ミスターホーム

本日は稽古お休み。

IMG_3960.jpg
ランチタイムにひさしぶりにARENAに入って、週末の肉フェスvol.23用のネギ塩だれの仕込みなど。

今回の肉フェス、残念ながらスタッフとしては入れないのですけれど、毎回毎回すこぶる美味しくて楽しいこのイベント。
スーパーなどではなかなか手に入らない美味しいお肉が、男性3,000円・女性2,000円で時間無制限の食べ放題。
写真は肉フェス名物のローストビーフね。たまんねえんスよ、コイツ。
このほかにも牛カルビ・イベリコ豚・ホルモン・鶏肉・豚しゃぶなどなど。

9月27日の16時からスタート、予約不要の飛び込み大歓迎ですヨ。
おいしい肉をたらふく食べたい食いしん坊は、ARENA下北沢に集合ね!



misterhome.jpg
夜は新宿K'sシネマにて、レイトショーで『ミスターホーム』を観に行ってきました。

海沿いの田舎町に建つ一軒家。そこには行き場を失い、漂着したかのような住人たちと、大家さんと呼ばれ親しまれているひとりの男が住んでいた。妻に黙って家を出てきた夫、若くして世間で評判となった詩人と担当編集者、サークルレベルの新興宗教に集まった信者たちと教祖。それぞれに事情を抱える住人たちと大家さんとのシェアハウス生活は、ある日帰ってきた大家さんの妹・裕子の登場によって崩れ始める。大家さんはそこに、新たな家族を作ろうとしていた。

5章からなる「家族」のものがたり。
MUのハセガワアユムくんが、5章のうちのひとつの脚本・監督を手がけたこの作品。

必要以上に語ることなく、それでいて背景の奥深さを丁寧に描いている、たいへん素敵な空気感。風と匂いと光がやわらかい。

いいなぁ。
ああいうの、大好きだ。
レイトショーで観たけれど、きっと秋晴れのなかモーニングショーで観るのもきっと気持ちよかったろうな、と思う。


アユムくん監督のおはなしのなかで、登場人物がイライラした気持ちをあらわすのに「他人のカレーの食べ方が気になる」と語っている場面にグッときました。

「◯◯は計画性がないからごはんとカレーのバランスが悪すぎるし、△△はぐちゃぐちゃかき混ぜて汚い、□□はごはんを食べずにカレーのルーばかり食べるとか、ありえない」といった感じの、いつもエッジの効いた視点をもつアユムくんのことばにシビれましたよ。

あのシーン、テキスト送ってほしいな。
ちょっと声に出してみたいぞ、あの台詞。

 

BBQどうでしょう


友だちから、「小金井公園でバーベキューをやるんだけどどうでしょう」というお誘いをFacebook経由でもらう。
参加予定の顔ぶれを見ると、いつものゆかいな仲間たち。

こりゃ行くしかねえ、と反射的に思ったのですが、よくよく考えたらたぶん稽古だよな......と歯ぎしりしておりました。

けれど昨日になって、シーンごとの稽古となったため、自分の出番はナシということに。
コリャ行くっきゃねえな、とドタンバ参加を表明いたしました。


IMG_5155.jpgR0016911.jpgIMG_5173.jpgR0016915.jpg
スコンと秋晴れの気持ちいい、バーベキュー日和に。

ちょいちょい料理イベントをいっしょにやっている仲間たちなので、食材の仕込みを手伝うつもりで10時くらいに会場へ。
ちょうど向かう道すがら、他の友だちと東小金井駅で合流できたのでいっしょに向かう。

はじめて行った小金井公園、広ッ!!
祝日ということもあって、たいへんなにぎわい。

先着隊と合流すると、もうすでにグリルとテーブルと椅子をセッティングしていてくれて、準備万端。食材調達組が来るのを待ってるあいだ、まずはビールで乾杯。

ゆうべの酒がまだ抜けてないなー、とか思いつつも、木陰の芝生で呑むビールは格別でございますナ。
ついついプシュッと開けちゃう。

そして食材組が到着して、丸山総料理長の指揮のもと、アシスタントとしてせっせと仕込み。
他にもわりと手際のいいメンツが揃っていたので、サックサクと準備は進んでなんとも気持ちいいですね。

まずはご挨拶がわりに、この夏ハマった桃とモッツァレラのサラダ作る。
焼き場のほうは頼もしいメンズにおまかせしていたので、合間合間を見ながら肉食ったり、ホイルで包んで炭火のなかに放り込んだじゃがいも食ったり、ビール呑んだり、焼きおにぎり食ったり、生野菜かじったり、ビール呑んだり。

なにこれ!
超楽しいんすけど!

