ハマカワフミエがやってきた。
はい。
泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の刑事と、寺井義貴鑑識官が、それぞれのノリと勢いで料理をふるまったり酒を呑んだりするユニット「皿の上警察」。
12月8日に、第10回目になる捜査会議が開催されました。
今年の1月以来、11ヶ月ぶりに開催された記念すべき第10回目は、1日署長(ゲスト料理人)としてハマカワフミエ嬢をお招きいたしました。
所属事務所のプロフィールに「特技/マンガ飯再現」と書いてあるハマカワ嬢。
ゲストでお招きするにあたって「ハマカワに作ってほしいものとか、なにかリクエストあります?」と聞かれたので「そこはやっぱりマンガ飯を!」と即答でしたよ。
そして当日。
いつものように15時くらいに会場入りして仕込みをはじめ。
築地場外市場に仕入れに行ってからやってきたハマカワ嬢が作ったのは、
羽海野チカ『三月のライオン』第11巻より
「川本家の手巻き寿司」でした。
目にもたのしく、好みの手巻きをカスタマイズできて「あー、それとそれと組み合わせちゃう!?」とテーブルも盛り上がります。
ポテサラやミョウガをかじりながら、築地で仕入れてきた刺身をちびちびつまんで酒のアテにもなるし。最高。
その他のお品書きはこんなかんじでした。
[山崎刑事]
・サッパリ!ゆず大根
・明太子と炒りたまごのマカロニサラダ
・じっくり煮込んだチリビーンズ
・ソフィーのパン
・鶏肉と白菜の豆乳シチュー
・煮豚と春菊のサラダ
・じゃがいもとしらすの塩こぶチーズ焼き
・深夜の悦楽!悪魔のおにぎり
[泉刑事]
・イナダの洋風なめろう
・カブのイタリアンマリネ 柚子胡椒風味
・タコと春菊のサラダ風
・自家製ラー油でよだれ鶏
・豚肩ロースのロースト ハニージンジャーソース
・渡り蟹事件
・刑事の気まぐれハマグリ料理
おかげさまで盛況のなか第一部は終了。
0時をまわって、マホラ食堂の勤務を終えた内田刑事も駆けつけて、深夜の第二部がはじまりました。
第二部のおたのしみは、我々3人が愛情を込めて作った渾身の料理をハマカワ嬢に召し上がっていただき、いちばん「恋に落ちた」ひと皿を選んでいただく企画「ハマカワくどき飯」。
選ばれなかったら殉職、くらいのきもちで挑みましたよ。
以前、詩森ろばさんをゲストにお招きしたときは泉刑事が優勝。
互いにどんな料理を作るのかは全く告げず、厨房に立っているときも互いに牽制しあってピリついてましたよ。真剣勝負。
以下に、ハマカワ嬢が実食している姿の一部をどうぞご覧ください。
撮影してくれたのは、星秀美ちゃん。
トップバッターは内田龍刑事。
自家製いくら醤油漬けをたっぷり載せた、贅沢茶碗蒸し。
ぷるっぷるの蒸し立て熱々を召し上がれ。
二番手は泉光典刑事。
手作りのイカの塩辛と、自家製の食べるラー油を白めしに乗せて。
〆はお茶漬けにしてサラサラッといただきます。このマリアージュをご賞味ください。
三番手は山崎カズユキ刑事。
薬味たっぷり・すっきり系の鯵のなめろうと、自家製の昔ながらの塩辛い梅干し。
無水鍋で炊きあげた新潟県産コシヒカリを、おひつに入れて万全のコンディションでご提供。
とにかくこの短い動画からでもビンビン伝わるかと思いますが。
ハマカワ嬢がねえ、なんとも美味そうに食べるんすよ。
そして「いかに美味いか」を伝えることばのセンス。
マジで食レポ、お仕事にできるよ。いろいろ食べさせたくなるもの。
事前の打ち合わせのときに「肉よりも魚が好き」「野菜も好きだ」「酒呑み」というのをヒアリングしてはいたものの、かなりお互い似たようなカードを切ってきたな、という印象。
いくら醤油漬け・食べるラー油・梅干しとそれぞれ自家製の一品を添えてくるあたり。
そして運命のジャッジメント。
優勝は......
