再会のカウンター


梅雨入りしたってホントですか?

BUDOKANで働くようになってから、天気予報に敏感になった。はんぶん屋外みたいな、開放的なつくりのお店なので。
しかしこの2月からはじめて20回をすぎたのだけど、幸いまだ1回しか雨に降られた日がないのですね。
ありがてえこってす。


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[今夜のおつまみ]
蒸し鶏ときゅうりの辣油和え。
酒蒸ししてほぐした鶏むね肉を、たたききゅうり、ねぎ、おろし生姜、搾菜、香菜といっしょに混ぜて、オイスターソース・醤油・ナンプラー・お酢と辣油で味つけ。
先日手に入れた池袋「楊」の魔の辣油。これで味がビシッと決まるのね。
自分で思い出しながらレシピ書いてるだけでよだれが出てくる。

これを素麺のうえにのっけて、めんつゆかけて食べるとまたたまらねえのですよ。香菜、もりもりで。


今日はいろんな人が来てくれまして。昔の職場の同僚とか、西荻窪の行きつけのお店の常連さんとか、下北沢のナゾの美人とか。

20歳くらいのころにロンドンに短期留学していた先で仲よくなった友だちが来てくれて非常にうれしい。
Twitterで流れてくることばから、互いの近況はうっすら知っていたけれど、実際に会うのは7~8年ぶりくらい。
ちょっと酒でも呑みたいな、と思っていたときに「今夜BUDOKANに入ってます」というツイートを見て、フラッと来てくれたとのこと。つぶやいてみるもんだね。
カウンター席にひとり座り、となりになった別の友だちと気がついたらいっしょに話してもりあがっているさまを見るのはとても嬉しい。
はじめて会ったのは大学2年の夏休みのころだったよ。いろんな国から集まったクラスメイトのなか、同い年ということで距離が縮まり、日本に帰ってきてもときどき遊んだりしていた。
アトランタ五輪のサッカーで、日本がブラジルに勝って大騒ぎしていたのをよく憶えてるもの。
いまでは大学で教鞭をとっているとのこと。はー。


あと「どこそこの○○が美味しい」情報をいろいろ仕入れた夜でもありました。
新宿御苑前「トンキン」の担々麺、神楽坂「蕎楽亭」のお蕎麦、行ってみないと。


楽しい人たちと美味しい情報が集まる、下北沢BUDOKAN
みなさんも是非おいでませ。

呑もうぜ!


  

カリフラワーと魔の辣油


ここ最近ちょこちょこ仕事のほうが忙しかったり、「あまちゃん」観るのと「ミスター味っ子」読むのに忙しかったりで、3日前くらいのを更新する日々だったのだが、ようやっと昨日のところまで追いついた。
やっぱり、思い出し思い出しだとどうしても鮮度落ちるものな。
なるたけためこまないようにしたいものですね。


夜、酒房山にょ。
はじめて来る人が3人と、二度目の人が4人というなかなかフレッシュな回。

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[ほんじつのお品書き]
□枝豆
□ブラックペッパーのクラッカー(おみやげ)
□肉巻アボカド
□カリフラワーときゅうりのバーニャカウダ
□鰹たたきと新たまねぎとトマトの酢てきサラダ
□水餃子

枝豆の季節が来ましたナ。無水鍋で蒸すので、うまみが逃げずにギュッとして味が濃いのです。

プロフィールに「特技はアボカドの鑑定」なんて書いているのですけど、今日はちゃんと吟味する前に色つやとサイズで「コレ大丈夫だろ」と思い、あまり吟味せずに買ったらまだ若かった。
火を入れるメニューだったので、わりと美味しく食べられたものの、皮を剥くのになかなか苦労した。
自分の目を過信するのはイカンですね。

お客さまが「これ使って何か作って」と、カリフラワーを持ってきてくれたので、ざくざく切って蒸して、きゅうりといっしょに、前に友だちからいただいたバーニャカウダソースをかけて食べる。
カリフラワー、うまいね。
あまり自分で買ったりしない食材だけど、こういうの楽しい。
残ったソースをパンでぬぐって食べたいところだったけど、今日はパンはなし。

