暮れの元気なごあいさつ


大晦日ですね。

毎年だいたい31日ころに実家に帰り、家族と紅白歌合戦観ながらブリ食べて年越しそば食べて、お正月はお節とお雑煮食べて酒呑んで、ぐだぐだ昼寝したりして、2日くらいにこっちに戻ってくることが多いのですけど。

今年は大晦日にBUDOKANに入ることになったので、ひさしぶりに東京で過ごす年末年始。
東京から人がいなくなる景色が、けっこう好きなのね。


IMG_3346.jpg
[今夜のおつまみ]
根菜とソーセージのトマト煮込み。
ごぼう・レンコン・なす・玉ねぎを、トマト缶と一緒に蒸し煮にしたラタトゥイユに、いただきもののちょっと美味しいソーセージを炒めて合わせて。
これがまたソフィーのパンに合うんだよ。


しかし今年も、なかなかどうしてカラフルな1年でありました。

ちょうど1年前くらい、去年の暮れにずっと働いていた派遣の仕事を辞めて、ほんとに生活していけるのかという不安ばかりだったのですけれど。

なんとかなるもんだね。
新年会をやったときに、お友だちのしよな先生に今年の運勢を占ってもらったとき「2月10日くらいから大きく運気が変わる」と予言されたのですが、これがズバリ的中したなと。
その新年会の席でBUDOKANのオーナーを紹介してもらって、実際に働くようになったのが、たしか2月6日のこと。

「BUDOKAN、パワースポットだから。ここで仕事するようになってから彼氏ができたり、仕事がうまくいくようになったりするヤツけっこういるからさ」と初仕事のときに言われて「そうなのかー」くらいに思っていたけど、ありがたいことに今年はこれまでにないくらい、いい具合にいろんなお仕事ができました。

舞台にドラマ、映画やCMなど。
振り返ってみれば、エロい役やイヤミな役にゲスな役、お調子者や呑んだくれサラリーマンなど、自分の持ち味をふんだんに発揮できたかな、と。
なかなか大変なことも多く、胃が痛くなる思いをしたけれど、それもまたありがたい話であります。


美味しい酒もたくさん呑んだよ。
楽しいところもたくさん行ったよ。
いろんな人にも出会ったよ。


2014年も新しいことにどんどん首つっこんでいきてえなと。
さらなる勢いでブイブイやってく所存でございますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

てなわけで、ちょいと早めの暮れの元気なごあいさつでした。

みなさん、ありがとう!!
やー!!

 

酒房おさめ2013


昼から『あまちゃん』ダイジェスト10時間放送してるっつうんで、チャンネル回したらまぁ観ちゃうよね。
どうせ全話録画してるから、と思いつつも観ちゃうよね。あのドラマはまぎれもなく2013年のホットトピックスのひとつでした。Tシャツ2枚と手ぬぐい3枚買っちまったよ。
♪でもハートはサバイバー♪



と、ひさしぶりに更新する日記をさりげない感じで書き出してみたのですが。

一度日記をサボるようになるともうズルズルとなってイカンですね。
この12月は城山羊の会やKAKUTAや時速246億や猫のホテル観たり、レキシのライブに行ったり、『ゼロ・グラビティ』『かぐや姫の物語』観たり、美味しいもの食べたりと、なかなかどうしてカラフルな毎日だったのですけど、ボンヤリしてるとこぼれてしまうな。
いかんですね。



今日は今年最後の酒房山にょをやりまして。

R0016477.jpgR0016478.jpgR0016481.jpg
[今夜のおしながき]
□ソフィーのラスク
□空芯菜ときのこの炒め物
□アボカドとサーモンのサラダ
□パン3種&じゃこのジェノベーゼ
□根菜のラタトゥイユ
□はちみつアップルパイ(おみやげ)

去年に比べて今年はあまり酒房山にょ開催できなかったな、と思っていたけれど、数えてみたら去年は44回。今年は53回でした。
本日は第97回目。


昨日実家からパンがたくさん届いたので、パンを軸に。かつ、肉が苦手なお友だちだったので、肉なしメニューで。
なかなかむずかしいなと思ったけど、逆にそういうシバリがあったほうがアイディアが湧くよね。
アボカドとサーモンのサラダはちょいちょい作っているけれど、「ゆず胡椒も合うよね」とのリクエストだったので、試してガッテン。なるほど、こりゃ美味いね。

