オモシロクナ〜ル
MU『狂犬百景』いよいよ初日が開けました。
劇場入りしたら、楽屋のホワイトボードに劇場の森元さん・森川さんからのこんなメッセージが書いてあってグッとくる。また達筆だねコレ。こういう細やかなところまでの心くばりが本当に素敵だなと思うんですよ。劇場近くのいろんなお店のオススメ情報が舞台裏の廊下に貼ってあったり。ここの劇場でまた公演やりたいな、と強く思うのです。
毎回恒例、実家の「おいしいパンの店ソフィー」から差し入れのパンが段ボールにギッシリ届いた。以前『少年は銃を抱く』のときにも食べた人は「これ!このクランベリーの美味しかったやつ!」とおぼえていたようで。とりわけ大塚尚吾さんのテンションの上がり方がすごくて、パンコーナーに来る人来る人に「どれ?どれにするの?」といちいち訊いてておもしろかったです。あんな尚吾にいさんはじめて見たよ......。
今日は14時からゲネプロをやって、19時から初日。そして終演後はお客さんも交えてロビーで乾杯と、ノンストップで駆け抜けた感じの1日でありました。本番前のあらぶるきもちをコントロールするおくすり「オモシロクナ〜ル」を服用して乗りきった。
おかげさまで初日は満席。かなり客席の温度が伝わりやすい舞台になっていたので、最初舞台に出たとき体感した"圧"がすごかった。ロビー乾杯の挨拶をしたときのアユム氏がハフハフしてて、みんなビール片手に今か今かと待ってるのに「明日の入り時間なんだけど......」と言いそうになるので「いやいやいやいや」「それあとでいいでしょ」と総ツッコミがきたり。大変おもしろかった。
8月末にプレ稽古みたいな感じで集まってから、この1ヶ月以上ずっと稽古を積み重ねてきた作品は、実際のお客さんの生の反応を受けてようやく完成するのだな、ということをあらためてしみじみ思います。あ、ここで笑いが起きるんだ、とか。あと9ステージ、ここからまた作品がさらに深まっていくのだな。
共演者のシムくんがTwitterで
見に来てほしいというよりは、共有したいんだなこの作品を
と言っていたのですが、本当そんな作品に仕上がっております。
ありがたいことに明日2日目のステージは満席らしいのですが、月曜の休演日をはさんだ残りのステージはまだどこもご用意できます。いつでもご連絡ください。
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MU『狂犬百景』いよいよ初日が開けました。

劇場入りしたら、楽屋のホワイトボードに劇場の森元さん・森川さんからのこんなメッセージが書いてあってグッとくる。また達筆だねコレ。
こういう細やかなところまでの心くばりが本当に素敵だなと思うんですよ。
劇場近くのいろんなお店のオススメ情報が舞台裏の廊下に貼ってあったり。ここの劇場でまた公演やりたいな、と強く思うのです。

毎回恒例、実家の「おいしいパンの店ソフィー」から差し入れのパンが段ボールにギッシリ届いた。
以前『少年は銃を抱く』のときにも食べた人は「これ!このクランベリーの美味しかったやつ!」とおぼえていたようで。
とりわけ大塚尚吾さんのテンションの上がり方がすごくて、パンコーナーに来る人来る人に「どれ?どれにするの?」といちいち訊いてておもしろかったです。あんな尚吾にいさんはじめて見たよ......。

今日は14時からゲネプロをやって、19時から初日。そして終演後はお客さんも交えてロビーで乾杯と、ノンストップで駆け抜けた感じの1日でありました。
本番前のあらぶるきもちをコントロールするおくすり「オモシロクナ〜ル」を服用して乗りきった。
おかげさまで初日は満席。かなり客席の温度が伝わりやすい舞台になっていたので、最初舞台に出たとき体感した"圧"がすごかった。
ロビー乾杯の挨拶をしたときのアユム氏がハフハフしてて、みんなビール片手に今か今かと待ってるのに「明日の入り時間なんだけど......」と言いそうになるので「いやいやいやいや」「それあとでいいでしょ」と総ツッコミがきたり。大変おもしろかった。
8月末にプレ稽古みたいな感じで集まってから、この1ヶ月以上ずっと稽古を積み重ねてきた作品は、実際のお客さんの生の反応を受けてようやく完成するのだな、ということをあらためてしみじみ思います。
あ、ここで笑いが起きるんだ、とか。
あと9ステージ、ここからまた作品がさらに深まっていくのだな。
共演者のシムくんがTwitterで
見に来てほしいというよりは、共有したいんだなこの作品を
と言っていたのですが、本当そんな作品に仕上がっております。
ありがたいことに明日2日目のステージは満席らしいのですが、月曜の休演日をはさんだ残りのステージはまだどこもご用意できます。
いつでもご連絡ください。
こちら皿の上警察〜合同捜査だヨ!全員集合〜
泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の俳優が、「事件は皿の上で起こってる」というコンセプトのもとに、気まぐれでごはんをふるまい、気ままに酒を呑んだりするユニットです。
という「皿の上警察」。