こないだ平野レミ先生のTwitterで読んだレシピを参考にして作ってみたよ。
旬のかつおと新玉ねぎは安いし、パワーあるし、旨み全開!刺身用かつお、新玉、トマトをポン酢で和えてオリーブ油をタララララ~。焼のりバリバリちぎってパラパラする。ほら「酢てきサラダ」のでき上がり~っ!!シソを入れてもおいシソうでしょ!
間違いないね。酢てき!

このあいだ池袋の汁なし担々麺の名店「楊」に行ったとき、卓上においてある辣油がめっぽう美味かったので「これ持ち帰り用にありませんか?」と聞いたら、ビニール袋に詰めて売ってくれた。
「餃子の満洲」の冷凍餃子をゆでて、熱々のところにパクチーをモリモリ盛って、辣油をかけていただきます。
たまんねェな。
あの辣油、麻薬だぜ。


最近バーで働くようになってから、練習がてらメジャーカップとバースプーンを使ってハイボールを作るようになったんだけど、やっぱりちゃんと作ると俄然美味しいですわナ。
職種もバラバラ、接点もない人たち同士だったので、共通の話題とかなんだろうと思ったんだけど、なんだかやたらと盛り上がった今宵の宴。
ばか話でヤンヤヤンヤもしたけれど、ちょっと真面目な話なんかもしたり。

はー、たのしかった。
みんな、おいでませ。
「これ使ってなんか作って」というリクエストにも応じますゆえ。

 

「て」


水曜日。
最近よくお芝居観に行ってるね、山ちゃん。


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ハイバイ10周年記念ツアー『て』@東京芸術劇場を観に行く。


東京であって東京でない多摩地区代表ハイバイがお送りする、多摩地区のある一家の、祖母の痴呆と共に始まった家族の再生チャレンジの話。家族ってとっくに家族じゃないけど、どうやっても、家族。
(初演時のコメントより)


2008年の初演から、キャストをかえながら上演をかさねてきたハイバイの代表作。
昨年の10月に『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を観たときにも思ったのだけれど、実体験をえぐってドスンとしたものを描いているのに、軸のずらし方がなんとも絶妙なので、ジワジワジワと心に残る。
重いけど、軽やか。

家族、なんだよ、なぁ。
血、なんだよなぁ。
たまに実家に帰ったときに思ういろいろを思い、ズンと響いた。


そしてシンプルながら、こっち側とあっち側の両方の視点と、ゆがんでいく空気感を効果的に見せる舞台装置がまたなんともすばらしい。
すごいな。

ハイバイ、次は岩松さんの『月光のつつしみ』をやるのか!
たのしみすぎるな!

 

ヒノダン

火曜日。

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殺陣の師匠、森貞さんが出演するTEAM発砲・B・ZIN復活公演『ヒノダン』@本多劇場を観に行ってまいりました。


劇団解散から、6年ぶりの復活になるというTEAM発砲・B・ZIN。
伝説と言われていた劇団ですよ。
そりゃ、観るしかないでしょ。

客入れからの、開演を待つお客さんの手拍子が鳴り響く。すごかったな、あの客席の一体感。

「ヒノダン」は、緋色の旗の元に集ったかつての同胞が、再び巡り会うお話。

ド直球のエンターテイメントでありましたよ。
ひさしぶりに集まった仲間たちが、照れたり気負ったりすることなくまっすぐに熱くなっているその姿が、なんつうか、太い。
なるほど、緋色=ヒーロー、か。

みなさんひとりひとりのキャラクターが立体的で魅力的。師匠の森貞さんは、酒呑めば呑むほど強くなる酔拳のマスター。キレッキレだったな。

やあ、楽しかった。
劇団て、いいね。

動物電気は20周年。
どっちも観にいかないと。

 

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