内田刑事の「いくらのせ茶碗蒸し」でした。
正直、小さなころから勝負事にはあまり興味がないというか「負けるが勝ち、よ」なんてうそぶきがちな私ですが、この写真見るとは完っ全に不服そうな顔してますね。
くやしいなー。
勝ちたかったなー。
でも、大変たのしかったです。
シビれました。
今年に入って、皿の上警察も内田刑事が自分のお店・マホラ食堂を経堂にオープンしたり。
娯楽百貨さんとタッグを組んで「噺ごはん」という落語家さんといっしょに開催する新企画をはじめたり。
いろいろあった2018年でしたけれど、ひさしぶりに開催する捜査会議はやっぱりいいですね。
これからも気まぐれで開催いたしますので、どうぞみなさま遊びにいらしてくださいませ。
そして、ゲストにお招きして本当によかったす。ハマカワフミエ嬢。
打ち合わせと宣材写真の撮影を兼ねて、マホラ食堂でダラダラ呑んだときから、ずーっとたのしかったな。
唯一の心残りがあるとしたら、寺井捜査官も満を辞してこのくどきメシ企画に参戦する、という話になったのですが。
直前に腕を骨折してしまうという不運にみまわれ、泣く泣く見送らざるを得なくなった、ということか。
完治したらいずれリベンジするっきゃないね。
というわけで、また来てねハマやん。
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はい。
泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の刑事と、寺井義貴鑑識官が、それぞれのノリと勢いで料理をふるまったり酒を呑んだりするユニット「皿の上警察」。
12月8日に、第10回目になる捜査会議が開催されました。
今年の1月以来、11ヶ月ぶりに開催された記念すべき第10回目は、1日署長(ゲスト料理人)としてハマカワフミエ嬢をお招きいたしました。
所属事務所のプロフィールに「特技/マンガ飯再現」と書いてあるハマカワ嬢。
ゲストでお招きするにあたって「ハマカワに作ってほしいものとか、なにかリクエストあります?」と聞かれたので「そこはやっぱりマンガ飯を!」と即答でしたよ。
そして当日。
いつものように15時くらいに会場入りして仕込みをはじめ。
築地場外市場に仕入れに行ってからやってきたハマカワ嬢が作ったのは、
羽海野チカ『三月のライオン』第11巻より
「川本家の手巻き寿司」でした。
目にもたのしく、好みの手巻きをカスタマイズできて「あー、それとそれと組み合わせちゃう!?」とテーブルも盛り上がります。
ポテサラやミョウガをかじりながら、築地で仕入れてきた刺身をちびちびつまんで酒のアテにもなるし。最高。
その他のお品書きはこんなかんじでした。
[山崎刑事]
・サッパリ!ゆず大根
・明太子と炒りたまごのマカロニサラダ
・じっくり煮込んだチリビーンズ
・ソフィーのパン
・鶏肉と白菜の豆乳シチュー
・煮豚と春菊のサラダ
・じゃがいもとしらすの塩こぶチーズ焼き
・深夜の悦楽!悪魔のおにぎり
[泉刑事]
・イナダの洋風なめろう
・カブのイタリアンマリネ 柚子胡椒風味
・タコと春菊のサラダ風
・自家製ラー油でよだれ鶏
・豚肩ロースのロースト ハニージンジャーソース
・渡り蟹事件
・刑事の気まぐれハマグリ料理
おかげさまで盛況のなか第一部は終了。
0時をまわって、マホラ食堂の勤務を終えた内田刑事も駆けつけて、深夜の第二部がはじまりました。
第二部のおたのしみは、我々3人が愛情を込めて作った渾身の料理をハマカワ嬢に召し上がっていただき、いちばん「恋に落ちた」ひと皿を選んでいただく企画「ハマカワくどき飯」。
選ばれなかったら殉職、くらいのきもちで挑みましたよ。
以前、詩森ろばさんをゲストにお招きしたときは泉刑事が優勝。
互いにどんな料理を作るのかは全く告げず、厨房に立っているときも互いに牽制しあってピリついてましたよ。真剣勝負。
以下に、ハマカワ嬢が実食している姿の一部をどうぞご覧ください。
撮影してくれたのは、星秀美ちゃん。
トップバッターは内田龍刑事。
自家製いくら醤油漬けをたっぷり載せた、贅沢茶碗蒸し。
ぷるっぷるの蒸し立て熱々を召し上がれ。
二番手は泉光典刑事。
手作りのイカの塩辛と、自家製の食べるラー油を白めしに乗せて。
〆はお茶漬けにしてサラサラッといただきます。このマリアージュをご賞味ください。
三番手は山崎カズユキ刑事。
薬味たっぷり・すっきり系の鯵のなめろうと、自家製の昔ながらの塩辛い梅干し。
無水鍋で炊きあげた新潟県産コシヒカリを、おひつに入れて万全のコンディションでご提供。
とにかくこの短い動画からでもビンビン伝わるかと思いますが。
ハマカワ嬢がねえ、なんとも美味そうに食べるんすよ。
そして「いかに美味いか」を伝えることばのセンス。
マジで食レポ、お仕事にできるよ。いろいろ食べさせたくなるもの。
事前の打ち合わせのときに「肉よりも魚が好き」「野菜も好きだ」「酒呑み」というのをヒアリングしてはいたものの、かなりお互い似たようなカードを切ってきたな、という印象。
いくら醤油漬け・食べるラー油・梅干しとそれぞれ自家製の一品を添えてくるあたり。
そして運命のジャッジメント。
優勝は......