我々3人のほかにゲスト料理人をお招きしての「合同捜査会議」にしようということに話がまとまり、何人か候補にあがったなかでいちばん最初に名前が出たのが、栄養士の資格を持っている女優さんの佐藤みゆきちゃんでした。コンセプトとしては「皿の上警察に、女優さんが一日署長でやって来た」というのがいいんじゃない?などと言いながら。
実際彼女の作るお料理を食べたことはみんななかったのですが、お話してみたら快諾していただき、何回か打ち合わせを進めて準備してきました。
会場になる都内某所の隠れ家マンション的なスペースで、下見も兼ねて献立会議をしたのだけど、ちょうどその日は空いていたので「キッチン使ってもいいよ」とオーナーさんが言ってくださったので、スーパーにお酒と食材を買いに行って、パパッとつまみを作っての宴会がはじまりました。あのときのみんなのキビキビっぷりが本当に面白かったです。
そして各々が数日前から仕込みをすすめ、当日朝10時に搬入して会議はスタート。みんななかなかの大荷物なのでひと苦労。しかし、ワクワクしますね。
今回はお品書きをみなさんに配れるようにしようということで、スケッチブックに手書きでそれぞれか書いたものを、ITに強い寺井捜査員が「捜査資料」という形でpdfにしてプリントしてくれました。
そんな今回のラインナップはこんな感じでした。


[山崎刑事]・アボカドなめ茸梅肉和え・鳥皮とアスパラガスのポテトサラダ・鮭とわさびのたまごサラダ feat. ソフィーのパン・クリーミー豚キムチ(昼の部)・ラム肉のクミン炒め(夜の部)・みょうがまぜごはん
[内田刑事]・夏野菜とベーコンの和風ゼリー寄せ・豚肉のワイン煮 with トリュフ塩・アカハタのエスニック風酒蒸し・濃厚卵黄ソースで食べる焼き野菜
[泉刑事]・ブラウンマッシュルームとシーフードのトマトスープカレー・三浦半島で釣ってきたワカシと夏野菜のエスカベッシュ・ブレンドスパイスでマリネしたやみつきチキン・ローストポーク 刑事のきまぐれソース・水なすのカルパッチョ(夜の部)
[佐藤一日署長]・薬味まみれのきゅうりさん(昼の部)・焼きナス あまみそだれ/しょうがおろしと大根つゆ(昼の部)・人の炊いた米ドロボウのシソの漬物(昼の部)・絹さやと春菊を食べさせたい白和え(昼の部)
・山にょデカの実家のパンの上をとりしまるイチから作ったアンチョビのせたクロスティーニ(夜の部)・とれたてインゲンのゴマ和え(夜の部)・新ジャガ 北あかりのスパニッシュオムレツ(夜の部)・そのまま召し上がれ♡モロキュウ(夜の部)
・シメのおそうめん ねばとろの出汁/山形だしの出汁・すっぱくて元気の出るシソジュース
・油揚げに大根おろしをのせて(夜の部)・おぼろ豆腐のしょうがあんかけ(夜の部)・春菊のサラダ(夜の部)
こうやってあらためてふりかえってみると、相当いろいろ出しましたね。「これ食べそびれたワ......」というのもいくつかあるな。
佐藤署長はご実家の福島から大量に届いたお野菜をふんだんに使って。泉刑事はちょっと目を離すとすぐお洒落になりがちな。内田刑事は得意の魚料理と夏らしいラインナップで。山崎刑事は毎週のBUDOKANで好評だった酒のアテのなかから好評だったものを中心に。
泉刑事が家で仕込んできたワカシを忘れ、佐藤署長も文字通り手塩にかけたアンチョビを忘れ、慌てて昼の部の始まる前に取りに戻ったり、山崎刑事も急な用事が入ってしまったためにしばし中抜けしたり、とまあまあドタバタもしたりもしたのですが、わりとゆったりお食事を楽しんでいただけた昼の部。
そして当日飛び込みのお客さまでどんどんふくらんだ夜の部。なかなかなカオス空間になっていきました。出したそばからなくなっていく料理。みなさんの気持ちいい食いっぷりに、作るこちらもテンション上がるってもんですね。個人的にはクリーミー豚キムチ出したときに、なかなか舌の肥えているであろうお客さまから「これ作ったの誰ですか?すごい美味しい!」と感想をいただいたのが非常にうれしかったす。
基本的には大皿をゴンゴンと並べていくスタイルだったのですが、佐藤署長がわざわざ家まで取りに戻ったアンチョビを使ったクロスティーニは、「7kgのイワシを丁寧にさばいて、3ヶ月熟成させた自家製のアンチョビを、わたくし山崎の実家のバケットといっしょに合わせました」とテーブルごとに説明をしながらお配りするスタイル。そりゃもう、みんないい反応ですよ。あれ、美味かったなぁ。
そして、今回非常によかったのは、実はお皿なんす。もともと会場にあるお皿の枚数が少ないのと、素っ気ないものばかりなので、ちょっといいのがあるといいなぁと思っていたところ、佐藤署長がお友だちから大皿を何枚も借りてきてくれまして。前に酒房山如ッチをやったときにも常連さんたちからお借りしたのですが、やっぱりお皿って大事だなとしみじみ思うのです。今度ボロ市とかで大皿探してみようかな。
たいへん盛り上がった宴は23時くらいでいったんお開きに。いつもは終電前くらいで慌てて撤収していたのですが、会場に朝までいても大丈夫ということだったので、残ったお酒とおつまみを片づけつつ、何人かスタッフと呑みたりないお客さんもいっしょに、朝までダラダラと打ち上げたのでした。ウッドデッキから見た朝焼けのなんとも美しかったことよ。ご褒美のプレシャスタイムでした。内田刑事・泉刑事は寝落ちちゃってたけどね。
はあ。鬼たのしかったな。
佐藤署長がFacebookのほうでこんなこと言ってました。
みなさま、本当に幸せな時間をありがとうございました!こんなに美味しいって言っていただけたの、人生で初めてだよ!
給食の先生時代もおいし〜!って言ってもらっていましだが、大人にこんなに言っていただけたら、今すぐ死んでもいいなかぁと思ったほどでした。
美味しいものをみんなで共有できる喜びったらないですね。まだまだ食べたいものがいっぱいあるので死なないけど。しかし、ここ2週間くらいの準備段階でいろいろバタバタしたのと、当日があまりにも楽しかったので、反動でいまかなりボンヤリしています。ひとつ公演が終わったときと同じ感覚。
思いだしてみると濃厚すぎて、ずいぶんまとまりのない長いレポートになってしまいました。
最後に。ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。いろいろ心配りが行き届かなかったところも多々あったかと思いますが、また反省点として次回以降に活かせたらと。
いろいろご協力いただいたみなさま。そして八面六臂の大活躍っぷりだった佐藤みゆきちゃん。またぜひよろしくお願いいたします。
次の捜査会議をお楽しみに。お待ちしております!!!
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泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の俳優が、「事件は皿の上で起こってる」というコンセプトのもとに、気まぐれでごはんをふるまい、気ままに酒を呑んだりするユニットです。
という「皿の上警察」。

