新宿カレーナイトvol.02

土曜日。

夏に参加した、いろいろスパイスの歴史や文化をひもときながら、自慢のカレーを食べる宴、新宿カレーナイト「Food on Journey」の第2回があるというので、今回もまた参加してまいりました。


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ここしばらくの刑務所ぐらしのあいだ、台所に立つといってもせいぜいBUDOKANのつまみを作るか、ひとり分の適当めしを作るくらいで、すっかり勘が鈍ってる気もしたけれど、大量の買い出しに胸おどる。
前回はチャナ豆と夏野菜のチキンカレーで参戦したけれど、今回はひさしぶりにプレーンタモリが食べたくなったので作ることに。

プレーンタモリは、タモリさんの作ったカレー。
ホロホロになるまで煮崩れたチキンカレーを、マッシュポテトとごはんといっしょによく混ぜていただくもの。
ほぼ日刊イトイ新聞の「カレー部例会@電力館」というイベントで作ったというのを読んで、レシピも公開されていたので、これはひとつ作ってみようと思ったもの。
これまでも何度か作ったけれど、もうどこに持っていっても間違いないのね。テッパンなのね。

作りなれてるとはいえ、昼過ぎからぼやぼやしながら仕込んでいたらけっこうギリギリな時間になってしまい、あら熱もとばぬままタッパに入れて、かばんに入れて新宿の会場に向かう。


みんなで準備をして、じゃがいものサブジーをつまみつつ、ドイツビールを呑みつつお客さんの集まるのを待ちます。


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まずは前回に引き続き、東京スパイス番長のメタ・バラッツさんのトークから。

日本とカレーの関係、という話で、2011年の大震災のあとになにか出来ることはないか、ということで、宮城県の女川町でカレーを使った町おこしプロジェクトに参加しているとのお話。
すばらしい。体重乗った感じの復興支援。
しかしバラッツさん、おしゃべり上手ねホント。


そして後半はお楽しみのカレータイム。
今回の出品は4人+バラッツさんと入江さん。

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①山にょ作[プレーンタモリ]
分量は適当だけど、タモさんのレシピのままに作ったカレー。
お客さんも食いしん坊が集まっているので、何人か「これ食べてみたかったんですよね」と知ってる人もいました。

②ゆりちゃん作[揚げ野菜のカレー]
なすやじゃがいも、パプリカなどの揚げ野菜がトッピングのチキンカレー。このお野菜がなんとも美味しいんす。大盛りで食べたい。

③鷲尾さん作[勤郎カレー]
スタッフ鷲尾さんのお父様、勤郎さんが作ったというカレー。
「凝りすぎて失敗したかも」とのことでしたが、すばらしく美味しかったですよ。いいね、お父ちゃんカレー。

④村井さん作[筑前煮カレー]
前回[いりこ出汁と生姜のチキンカレー]を出品してくれた村井さんの妹さんが作ってくれました。
これまたお野菜たっぷりの、やさしいお味のカレー。

⑤バラッツさん作[はちみつとレモンのカレー] ※写真なし
はちみつとレモンのカレー?と、かなり意表を突かれましたけど、ここはさすがのスパイス番長。
サラッとしてるんだけど、酸味と甘味とスパイスと複雑に絡み合った絶品でありました。
会場で1時間くらいでササッと作ったというのがまたすごい。

⑥入江さん作[カレーの王子様] ※写真なし
「余興で」と持ってきてくれた「カレーの王子様」。実は食べたことなかったけど、懐かしい感じの甘いカレー。
お得意の根菜パリパリ漬けを添えて。ウマー!


前回は変化球の4皿だったんだけど、今回はわりと和風テイストのものが多かったですね。味わい深いやさしいカレー。
今回はカウンターのなかに立って、ごはんをよそう係になったけど、すきまを狙ってもう阿呆かというくらいにたらふく食った。
腹パンッパン。
2升分炊いたサフランライスも、あっというまに完食だったもんなぁ。


そして最後に次回の話に。
そもそもこの「Food on Journey」という企画は、食べ物を通じていろいろな文化を学ぼう、というものなので、特にカレーしばりというわけではないらしく。
「Food」と「風土」をかけてるんですって。

で、次の企画は「お雑煮」。
全国各地、いろいろなお雑煮がありますよね、ということで、お正月にお雑煮の写真を撮ってきて「うちの地方のお雑煮はこんなです」というのを語りましょうよという企画になるそうです。
これまた楽しみ!
人の家のお雑煮どんなのか聞くの大好き!
 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年12月 7日 21:57)