内田刑事の「いくらのせ茶碗蒸し」でした。
正直、小さなころから勝負事にはあまり興味がないというか「負けるが勝ち、よ」なんてうそぶきがちな私ですが、この写真見るとは完っ全に不服そうな顔してますね。
くやしいなー。
勝ちたかったなー。
でも、大変たのしかったです。
シビれました。
今年に入って、皿の上警察も内田刑事が自分のお店・マホラ食堂を経堂にオープンしたり。
娯楽百貨さんとタッグを組んで「噺ごはん」という落語家さんといっしょに開催する新企画をはじめたり。
いろいろあった2018年でしたけれど、ひさしぶりに開催する捜査会議はやっぱりいいですね。
これからも気まぐれで開催いたしますので、どうぞみなさま遊びにいらしてくださいませ。
そして、ゲストにお招きして本当によかったす。ハマカワフミエ嬢。
打ち合わせと宣材写真の撮影を兼ねて、マホラ食堂でダラダラ呑んだときから、ずーっとたのしかったな。
唯一の心残りがあるとしたら、寺井捜査官も満を辞してこのくどきメシ企画に参戦する、という話になったのですが。
直前に腕を骨折してしまうという不運にみまわれ、泣く泣く見送らざるを得なくなった、ということか。
完治したらいずれリベンジするっきゃないね。
というわけで、また来てねハマやん。
演劇が、好きだ。
きもちの鮮度が落ちないうちに。
さよなら宇田川町『ライラック』おかげさまで大盛況のなか無事に終幕。
千穐楽のステージが終わったあとの打ち上げは、この3月いっぱいをもって閉店するという、スタジオすぐ近くの和民で朝まで呑みました。まさに「さよなら宇田川町」の打ち上げにもってこいの店。
そして衣装や差し入れなどがギッチギチに詰まったバックパック背負って6時ころの電車で帰ったんだけど、最寄りの駅を寝すごしては戻り、また寝すごして......と繰り返し、家に帰ってきたのが8時半すぎ。「千穐楽明けによくやるヤツだ、懐かしいな」とセンチなことも思ったりしたけど、考えたらBUDOKANの夜勤明けにもちょいちょいやってる。
さて。
今回の役どころは、『ホンマでっか!?TV』などのメディアにもタレント気取りで露出しちゃったりする、胡散臭くてキザな精神科医・広瀬慎次でした。「特定の記憶だけを消す」という、一種の催眠療法のような独自の治療法が話題になって著書もヒットしたけど、実は一回も成功したことがなかったことがバレてバッシングを受け、転落していくという。面白い人物だったなあ。スケベ医師。
台本に書かれてない裏の設定みたいなのをふくらませる作業が楽しかったし、るい乃ちゃん演じる患者・浜崎に、著書にサインを求められる場面の小道具として、あんどうくん役の安藤理樹くんに相談したら、最高のブックデザインをしてくれた。ISBNが公演期間の日付になってるという細かい仕掛けまで。お客さんには伝わらないこういう遊びごころ、スゲエ大好き。これ、ジュンク堂に平積みされてるワ。そしてのちにブックオフの100円コーナーにあふれるワ。
4つの部屋が舞台の9人の登場人物は、いずれも魅力的だけどなかなか一筋縄ではいかないキャラクターばかりで。それぞれ苦労したりもしていたけれど、ねばり強く緻密に会話を織り上げていく稽古と、お客さんの反応を受けて変質しつつ熟成していく本番が、実にしびれました。まあ、ずっと笑ってた日々。
そもそも劇場空間ではない事務所のスタジオを使っての舞台ということもあって、なかなか大変なこともありました。下のフロアのダンススタジオから伝わってくる騒音と戦いながらの本番だったり。舞台に立つようになって20年以上になるのだけど、今回はじめて暗転板付きでミスった。そりゃまあ凹みもしましたが、それだけ完璧な暗転空間を作った舞台監督の高木さん・粂川さんの手腕を讃えるべきだと思うんス。
あと冒頭の場面は演出の都合上、開演時間に間に合わなかったお客さまの入場をお断りしていたのですが。制作の塩田さんが入り口でお待ちいただいてるお客さまに「いま、外村さん演じる果穂が〜」と、チラシの写真を見せながら状況を説明してくれていた、と打ち上げの席で聞いて感激した。素敵すぎるぜ。