我々3人のほかにゲスト料理人をお招きしての「合同捜査会議」にしようということに話がまとまり、何人か候補にあがったなかでいちばん最初に名前が出たのが、栄養士の資格を持っている女優さんの佐藤みゆきちゃんでした。
コンセプトとしては「皿の上警察に、女優さんが一日署長でやって来た」というのがいいんじゃない?などと言いながら。

実際彼女の作るお料理を食べたことはみんななかったのですが、お話してみたら快諾していただき、何回か打ち合わせを進めて準備してきました。
会場になる都内某所の隠れ家マンション的なスペースで、下見も兼ねて献立会議をしたのだけど、ちょうどその日は空いていたので「キッチン使ってもいいよ」とオーナーさんが言ってくださったので、スーパーにお酒と食材を買いに行って、パパッとつまみを作っての宴会がはじまりました。
あのときのみんなのキビキビっぷりが本当に面白かったです。
そして各々が数日前から仕込みをすすめ、当日朝10時に搬入して会議はスタート。
みんななかなかの大荷物なのでひと苦労。
しかし、ワクワクしますね。
今回はお品書きをみなさんに配れるようにしようということで、スケッチブックに手書きでそれぞれか書いたものを、ITに強い寺井捜査員が「捜査資料」という形でpdfにしてプリントしてくれました。
そんな今回のラインナップはこんな感じでした。



