前夜祭


夜、あつかましくも山にょお誕生日前夜祭ということで、酒房を開宴。
ここ何年か誕生日を互いに祝いあってるお友だちを招いて。

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[本日のおしながき]
□おさかなクラッカー
□春菊と塩こぶのおひたし
□豚にらザーサイ卵とじ
□イベリコ豚のパテ(おみやげ)
□たらこクリームもち
□きりたんぽ鍋

「森永おっとっと」のバッタもんみたいなお酒のつまみを買って、食べてみたら中が空洞になってなくて、一瞬ひるんだ。
フォルムはいっしょなのに、食感がちがったので口にした瞬間頭がびっくりした。

さっとゆがいた春菊を、塩こぶとポン酢で和えて。春菊はうめえなぁ。
一時期より値段落ち着いてきた?

おもちで作ったカルボナーラがたいそう美味しかった&評判もすこぶるよかったので、ちょっと変化球。
しめじとえのきをバターで炒め、生クリームを加えてフツフツしてきたらたらこを加え、軽くゆでたお餅と合わせる。
なんとなく味の想像はついてたけど、濃厚クリーミー&たらこのツブツブした塩っけがなんともたまらん。

ひさしぶりに作ったきりたんぽ鍋。
醤油とみりんと鶏がらの甘辛いベースの鍋に、鶏、ごぼう、舞茸、白菜、焼き豆腐、せり、きりたんぽ。白滝入れるの忘れた。
なんかの漫画で読んで食べたくて、前に住んでた家の近くのスーパーにきりたんぽとスープが売ってたので作ってみたのがきっかけ。
ささがきにしたごぼうと、せりがまた美味いんだ。
遅れてきた食いしん坊のためにうどんで〆。ペロリ食べてくれてうれしい。


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ちょいちょい酒房に遊びに来てくれる友だちが、いつもPCから流してる音楽が物足りないということで、iPhone/iPodをさして音を出せる、コンパクトなスピーカーをプレゼントしてくれた。ずっと欲しかったのよね。
すっげえ嬉しい。


三十路も半ばすぎた独身の仲間たちで、ダラダラ呑みながら結婚観について話してたとき、うっかり「やっぱり結婚は勢いとタイミングだからねェ」としたり顔で発言してしまい、ひと呼吸おいたあとに「おめえがナニ言ってんだ」と集中砲火を浴びる。
顔真っ赤になったワ。

ふう。

 

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