連日のアフターイベントには錚々たる顔ぶれのゲストの方たちに来ていただき、それぞれの読みとったものがたりを語っていただけたのが大変面白かったです。「そこそこ! よくぞお気づきで!!」という細かい仕掛けを拾ってくださったり。ビール片手に30分、ガッツリと。そもそもどう転ぶのかわからないような企画に、お忙しいなか時間を調整してご参加いただいて、本当に感謝してもしきれない。このご恩は必ずや、撮影や舞台の現場でお返しできたらと切に願います。
皿の上警察でもいっしょにイベントをやっている泉くんに「山ちゃんの劇スイッチ入ったところをはじめて見た」と言われた。たしかに、今回いつも以上に入ってたかも。劇スイッチ。引き出しの中身全部ひっくり返して、使えるものは全部使った。たぶん後にも先にもここまで体重乗っけた公演はないかもしれない、てくらい。しびれました。
開演前の楽屋で円陣組んで、「演劇が、好きだー!」とダサいコールをしてたんですよね。毎ステージ。MU『狂犬百景』のときにちょっと流行ったのを思い出して、はじめは冗談のつもりでやってたんですけど。だんだん慣れてくるもんで、最初の照れくささみたいなのがだんだん麻痺してきた。こわいね。でもやっぱりいま思うんすわ。
演劇が、好きだ。
ご来場いただいた皆さま。舞台を支えてくださったスタッフの皆さま。アフターイベントのゲストに来てくださった古澤さん・木村さん・喜安さん・瀧川さん・中野さん・筧さん。我々のわがままに応えて、いろんな角度からバックアップしてくれたECHOESの鈴木社長、信國マネージャー。『ライラック』というこの作品を紡いで、導いてくれた河西くん。頼もしく愛おしい共演者のりっくん・トムちゃん・郁ちゃん・きむらくん・るいのちゃん・ひかりちゃん。そしてプロデューサーとして企画を立ち上げ、ひっぱってくれた泉ちゃん・竹ちゃん。
おかげさまで、忘れ得ぬ作品になりました。ありがとうございました。
またいつか、あの物語のなかで会える日を心待ちにしています。
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煮込み前線2018
泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の刑事と寺井義貴鑑識が、思うさま料理をふるまい酒を呑むという、おもてなしユニット「皿の上警察」。
このたび、第9回目となる宴「捜査会議」が開催されました。もう、9回目になるのか。
今回のテーマは「煮込み」。諸々の事情で、今回は現場であまり仕込みの時間が取れなかったので、前日の金曜日から家でコトコト仕込んで会場入り。
ではさっそく、「捜査資料」という名の今回のお品書き。
[山崎刑事]・長芋わさび塩麹和え・鮭とゆで卵のポテトサラダ~カリカリ油揚げを添えて~・TERIYAKIチキン・ソフィーのパン・豚肉と高菜のうまうま炒め・山崎流フェイジョアーダ feat.マホラ食堂・(深夜の部限定)りんごのハニージンジャー白ワイン煮
[内田刑事]・牛スネ肉の赤ワイン煮込み・レンコンと白菜のレモンドレッシングサラダ・あん肝ポン酢ジュレの大根カナッペ・イワシのコンフィ入りコロッケ・スペインバル風チーズケーキ
[泉刑事]・ヤムウンセン・フレッシュトマトと大根の洋風おでん・塩豚ステーキ ブッタネスカソース・シャキシャキピーマンの挽肉のせ スパイスの香り・うま泉寿司・渡り蟹のスペシャルブイヤベース・(深夜の部限定)ブイヤベースリゾット
[寺井鑑識官]・寺井の焼きもち・(深夜の部限定)京王駅弁大会と同時開催の美味いもの大会で入手した ハタハタとのどぐろの一夜干しを 炙ってお召し上がりいただきます
山崎のメインメニューは、ブラジルの豆と肉を煮込んだ料理「フェイジョアーダ」を作りました。牛すじ肉と玉ねぎ、数種類の豆をひたすらコトコト煮込み、後からソーセージとベーコンを足すのですが、内田刑事がこの春オープン予定のお店「マホラ食堂」の、自慢の燻製マシンで作ったソーセージとベーコンを使って。シンプルな味付けなんだけど、うま味の濃厚な煮込みができました。ソフィーのパンにあう、あう。