[山崎刑事]
・アボカドなめ茸梅肉和え
・鳥皮とアスパラガスのポテトサラダ
・鮭とわさびのたまごサラダ feat. ソフィーのパン
・クリーミー豚キムチ(昼の部)
・ラム肉のクミン炒め(夜の部)
・みょうがまぜごはん
[内田刑事]
・夏野菜とベーコンの和風ゼリー寄せ
・豚肉のワイン煮 with トリュフ塩
・アカハタのエスニック風酒蒸し
・濃厚卵黄ソースで食べる焼き野菜
[泉刑事]
・ブラウンマッシュルームとシーフードのトマトスープカレー
・三浦半島で釣ってきたワカシと夏野菜のエスカベッシュ
・ブレンドスパイスでマリネしたやみつきチキン
・ローストポーク 刑事のきまぐれソース
・水なすのカルパッチョ(夜の部)
[佐藤一日署長]
・薬味まみれのきゅうりさん(昼の部)
・焼きナス あまみそだれ/しょうがおろしと大根つゆ(昼の部)
・人の炊いた米ドロボウのシソの漬物(昼の部)
・絹さやと春菊を食べさせたい白和え(昼の部)
・山にょデカの実家のパンの上をとりしまるイチから作ったアンチョビのせたクロスティーニ(夜の部)
・とれたてインゲンのゴマ和え(夜の部)
・新ジャガ 北あかりのスパニッシュオムレツ(夜の部)
・そのまま召し上がれ♡モロキュウ(夜の部)
・シメのおそうめん ねばとろの出汁/山形だしの出汁
・すっぱくて元気の出るシソジュース
・油揚げに大根おろしをのせて(夜の部)
・おぼろ豆腐のしょうがあんかけ(夜の部)
・春菊のサラダ(夜の部)
こうやってあらためてふりかえってみると、相当いろいろ出しましたね。
「これ食べそびれたワ......」というのもいくつかあるな。
佐藤署長はご実家の福島から大量に届いたお野菜をふんだんに使って。
泉刑事はちょっと目を離すとすぐお洒落になりがちな。
内田刑事は得意の魚料理と夏らしいラインナップで。
山崎刑事は毎週のBUDOKANで好評だった酒のアテのなかから好評だったものを中心に。

泉刑事が家で仕込んできたワカシを忘れ、佐藤署長も文字通り手塩にかけたアンチョビを忘れ、慌てて昼の部の始まる前に取りに戻ったり、山崎刑事も急な用事が入ってしまったためにしばし中抜けしたり、とまあまあドタバタもしたりもしたのですが、わりとゆったりお食事を楽しんでいただけた昼の部。
そして当日飛び込みのお客さまでどんどんふくらんだ夜の部。
なかなかなカオス空間になっていきました。
出したそばからなくなっていく料理。みなさんの気持ちいい食いっぷりに、作るこちらもテンション上がるってもんですね。
個人的にはクリーミー豚キムチ出したときに、なかなか舌の肥えているであろうお客さまから「これ作ったの誰ですか?すごい美味しい!」と感想をいただいたのが非常にうれしかったす。
基本的には大皿をゴンゴンと並べていくスタイルだったのですが、佐藤署長がわざわざ家まで取りに戻ったアンチョビを使ったクロスティーニは、「7kgのイワシを丁寧にさばいて、3ヶ月熟成させた自家製のアンチョビを、わたくし山崎の実家のバケットといっしょに合わせました」とテーブルごとに説明をしながらお配りするスタイル。
そりゃもう、みんないい反応ですよ。
あれ、美味かったなぁ。
そして、今回非常によかったのは、実はお皿なんす。
もともと会場にあるお皿の枚数が少ないのと、素っ気ないものばかりなので、ちょっといいのがあるといいなぁと思っていたところ、佐藤署長がお友だちから大皿を何枚も借りてきてくれまして。
前に酒房山如ッチをやったときにも常連さんたちからお借りしたのですが、やっぱりお皿って大事だなとしみじみ思うのです。
今度ボロ市とかで大皿探してみようかな。

たいへん盛り上がった宴は23時くらいでいったんお開きに。
いつもは終電前くらいで慌てて撤収していたのですが、会場に朝までいても大丈夫ということだったので、残ったお酒とおつまみを片づけつつ、何人かスタッフと呑みたりないお客さんもいっしょに、朝までダラダラと打ち上げたのでした。
ウッドデッキから見た朝焼けのなんとも美しかったことよ。ご褒美のプレシャスタイムでした。
内田刑事・泉刑事は寝落ちちゃってたけどね。