今夜のお客さまは、昔の勤め先の仲間。
ひとりは2週間くらいしか一緒に働いてなかったり、ひとりは引き継ぎノートでしかやりとりをしてなかったりと、仕事をしていた当時の関係性は稀薄だったのに、なんだか気が合ったのですナ。
今となってはそれぞれバラバラな生き方をしているのもまた面白く。
3人とも猫を愛してやまないという共通項はあり。
猫のプーコのオリジナルカレンダー2014をお歳暮でいただいたよ。ヒャッホイ。
プーコかわいいよプーコ。


また全然ちがうラインからつながった共通の友だちも後ほど合流し、ネットで見つけたおもしろ画像ジャンケンになったり、いろいろ話題は転がってなぜかBLトークに。
「たとえば椎名桔平さんの相手役は誰か?」という議題になり、最終的に田中哲司さんに落ち着きました。
なんだかな。
次は年明けに猫をモフモフしながら書き初めをしよう、ちうことになりましたよ。
ふー。


楽しかったぜ、酒房山にょ。
いろんな人に遊びに来てもらいました。
また来年も気まぐれでゴンゴン開催するので、よろしくだよ。

カモン、ジョイナス!

 

新宿カレーナイトvol.02

土曜日。

夏に参加した、いろいろスパイスの歴史や文化をひもときながら、自慢のカレーを食べる宴、新宿カレーナイト「Food on Journey」の第2回があるというので、今回もまた参加してまいりました。


R0016279.jpg
ここしばらくの刑務所ぐらしのあいだ、台所に立つといってもせいぜいBUDOKANのつまみを作るか、ひとり分の適当めしを作るくらいで、すっかり勘が鈍ってる気もしたけれど、大量の買い出しに胸おどる。
前回はチャナ豆と夏野菜のチキンカレーで参戦したけれど、今回はひさしぶりにプレーンタモリが食べたくなったので作ることに。

プレーンタモリは、タモリさんの作ったカレー。
ホロホロになるまで煮崩れたチキンカレーを、マッシュポテトとごはんといっしょによく混ぜていただくもの。
ほぼ日刊イトイ新聞の「カレー部例会@電力館」というイベントで作ったというのを読んで、レシピも公開されていたので、これはひとつ作ってみようと思ったもの。
これまでも何度か作ったけれど、もうどこに持っていっても間違いないのね。テッパンなのね。

作りなれてるとはいえ、昼過ぎからぼやぼやしながら仕込んでいたらけっこうギリギリな時間になってしまい、あら熱もとばぬままタッパに入れて、かばんに入れて新宿の会場に向かう。


みんなで準備をして、じゃがいものサブジーをつまみつつ、ドイツビールを呑みつつお客さんの集まるのを待ちます。


FOJ02.jpg
まずは前回に引き続き、東京スパイス番長のメタ・バラッツさんのトークから。

日本とカレーの関係、という話で、2011年の大震災のあとになにか出来ることはないか、ということで、宮城県の女川町でカレーを使った町おこしプロジェクトに参加しているとのお話。
すばらしい。体重乗った感じの復興支援。
しかしバラッツさん、おしゃべり上手ねホント。


そして後半はお楽しみのカレータイム。
今回の出品は4人+バラッツさんと入江さん。

R0016285.jpgR0016286.jpgR0016288.jpgR0016287.jpg
①山にょ作[プレーンタモリ]
分量は適当だけど、タモさんのレシピのままに作ったカレー。
お客さんも食いしん坊が集まっているので、何人か「これ食べてみたかったんですよね」と知ってる人もいました。

②ゆりちゃん作[揚げ野菜のカレー]
なすやじゃがいも、パプリカなどの揚げ野菜がトッピングのチキンカレー。このお野菜がなんとも美味しいんす。大盛りで食べたい。

③鷲尾さん作[勤郎カレー]
スタッフ鷲尾さんのお父様、勤郎さんが作ったというカレー。
「凝りすぎて失敗したかも」とのことでしたが、すばらしく美味しかったですよ。いいね、お父ちゃんカレー。