毎回恒例となりつつある、泉が解体して内田がおろし、お手伝いの婦人警官たちがお寿司にするさまを山崎がニヤニヤ見守る「うま泉寿司」のコーナー。今回は立派なヒラマサをお寿司にしました。あと、会場ちかくの八百屋でアボカドがとても安かったので、アボカドツナマヨを作って軍艦巻きに。あのコーナー、すごく楽しい。
今回ひとつの目玉として、緑川巡査の大学時代の後輩のご実家で、屋久島で酒屋を営んでいる「荒木商店」さまから、お酒を差し入れでいただきまして。焼酎の「三岳」をはじめ、レアな焼酎6種類に屋久島サングリア・たんかん酒・ウイスキーなど、計10本。なかなか手に入らない三岳の原酒がたいへん美味しかった。届いた宅急便を荷ほどきしながら、「もし残ったら持って帰ろう」と思って箱をつぶさずにいたのだけど、第1部の早い時間にきれいさっぱりなくなってしまった。こちらの創業80年の荒木商店さん。お土産を扱ったり民宿もやっているとのことなので、屋久島に遊びに行かれたときにはぜひお立ち寄りください。行ってみたいな屋久島。
また、ほぼ毎回出席してくださるお客さまで、皿の上警察一同仲良くさせていただいている今野さんが、「今度は作り手で参加したい」とおっしゃってくれていたのですが、今回いよいよ満を持してのキッチン入り。無水鍋でじっくり作った豚バラ肉の煮込みと、酒飲みの胃袋に沁みる鶏のスープを作ってくださいました。そして深夜の部では、ごはんの上に高級コンビーフを載せて卵黄を落とし、燻製しょうゆをタラリとかけた、なんとも罪深いコンビーフ丼を数量限定で。これがマジで美味かったですよ。
お客さんが帰って後片づけをしたとき、未開封のコンビーフがひとつ置き土産で冷蔵庫から出てきまして。これを誰が持って帰るのかということでいい大人たちが大モメに。結果的に、買い出しや洗い物などいろいろ働いてくれた緑川巡査がじゃんけんで勝って持ち帰ることに。まぁ、いい結果だったんじゃない? と思いつつも、「そういや緑川、ごはんのお供選手権のときも、じゃんけんでウニひしお持って帰ったよな」「おいふざけんな緑川」「テメエおぼえとけよ」「いっそ荒木さんにプレゼントしろコノヤロウ」と、大変大人げない一幕が。
今回は「新年会きぶんでお集まりください」というのもあってか、過去最大人数の痺れる宴となりました。しかし。受付まわりをにこやかにきびきび仕切る緒方婦警、洗い物と盛り付けなど、陰ながらいちばん仕事をしているであろう裏のボス、西村婦警、最年少ながらフットワーク軽く、空気を読みつつ働く藤尾巡査。このお手伝いチーム3人が直前になって病欠するという事態で、かなりの戦力ダウンが懸念されたのですが。「全員野球で乗り切ろう」と、まるで野球を知らない山崎が言うもんだから微妙な空気になりつつも、みんな一丸となって楽しく乗り切りました。
料理作ってぱつんぱつんになりながら、「なんか、俺たちいいユニットだよなァ」とつぶやいちゃったよ。
次回の捜査会議は4月あたりを予定しております。みなさま、またぜひお待ちしています。
そして、我々皿の上警察と娯楽百貨さんがコラボレートして「あの噺のアレが食べてみたい!」という、落語×食事の宴『噺ごはん』という企画が進行中です。第1弾は3月の末ころに。またご案内させていただきますが、こちらもぜひどうぞよろしく。大変たのしみですよ。
では、また。ありがとうございました。
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夏だ!祭りだ!皿の上2017
こちら皿の上警察。
第7回目になる捜査会議が、このたび7月8日に開催されました。過去6回の会議議事録はこちらから。
今回は7月の開催ということで、「夏だ!祭りだ!皿の上2017」というコンセプトで、夏らしい冷たいメニューや屋台をイメージしたもの、はたまた汗が吹き出る辛い一品などをご用意しましょう、と。
「今回はどんなテーマにする?」ということはみんなで相談して決め、Facebookのイベントページを作って告知テキストを書くのはわたくしの担当なのですが、夏っぽさと警察コンセプトをどう紐づけるかなぁ、と思っていたときに