はあ。
鬼たのしかったな。
佐藤署長がFacebookのほうでこんなこと言ってました。
みなさま、本当に幸せな時間をありがとうございました!こんなに美味しいって言っていただけたの、人生で初めてだよ!給食の先生時代もおいし〜!って言ってもらっていましだが、大人にこんなに言っていただけたら、今すぐ死んでもいいなかぁと思ったほどでした。
美味しいものをみんなで共有できる喜びったらないですね。
まだまだ食べたいものがいっぱいあるので死なないけど。
しかし、ここ2週間くらいの準備段階でいろいろバタバタしたのと、当日があまりにも楽しかったので、反動でいまかなりボンヤリしています。
ひとつ公演が終わったときと同じ感覚。
思いだしてみると濃厚すぎて、ずいぶんまとまりのない長いレポートになってしまいました。
最後に。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
いろいろ心配りが行き届かなかったところも多々あったかと思いますが、また反省点として次回以降に活かせたらと。
いろいろご協力いただいたみなさま。
そして八面六臂の大活躍っぷりだった佐藤みゆきちゃん。
またぜひよろしくお願いいたします。
次の捜査会議をお楽しみに。
お待ちしております!!!
酒房山如ッチ vol.02
ひさしぶりの日記更新。
こちら皿の上警察以来の更新で、また食べ物イベントのことなので、もはや何のブログだか、何者なんだかよくわかりませんね。ええと、料理好きの俳優です。

カレー賢者の集いやお取り寄せの会、お花見など、常連さんたちが集まってちょくちょく楽しいイベントをやっているなじみのお店、西荻スイッチをお借りして、わたくし山にょが料理をふるまう会を開催いたしました。3年前にも一度開いたこの宴、名づけて「酒房山如ッチ」。
この日のために、同じく常連のお友だちのしんちゃんがとても素敵なフライヤーを作ってくれました。これ、いいなぁ。この前かけ、作りたい。
おなじみの西荻窪界隈の常連さんたちに加え、下北沢界隈のお友だちを何人かお招き。気がついてみたら30人弱くらいになりそうだということで、これはちょっと気合いを入れてやらないとなァ、と2日前くらいから本格的に準備をはじめる。
ギリッギリまでいろいろ仕込みつつ、作ったものをジップロックに詰め込み、相当な大荷物になったのでタクシーで会場まで向かう。もうジップロックの株主になりたいくらい、各種サイズのコンテナとバッグが大活躍です。
前回もそうだったけど、カウンターに大皿でつまみがゴンゴン並んでいるイメージをやりたかったので、みなさんに協力してもらってお皿を集め、盛りつけていき、みなさんのご来店を待ちます。
そして13時くらいからユルユルとスタート。おかげさまで天気にも恵まれて、みんなでギュウギュウになりながらもヤンヤヤンヤ言いながら食べ、呑み、語る。
では、つまみのラインナップを簡単に紹介。


[おしながき]□水菜と柿ピーのサラダ(01) ごまドレッシングでいただく水菜サラダ。 粗めにくだいた柿ピーがいいアクセントになっております。
□アボカドとクリームチーズと塩こぶディップ(02) アボカド、トマト、クリームチーズ、塩こぶを混ぜて。 ねっとり濃厚、和風ワカモレみたいな感じですかね。
□鮭とゆで卵のディップ(03) ゆで卵をつぶして、鮭フレーク・みじん切りのピクルス・マヨネーズ・刻みわさびと混ぜて。パンと合わせていただきます。 これ、タルタルソースにしてフライとかと合わせて食べたい。
□夢遊病きのこマリネ(04) 昨日、仕込みの手を中断して結婚パーティーに参列し、まあまあお酒をいただいてゴキゲンになりながら帰宅。 でも寝る前にきのこのマリネを仕込んでおかなくちゃな、と思って包丁をにぎったところまではおぼえているのだけど、気がついたら寝落ちしてた。 明け方に目がさめ「鍋を火にかけっぱなしだ!」と飛び起きたのですが、火はちゃんと消えていて、安心してまた布団にもぐり。 朝起きて、おそるおそる味見をしてみたら、ちゃんと美味しくできている。 多少味を整えたけど、ほぼそのままで大丈夫でした。 なんだろう、親切なこびとのしわざかな、と思いたいくらい。すこぶる好評だったのだけど、正直あの味を再現できる気がしない。
□パセリのポテトサラダ(05) みじん切りのパセリをどっさりと、ツナ、水切りヨーグルトで作ったポテトサラダ。シンプルながら間違いのない味。 他のつまみとの相性もよろしいですね。
□インド風とイタリア風しっとりチキン(06/07) ヨーグルトとカレー粉で下味をつけたタンドリーチキン風と、トマトとバジルでイタリアン風にした2種類のしっとりチキン。 ジップロックに入れて沸騰した鍋に放り込んで、火を止め放置するだけの簡単レシピ。 実家からパンといっしょにアスパラガスが送られてきたので添えてみる。
□鶏手羽さっぱり煮(08) お酢と醤油とお酒・砂糖で煮込んだ鶏手羽元とゆで卵。お酢の効果でそんなに煮込んでないけどホロッホロに。 ビールもハイボールも合いますね。
□豚肩ロースとバラ肉のグリル マーマレードジャムとゆずこしょう添え(09) 「ドーンとメインぽいものがひとつあったほうがいいよ」というアドバイスで、でかいブロック肉を2種類買ってきて、下茹でした新じゃが・マッシュルームといっしょにお店のオーブンに突っ込んでじっくり焼きました。 肉のかたまりはテンションあがるね。 しっとり肩ロースのほうはマーマレードジャムと、カリッとしたバラ肉のほうはゆずこしょうといっしょにいただきました。じゃがいもがまた美味かった。
□ソフィーのパン(10) 段ボール2箱分送ってもらいました。 最後は余ったつまみで各自オリジナルサンドイッチを作っておみやげに。
[その他差し入れ]□キャロットラベ□キッシュ□チーズ2種類□パリパリ漬け□インドのバナナチップス□ウィスキーキャラメルポップコーン□こまいの干物□ぶどう□ひとくちゼリー
以上、ずいぶんもりだくさんなラインナップとなりました。
3年前は入江のアニキのおうちを借りて、みなさんにいろいろ手伝ってもらいながらヒイフウ言いながら仕込んだのだけど、今回はほぼひとりで仕込みが出来たというのはなかなかの自信につながったかも。この3年のあいだに、毎週火曜のBUDOKANでいろいろなつまみを作ったり、ARENA下北沢の肉フェスでしこたまローストビーフの塊を切ったり、フライパンで仕込みの手際のよさ・盛りつけの美しさを目で盗んだり、いろいろな経験が身についてきているのだな、と。
そして、はじめましての人たち同士が、料理を食べながら酒呑んでいっしょに仲よく盛り上がっているさまをカウンターの内側からながめるのは、非常に気持ちよいというか。しあわせなのです。
やあ。たのしかったな。
またどこかで開催いたしますので、ぜひ遊びにいらしてくださいな。
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ひさしぶりの日記更新。
こちら皿の上警察以来の更新で、また食べ物イベントのことなので、もはや何のブログだか、何者なんだかよくわかりませんね。
ええと、料理好きの俳優です。


