往路と復路


往路。
自転車で30分弱の通勤路。
朝からカンカン照りつける日差しに、ものの5分とたたぬうちにゲンナリしていたのだけれど、いつもの道が工事中。
仕方ねえナと迂回し、まぁこっち方面だろ、と勘の向くままに自転車を走らせるも、どんどんどんどんとわけのわからぬ方向へ行ってしまい、もう完全に見失ってしまった。
炎天下で自転車を停めて、動きのにぶいiPhone3GのMAPを立ち上げるのも億劫だったので、ただひたすらに行っては曲がり突き当たっては戻り、としていたら、どういうわけか家の近くまで戻ってきてしまった。
そしてまた同じ工事中の道を迂回するハメに。
まさかこのまま無限ループに突入するんじゃ......と不安になったけれど、さすがになんとかたどり着いた。
15分くらい無駄にロスしたものの、辛うじて遅刻はせずにまにあった。朝からすさまじい徒労感。
もう、やだ。
早く涼しくなってくださいホントマジで。
雪国生まれの2月生まれだから、夏苦手なんすよ。

しかしホントなんなんだろな、自分のこの方向感覚のなさ。何かが欠落してるんだと思う。
奇数と偶数の違いもいまだに覚えられないし。



復路。
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ちょっと職場でドンヨリすることのあった帰り道、蕎麦屋さんの前に数人の人だかり。どうやら店じまいをする蕎麦屋さんが、ただ捨てるには忍びない食器類をガレージセールで売っていた。
人を招いてごはんをふるまったりしていて、もうちょっとお皿があったらいいなと思っていたところだったので、いろいろ吟味して購入。
中くらいのお皿と、湯のみと、お猪口をそれぞれ2点ずつ、合わせて¥500-。
この売り上げは全額福島への義援金として寄附します、とのこと。
いい買い物したな。
酒房山にょでありがたく活用させていただきます。


ちょうどその頃、事務所からの電話で吉報が。
なんだか、仕事がいい具合に回ってる。
なんとか7月いっぱいを目標に何かしらの結果を出さなくちゃと思い、あれやこれや模索していたこの数ヶ月。すべりこみセーフでいろいろ回りだした。
それに伴って胃が痛くなることもあるけれど、今後の身のふり方をいま一度考えなくちゃいけなくなりそうだ。

しまっていこう。
そして乗っていこう。

 

撮影→人狼


ここ2日ほど、映像のお仕事に行ってきまして。ちょいと更新が滞っておりました。

常々映画やドラマで観ていて「素敵だな」と思っていた役者さんや、一度お仕事ぶりを拝見してみたいと思っていたスタッフさんなどと一緒の現場で、テンションもあがりつつ。
なんとも楽しかったですし、気持ちも昂って充実した2日間でした。

情報が公開になったら、あらためてお知らせいたしますね。



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撮影が終わったあと、8/18(土)に参加するミステリーファイトクラブVol.1『AKAT村の狼』下北沢studio AKATの顔合わせに行ってまいりました。


「人狼」という、いわゆる"シアターゲーム"と呼ばれるものがありましてな。

ランダムに配られたカードに書かれている役柄をもとに「狼」と「村人」に分かれて、自分の身分を隠しつつ他人を説得し、最終的に村人を全滅させたら狼の勝ち、狼を吊るし上げたら村人の勝ち、という。

相手の言葉や表情のなかから嘘を見破りつつも、巧みな言葉で他人を説得して誘導するという、かなり特殊な集中力を使うため、お芝居の稽古の一環として行われることの多い、この「人狼」。
じゃあ小劇場の俳優を集めて、お客さんの前で公開でやってみよう、ということになったのが今度の18日のイベントなのですワ。
前置き長くなりましたが。


9人のミステリーファイター(出演者)のなかでも、相当やりこんでる人から、あまり慣れていない人まで、経験値の違いはいろいろ。
自分は去年参加した「劇団なんでやねん」の稽古場で何度かやってみて非常に面白かったのだけれど、決して上手なほうではない。
しかも男だらけの人狼しか経験したことがないし。