仕込みしながらおしゃべりしてる写真を友だちが撮ってくれたのだけど、Tシャツのイヤミと同じ顔してるな。
ほとんどの参加者が30代もなかばを過ぎてるイイ大人たちなので、まぁみんな落ち着いてるよね。
もちろん楽しいは楽しいけど、バカさわぎをしないというか。キャッキャしてない、ゆるやか〜な感じ。どこからともなくウクレレの音が流れてきたり。
そしてちょっと食ったらすぐ休む(笑)

そして旬ですね、秋刀魚を炭火で焼きました。
ジュワッと脂が焦げてはぜる炭、音から美味しい。
マジでたまんねえですよ!
マジで!!


そしてすぐ近くのグループで、以前舞台でご一緒した某女優さんとバッタリ遭遇して、しばし立ち話。
カメラマンの旦那さんと、娘さんといっしょにいらしていて、すっかりお母さんの顔になっていたけれど、あいかわらずお美しい。
また舞台で拝見したいですワ。


ひとしきり食べて呑んで盛り上がって、16時すぎには撤収。みんなで集合写真を撮って解散。
いつもおなじみの顔、ひさしぶりに会う顔、はじめましての顔。
入れ替わり立ち替わりで、30人くらい集まったろうか。
小金井バーベキュー、たのしかったな。


そして今日はBUDOKANバーテンの日だったので、何人か二次会で流れて来てくれて、またもうひと盛り上がり。
BBQで食べきれなかった新鮮野菜を使って、アボカドとツナといっしょにサラダにしました。

なかなか長い1日でありました。
行楽の秋、到来だね。

 


KAKOCHI-YA

今日は稽古お休みの日。

kakochiya-01-1.jpg
青山メインランドpresents キバコの会 第五回公演 『KAKOCHI-YA』@赤坂レッドシアター、観に行ってきましたよ。


「託つ(かこつ)」・・・心が満たされず不平を言うこと、恨むこと。

とある嵐の夜-----男三人が、山奥にある屋敷に集められた。
不可思議なことに、男たちを呼んだ相手は過去に死んだ三人の女たち。
その屋敷は、現世に不満を持ち、
その恨みのせいで成仏できない霊たちが集まる幽霊屋敷で、
「託ち屋」(かこちや)と名乗る謎の怪しい人物が住んでいた。
託ち屋は、その霊たちの話を聞き、抱えている恨みをはらし
成仏させることが役目だという。
そしてどうやら、男たちは死んだ女たちに恨まれて呼び出されているようだ。
託ち屋いわく、その恨みの根源を断ちきらないと
自分達の身が危ないのだという。
ならばなんとかしたいところだが、なんで恨まれているのか
まったくわからない男たち。
更に次々と屋敷でおこる怪奇現象に大混乱する中、
三人それぞれに、いわくつきの女の幽霊たちが現れる!!
果たして、女の幽霊たちを成仏させられるのか!?

「身の毛もよだつ」どころではない、「気味が悪い」どころでもない、
この笑いと恐怖にあなたは耐えられるか...!
キバコの会がおくる渾身のホラーが開幕!!


毎回毎回、エッジの効いた脚本家さんを招きつつカラフルに仕上げるこのキバコの会。
今回は昨年夏に観た『特殊清掃GO!GO!GO!』で鮮烈だった井上テテさんの脚本で。

ホラー色をベースに敷きつつも、堤監督おなじみの小ネタをこれでもかこれでもかと速射砲で詰め込む、詰め込む。
緊張と緩和ですな。
頭が震えるんだ、このキバコの会。

その後の呑みの席で、なかなかタイトな稽古の話を聞いてますます震える。
堤監督の現場はホントにスピード感と熱量がすさまじいのです。

なんなんだ、あの先輩がた。
強え。
想像するだけでパッツンパッツンになりそうな状況のなか、ニコニコしながらすっげえ遊んでる。超かっこいい。

吸収だ、吸収。
そして今度の舞台にフィードバック。

キャッチ&リリースしていきましょう。

 

宇宙船

日曜日。

flyer_1.jpgflyer_2.jpg
3.14ch『宇宙船』を観に、王子小劇場に行ってまいりました。

余裕をもって行ったつもりだったんだけど、結局ギリギリになって駅から走る。
王子、あなどれん。

2012年に上演された『宇宙船』が、
新たなキャスト・演出を加えて新しく生まれ変わって帰ってきます!