カレー賢者の集いやお取り寄せの会、お花見など、常連さんたちが集まってちょくちょく楽しいイベントをやっているなじみのお店、西荻スイッチをお借りして、わたくし山にょが料理をふるまう会を開催いたしました。
3年前にも一度開いたこの宴、名づけて「酒房山如ッチ」。
この日のために、同じく常連のお友だちのしんちゃんがとても素敵なフライヤーを作ってくれました。
これ、いいなぁ。
この前かけ、作りたい。
おなじみの西荻窪界隈の常連さんたちに加え、下北沢界隈のお友だちを何人かお招き。
気がついてみたら30人弱くらいになりそうだということで、これはちょっと気合いを入れてやらないとなァ、と2日前くらいから本格的に準備をはじめる。
ギリッギリまでいろいろ仕込みつつ、作ったものをジップロックに詰め込み、相当な大荷物になったのでタクシーで会場まで向かう。
もうジップロックの株主になりたいくらい、各種サイズのコンテナとバッグが大活躍です。
前回もそうだったけど、カウンターに大皿でつまみがゴンゴン並んでいるイメージをやりたかったので、みなさんに協力してもらってお皿を集め、盛りつけていき、みなさんのご来店を待ちます。
そして13時くらいからユルユルとスタート。
おかげさまで天気にも恵まれて、みんなでギュウギュウになりながらもヤンヤヤンヤ言いながら食べ、呑み、語る。
では、つまみのラインナップを簡単に紹介。