ただ、やり慣れてる人が必ずしも上手ということはなく、むしろ初心者だからこそできる戦い方が効果的だったりすることがあるのがこのゲームの面白いところで。
顔合わせをして、さっそく何ゲームか試しにやってみたのだけれど、どれも違うドラマが生まれた。

朝から撮影やってきて頭もモーローとしているので、正直グダグダになるかと思ったのだけど、昼間のテンションを引きずって変なアドレナリンが出ていたようで、デタラメなこと言っていろいろ場をひっかき回したり、超楽しい。


このイベント、なかなか面白いことになりそうですぞ。
おヒマだったら、どうぞいらっしゃいませ。


 

黛さん、現る!

夜、王子小劇場へ。
王子駅に行くのに、中野駅からだと地下鉄で行けば乗り換え1回で済むんだ、と気づいて急遽東西線に乗ってみたら、その直後に中央線が人身事故でストップするというアナウンスが。運がよかった。


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そんなこんなでたどり着いた王子小劇場。


真夏。日曜日。
高校時代の元クラスメイトである女三人が、駅で待ち合わせて久々に再会する。
三人はこれから、同じくクラスメイトだった友人に会いに行く。
その友人は、最近、ストーカーに狙われているらしく、しかも、そのストーカーと街で一緒に歩いてゆくところを目撃されている。
友人の身に何が起こっているのか。
女三人は、事情を聞き出すべく、友人宅へ向かうのだが......。


これがですよ。

すっごいおもしろかった。
まともな人が誰ひとりとして出てこない世界観。
どうでもいい日常のなかから、突如異次元に飛んでゆく軽やかさと、暴れまくりのタフネス。
なんだよ、なんだよコレ!

以前観たナカゴーの作品が正直あまりハマらなかったので、元々の期待値が実はちょっと低めだったというのもあるけれど、ここまでグイグイ前のめりになって観たのも、ちょっとひさしぶりかもしれない。
ゲラゲラ笑ってスッキリ何も残らない、てのじゃなくて、脳がふるえるほどブン回されてジワジワと可笑しみと余韻が追っかけてくるような。

それにしても、野鳩の佐々木ちゃんはいつもホントに面白い作品や劇団にめぐりあってるな。
引っぱりだこなのもよくわかるけど。


とにかく、このナカゴーの面白さを誰かと話したいんだよ。
みんな観に行ったらいいよ!
月曜日まで王子小劇場でやってんよ!


 

丑の日イヴ


実家から野菜が届いたので、ひさしぶりに酒房山にょ開宴。

ここのところ舞台やらなんやらで忙しくて開催できなかったのだけれど、人を招いてないとまぁ部屋が荒れちゃって荒れちゃって。
いいね、やっぱり。


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[本日のお品書き]
□ラスク2種
□しめじと油揚げの煮浸し
□さいころサラダ
□ピーマンとひき肉の炒め物
□クランベリーのクリームチーズ
□トマト卵炒め
□大根ときゅうりの浅漬け
□うなぎごはん
□完熟メロン

さいころサラダ、トマト・アボカド・キュウリを角切りにして、ツナ・オリーブと混ぜて。塩こしょうとオリーブオイルとお酢でさっぱり。

クランベリーのクリームチーズ、おみやげで。フワッと甘くて濃厚クリーミー。ラスクと仲いいね。

うなぎごはん、蒲焼きをひとくちサイズに切って、大葉とミョウガと一緒に炊きたてごはんに混ぜ、タレと粉山椒を全体になじませ。もうちょっとうなぎ多くてもよかったかな。
でも超うまい。超、うまい。

完熟メロンは鳥取からの頂き物。
なかなか一人で食べるのももったいなくて、冷蔵庫のなかでわりと日が経っちゃってたけど、ちょうどいい具合に熟れ熟れのやつを贅沢食い。


はじめて来るお客さまが2人、あとはおなじみの愉快な仲間たち。
今宵もたくさんしゃべり、気づいたら寝落ちてた。


しかし夏ですなぁ。
今度は冷や汁でもやろうかしら。

 
 

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