④村井さん作[筑前煮カレー]
前回[いりこ出汁と生姜のチキンカレー]を出品してくれた村井さんの妹さんが作ってくれました。
これまたお野菜たっぷりの、やさしいお味のカレー。

⑤バラッツさん作[はちみつとレモンのカレー] ※写真なし
はちみつとレモンのカレー?と、かなり意表を突かれましたけど、ここはさすがのスパイス番長。
サラッとしてるんだけど、酸味と甘味とスパイスと複雑に絡み合った絶品でありました。
会場で1時間くらいでササッと作ったというのがまたすごい。

⑥入江さん作[カレーの王子様] ※写真なし
「余興で」と持ってきてくれた「カレーの王子様」。実は食べたことなかったけど、懐かしい感じの甘いカレー。
お得意の根菜パリパリ漬けを添えて。ウマー!


前回は変化球の4皿だったんだけど、今回はわりと和風テイストのものが多かったですね。味わい深いやさしいカレー。
今回はカウンターのなかに立って、ごはんをよそう係になったけど、すきまを狙ってもう阿呆かというくらいにたらふく食った。
腹パンッパン。
2升分炊いたサフランライスも、あっというまに完食だったもんなぁ。


そして最後に次回の話に。
そもそもこの「Food on Journey」という企画は、食べ物を通じていろいろな文化を学ぼう、というものなので、特にカレーしばりというわけではないらしく。
「Food」と「風土」をかけてるんですって。

で、次の企画は「お雑煮」。
全国各地、いろいろなお雑煮がありますよね、ということで、お正月にお雑煮の写真を撮ってきて「うちの地方のお雑煮はこんなです」というのを語りましょうよという企画になるそうです。
これまた楽しみ!
人の家のお雑煮どんなのか聞くの大好き!
 

晴れて釈放。

『ショーシャンクの空に』、松本大千穐楽を終え、全ての日程が無事終わりました。

無事、というのがとっても大事。
思えば11月2日のサンシャイン劇場からはじまり、大阪、福岡、名古屋、松本とめぐり、1ヶ月以上にわたる公演というのもはじめてのことなので、途中で体調くずしたりせぬようこころがけました。


やあ、なかなか得難い経験でした。

R0016275.jpg
ハイレグタワーに所属するようになってけっこう経つけれど、河原さんとお仕事をしたことがなかったので、いつかご一緒してみたいと常々思っていました。
大きい舞台でやってみたいというのもあったので、最初事務所から打診があったときに食い気味で「やらせてください」と返事したよね。
地方も回って美味しいもの食べられるじゃん、とウキウキ気分でいたのですが。

頭のいかれた囚人、ゲスで小物な看守、殺害される浮気相手といろんな役を演じたのですが、どの役もテンションが振り切れてないと成立しないものばかり。


とにかく自分でもびっくりするくらいに緊張と遠慮でガチガチに固まって、自分らしさを完全に見失っていた稽古の日々。
いかに自分が薄っぺらい芝居をしてきたかを痛感させられるばかりで、とにかく不甲斐なくて仕方なかったす。
ほんとに、何年芝居やってんだよと。
厳しい演出に心が折れ気味になっているところを、共演者のみんなが優しくフォローしてくれて。いろんなことばが沁みたよ。

けれど初日が開けてみて、カーテンコールの喝采を浴びたらもう。
きもちよくて。
これだから舞台ってやつは。


今はまだ終わったばかりで実感がわかないけれど、たぶん今後も続いていく俳優人生のなかでも道しるべになる作品だったと思います。
そして今回得た経験を、感覚が鈍らないうちにまた次の仕事に活かしたい。舞台でも映像でも。


演出の河原さん。
脚本の喜安さん。
共演者のみなさま。
舞台を支えてくれたスタッフのみなさま。
そして劇場に足を運んでくださった、たくさんのお客さま。

本当にありがとうございました。


楽しかった旅のおもいではまた追々。
とりいそぎ、謝辞を。

 

1