[おしながき]
□水菜と柿ピーのサラダ(01)
ごまドレッシングでいただく水菜サラダ。
粗めにくだいた柿ピーがいいアクセントになっております。
□アボカドとクリームチーズと塩こぶディップ(02)
アボカド、トマト、クリームチーズ、塩こぶを混ぜて。
ねっとり濃厚、和風ワカモレみたいな感じですかね。
□鮭とゆで卵のディップ(03)
ゆで卵をつぶして、鮭フレーク・みじん切りのピクルス・マヨネーズ・刻みわさびと混ぜて。パンと合わせていただきます。
これ、タルタルソースにしてフライとかと合わせて食べたい。
□夢遊病きのこマリネ(04)
昨日、仕込みの手を中断して結婚パーティーに参列し、まあまあお酒をいただいてゴキゲンになりながら帰宅。
でも寝る前にきのこのマリネを仕込んでおかなくちゃな、と思って包丁をにぎったところまではおぼえているのだけど、気がついたら寝落ちしてた。
明け方に目がさめ「鍋を火にかけっぱなしだ!」と飛び起きたのですが、火はちゃんと消えていて、安心してまた布団にもぐり。
朝起きて、おそるおそる味見をしてみたら、ちゃんと美味しくできている。
多少味を整えたけど、ほぼそのままで大丈夫でした。
なんだろう、親切なこびとのしわざかな、と思いたいくらい。すこぶる好評だったのだけど、正直あの味を再現できる気がしない。
□パセリのポテトサラダ(05)
みじん切りのパセリをどっさりと、ツナ、水切りヨーグルトで作ったポテトサラダ。シンプルながら間違いのない味。
他のつまみとの相性もよろしいですね。
□インド風とイタリア風しっとりチキン(06/07)
ヨーグルトとカレー粉で下味をつけたタンドリーチキン風と、トマトとバジルでイタリアン風にした2種類のしっとりチキン。
ジップロックに入れて沸騰した鍋に放り込んで、火を止め放置するだけの簡単レシピ。
実家からパンといっしょにアスパラガスが送られてきたので添えてみる。
□鶏手羽さっぱり煮(08)
お酢と醤油とお酒・砂糖で煮込んだ鶏手羽元とゆで卵。お酢の効果でそんなに煮込んでないけどホロッホロに。
ビールもハイボールも合いますね。
□豚肩ロースとバラ肉のグリル マーマレードジャムとゆずこしょう添え(09)
「ドーンとメインぽいものがひとつあったほうがいいよ」というアドバイスで、でかいブロック肉を2種類買ってきて、下茹でした新じゃが・マッシュルームといっしょにお店のオーブンに突っ込んでじっくり焼きました。
肉のかたまりはテンションあがるね。
しっとり肩ロースのほうはマーマレードジャムと、カリッとしたバラ肉のほうはゆずこしょうといっしょにいただきました。じゃがいもがまた美味かった。
□ソフィーのパン(10)
段ボール2箱分送ってもらいました。
最後は余ったつまみで各自オリジナルサンドイッチを作っておみやげに。
[その他差し入れ]
□キャロットラベ
□キッシュ
□チーズ2種類
□パリパリ漬け
□インドのバナナチップス
□ウィスキーキャラメルポップコーン
□こまいの干物
□ぶどう
□ひとくちゼリー
以上、ずいぶんもりだくさんなラインナップとなりました。
3年前は入江のアニキのおうちを借りて、みなさんにいろいろ手伝ってもらいながらヒイフウ言いながら仕込んだのだけど、今回はほぼひとりで仕込みが出来たというのはなかなかの自信につながったかも。
この3年のあいだに、毎週火曜のBUDOKANでいろいろなつまみを作ったり、ARENA下北沢の肉フェスでしこたまローストビーフの塊を切ったり、フライパンで仕込みの手際のよさ・盛りつけの美しさを目で盗んだり、いろいろな経験が身についてきているのだな、と。
そして、はじめましての人たち同士が、料理を食べながら酒呑んでいっしょに仲よく盛り上がっているさまをカウンターの内側からながめるのは、非常に気持ちよいというか。しあわせなのです。
やあ。
たのしかったな。
またどこかで開催いたしますので、ぜひ遊びにいらしてくださいな。
俺の酒が呑めない
土曜日。ひさしぶりの観劇はしごデー。
まずは代々木八幡の青年座劇場にて、箱庭円舞曲の古川貴義氏が脚本を提供した、劇団青年座『俺の酒が呑めない』を観に行ってまいりました。