ミシマユキオシリーズ番外編。時は3038年。人類はついに、地球外知的生命体とのコンタクトを取ることに成功した。全世界統一国家『ニューラメリカ共和国』の初代大統領の息子の――ミシマユキオの末裔である――ミシマユキヒコは、世代宇宙船『マンダラ号』にパイロットとして搭乗することになる。その時代、人間の寿命は150年となっていたが、往復700年という『世代宇宙船計画』に臨むにあたって、搭乗員たちは、宇宙船の中で子孫を作り、伝承していくほかに術はなかった...。

BUDOKANにもこのチラシを貼らせてもらっているんだけど、やっぱりお客さんの食いつきがちがうね。全員ヌードのインパクト。

「3.14ch、すごいよ」と周りからいろいろ評判を聞いていまして。
去年の11月に、同じく王子小劇場で『司令室』を観たのが初体験。
ストイックなヴィジュアルへのこだわりと演出の緻密さに圧倒され、なんじゃコレと頭をブン回されました。
はじめてベターポーヅを観たときに似た感覚。

定期的にワークショップをやっているというので、一度参加させてもらって、ちょうどこの『宇宙船』のテキストを使って1シーンを作ってみたりしました。

そんな経緯もあったので、ずいぶん楽しみにしていたこの公演。
今日観たのは、内田龍くんが主演のAバージョン。

たぶん終始ポカン口で目をキラッキラさせつつ観てたんじゃないか。
スペースオデッセイ、おもしれえなぁ。小劇場でここまでやるか。
「観劇」というよりも「体感」ね。
キャストをガラリと変えたBバージョンも観たくて仕方なくなった。
なんとか稽古のスケジュール、調整できないもんかな。





dune_poster.jpg
そういえば以前、渋谷のアップリンクで『ホドロフスキーのDUNE』を観たのですが。

カンヌ映画祭の会場を爆笑と感動の渦に巻き込んだ
「世界を変えた未完の映画」をめぐるドキュメンタリー!

1975年、アレハンドロ・ホドロフスキー46歳(映画監督)、ミシェル・セドゥー28歳(映画プロデューサー)。2人の男は荒唐無稽で壮大な映画を企画した。

1975年にホドロフスキーによって企画されるも、撮影を前に頓挫したSF大作、ホドロフスキーの『DUNE』。「映画化不可能」と言われた小説、フランク・ハーバートの「DUNE」を原作に、そうそうたる面子をキャスト・スタッフに配し、莫大な予算と、12時間にも及ぶ上映時間を予定していたというその企画は"映画史上最も有名な実現しなかった映画"と言われ、伝説となっている。

本作は、ホドロフスキー版『DUNE』の顛末と、ホドロフスキー、プロデューサーのミシェル・セドゥー、ギーガー、『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督等のインタビュー、膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料で綴る、驚愕、爆笑、感涙のドキュメンタリーである。

「『DUNE』がなければ映画史が変わっていた」と言われるくらい、後のSF映画に多大な影響を与えたというものなのですが、今回の3.14chを観ながら、キャラクターの造詣や世界観に通じるものを感じる。
作・演出のムランティンさんがあのドキュメンタリーやホドロフスキーの絵コンテを観ていたかどうかはわからないけど。
ホドロフスキーおじいやんが3.14ch観たら、きっと喜ぶんじゃないかしら。

と、アップリンクのスケジュールを見てみたら、今もまだ上映中なのですね。
観劇前にでも観劇後にでもあわせて観ると、3.14ch宇宙の旅をより楽しめるんじゃないかと思います。





IMG_5138.jpg
そして終演後のロビーでは、猫のホテルの森田ガンツさんお手製のぬか漬けを200円で販売してまして。

宇宙の旅終えてクラクラしたあとの、この生々しい地上の風景に面食らった。
またカワイイTシャツ着ちゃって......。

空飛ぶ猫☆魂の稽古場に持っていってみんなでいただきました。
猫から猫へ。

おいしかったよ、ガンツさん!!

 


1  2  3  4