「捜査!僕ら今 はしゃぎすぎてる夏の子供さ」
という「サマーヌード」のフレーズを思いついたときはヨッシャと震えましたね。まぁ、結果的にはスベってましたけどね。
まあ。そんなことはさておき。
いつもどおり13時くらいから集まって準備を開始。7回目ともなるとみんな慣れてきて、会場の設営や仕込みの段取りもかなりスムーズになってきました。
わたくし、この2月に引っ越した自宅がIHになりまして。最初はなかなか抵抗があったものの、だんだん慣れてきたところなのですが、会場のキッチンでひさしぶりにガステーブルでフライパンを振っては「やっぱりガスはいいよなぁ」とか言ってたら、腰にぶら下げてた手ぬぐいに引火してアワワアワワとなる事件が発生。大ごとにならずよかったのですけど。
18時くらいからお客さまがぼちぼち集まりはじめる。今回は夏っぽい気分を盛り上げるべく、アロハシャツや浴衣をドレスコードとさせてもらったので、お手伝いの婦人警官たちやお客さんのなかにも何人か浴衣姿が。かくいう私もひさびさにひっぱりだして浴衣着てみました。女子の浴衣はいいなぁ、としみじみ。
今回のお品書きはこんな感じでした。[山崎刑事]・ヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)・ちくわとピーナッツの屋台風ソース炒め・豚冷しゃぶと水菜のサラダ・辛くてシビれる麻婆豆腐・塩豚のローストポーク~マッシュポテトを添えて~・夏だぜ!カオマンガイ~鶏スープで炊いたごはんに蒸し鶏とキュウリを添えて~
[内田刑事]・自家製さつま揚げ~さっぱりおろしポン酢~・イシガキダイの燻製カルパッチョ・自作マシンでいぶした燻製おつまみ2種 スモークチーズ/スモークナッツ・ダッチオーブンで作る夏野菜たっぷりラタトゥイユ・自家製ベーコンのゴーヤチャンプルー・きゅうりのピリ辛肉味噌のせ
[泉刑事]・祭り気分で買ったジャンボマッシュルーム~カルボナーラソースで~・国産レバーの赤ワインマリネ・金目鯛のバターソテー 刑事の特製ソース・京男が焼いた万願寺~コリアンサマーソースで~・伊豆大島のアカハタと三浦のメジナのレッドホットアクアパッツァ・世界で一番熱い夏のワイルドステーキ・天然ブリ解体ショー
[寺井鑑識官]・ミニミニ実演コーナーで焼き上げる!旬のとうもろこしとシャウエッセン
内田刑事は自宅に作った燻製マシーンで仕込んできた食材を使ったり、泉刑事も釣ってきた魚をふんだんに取り込み、寺井鑑識官もドキドキシャウエッセンのコーナーをさらに進化させたり、頼もしいかぎり。
そして今回のいちばんの目玉は、泉刑事による天然ブリの解体ショー。60cmオーバーの立派なブリを、お客さんの目の前で手際よくさばいていきます。すっかり写真撮りそびれちゃったな、と思っていたら、お客さんが動画に撮って送ってくださったので、その模様をどうぞご覧ください。あらためて見たら、盛り上がってるなぁ。みんなウェイウェイ言ってる。
このイベントを始めたばかりのころは、作り手の3人もお手伝いスタッフも余裕がなくてぱっつんぱっつんになってしまい、他のメンバーが作った料理を食べたりお客さんと話したりする余裕があまりなかったのですけど、今ではすっかり力の抜きどころがわかってきて、料理も会話も楽しめるようになってきました。あらためて、楽しいイベントだよ。
捜査会議にご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
次回は10月、秋の味覚を堪能する捜査会議にする予定。秋鮭ときのことか。栗ごはんとか。秋刀魚や梨とかも外せないでしょ。食欲の秋に真正面から向き合いますよ。
また「あの役者さん、なかなかの手練れなのでゲスト料理人で呼んだら面白いんじゃないか」というタレコミ情報も募っています。
それでは、また皿の上で。おたのしみに!!
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Calender
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