2015年、秋。福島県会津にある小さな造り酒屋・徳一酒造では、今年も寒造りが始まっていた。賑々しく大吟醸用の精米が行われる中、長い間音信不通だった長男・賢太郎がひょっこり帰ってくる。映画監督になる夢をようやく諦め、実家を助けようと戻って来た賢太郎だったが、酒造を継いだ妹の希穂は、好き勝手に生きてきた兄を冷たく拒絶する。ベテラン杜氏・牛島忠道ら周囲の人々からもよそ者扱いされ、実家には居場所すら見つからない。ならばと、昔の伝手を頼りに、東京の大手居酒屋チェーンとの専属契約を画策するのだが・・・。
会津の造り酒屋が舞台の、家族のおはなし。劇場に入ると、麹の香りがほんのり漂う空間になっております。酒好きの本能に訴えかけてくるこの香り。
古川氏の故郷でもある、会津のお国言葉で交わされるストーリー。実にザックリ言うと、大変グッとくる作品でありました。
以下、多少ネタバレを含むので、まだ未見の方は読み飛ばしてくださいね。
↓
なんというか、新潟の実家のパン屋のことをいろいろ連想して、ひとつひとつの台詞や、それぞれの人物像が、ちょっと自分の琴線にビッシビシ響いて仕方なかったのですワ。
「もういい加減根無し草みたいな生活辞めて、実家に戻ってパン屋の仕事を手伝ったらどうなんだ」
と、何年か前に家族から強めのプレッシャーをかけられ、一度は新潟に帰ろうかと悩んだこともあったものの。それでもどうしても役者で食っていくという道を諦められず、家族の反対をなんとか押し切って東京での生活を選び、今に至るわけですが。
とはいえ罪ほろぼしではないけれど、少しでも何か力になれることがあればと、たまに帰省するたびに「あれはこうしたらいいと思う」「あれはよくないんじゃないか」と、何かしら上から目線のアドバイスなどしてみたりするけれど、「実際の現場のことを何も知らないくせに、東京の理屈ばかりえらそうに振りかざすな」と言う父や姉とぶつかったりして、どうも大人げなく声を荒げてしまったりするんですよね。悲しいかな。
結局力になりたいなんて言いつつも、腹くくって実家に帰って手伝うというくらいでないと、単なる外野のお節介でしかないんだよな、といつも東京に戻る電車のなかで思うのです。
そういう背景から観た、この「映画監督になる夢を諦め、実家を助けようとひょっこり戻ってきた長男・賢太郎」という人物像が、「あのときこうしていれば、自分もこうだったのかもしれない」という姿に見えたのですね。
これはまさに、去年の秋に出演した箱庭円舞曲の舞台『もっと美人だった』の主題だったわけで。
なんというか、まんまと古川氏にしてやられてしまったなァという感想でした。そしてまんまと日本酒が呑みたくなってしまったわけで。
いやぁ。
あまり古川氏にゆっくり感想を伝えられなかったので、近いうちに日本酒呑みながら伝えようと思うのです。
Tweet
土曜日。
ひさしぶりの観劇はしごデー。
まずは代々木八幡の青年座劇場にて、箱庭円舞曲の古川貴義氏が脚本を提供した、劇団青年座『俺の酒が呑めない』を観に行ってまいりました。

2015年、秋。福島県会津にある小さな造り酒屋・徳一酒造では、今年も寒造りが始まっていた。賑々しく大吟醸用の精米が行われる中、長い間音信不通だった長男・賢太郎がひょっこり帰ってくる。映画監督になる夢をようやく諦め、実家を助けようと戻って来た賢太郎だったが、酒造を継いだ妹の希穂は、好き勝手に生きてきた兄を冷たく拒絶する。ベテラン杜氏・牛島忠道ら周囲の人々からもよそ者扱いされ、実家には居場所すら見つからない。ならばと、昔の伝手を頼りに、東京の大手居酒屋チェーンとの専属契約を画策するのだが・・・。
会津の造り酒屋が舞台の、家族のおはなし。
劇場に入ると、麹の香りがほんのり漂う空間になっております。酒好きの本能に訴えかけてくるこの香り。
古川氏の故郷でもある、会津のお国言葉で交わされるストーリー。
実にザックリ言うと、大変グッとくる作品でありました。
以下、多少ネタバレを含むので、まだ未見の方は読み飛ばしてくださいね。
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なんというか、新潟の実家のパン屋のことをいろいろ連想して、ひとつひとつの台詞や、それぞれの人物像が、ちょっと自分の琴線にビッシビシ響いて仕方なかったのですワ。
「もういい加減根無し草みたいな生活辞めて、実家に戻ってパン屋の仕事を手伝ったらどうなんだ」
と、何年か前に家族から強めのプレッシャーをかけられ、一度は新潟に帰ろうかと悩んだこともあったものの。
それでもどうしても役者で食っていくという道を諦められず、家族の反対をなんとか押し切って東京での生活を選び、今に至るわけですが。
とはいえ罪ほろぼしではないけれど、少しでも何か力になれることがあればと、たまに帰省するたびに「あれはこうしたらいいと思う」「あれはよくないんじゃないか」と、何かしら上から目線のアドバイスなどしてみたりするけれど、「実際の現場のことを何も知らないくせに、東京の理屈ばかりえらそうに振りかざすな」と言う父や姉とぶつかったりして、どうも大人げなく声を荒げてしまったりするんですよね。
悲しいかな。
結局力になりたいなんて言いつつも、腹くくって実家に帰って手伝うというくらいでないと、単なる外野のお節介でしかないんだよな、といつも東京に戻る電車のなかで思うのです。
そういう背景から観た、この
「映画監督になる夢を諦め、実家を助けようとひょっこり戻ってきた長男・賢太郎」
という人物像が、
「あのときこうしていれば、自分もこうだったのかもしれない」
という姿に見えたのですね。
これはまさに、
去年の秋に出演した箱庭円舞曲の舞台
『もっと美人だった』
の主題だったわけで。
なんというか、まんまと古川氏にしてやられてしまったなァという感想でした。
そしてまんまと日本酒が呑みたくなってしまったわけで。
いやぁ。
あまり古川氏にゆっくり感想を伝えられなかったので、近いうちに日本酒呑みながら伝えようと思うのです。
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