報告と謝辞。
ひさしぶりの日記の更新になります。
ひとつ、ご報告を。
わたくし山崎和如、2014年8月31日をもって、所属していた事務所ハイレグタワーを離れることとなりました。
「エロ・バカ・ショック」を信条として、小劇場界隈では伝説となっているパフォーマンス集団、ハイレグジーザスが母体となってはじめた俳優事務所。もともとハイレグジーザスとは深いつながりはなかったのですが、以前所属していた劇団、ベターポーヅの先輩の加藤直美ねえさんがハイレグタワーの所属となるタイミングで「よかったら山崎くんもうちに来ませんか?」と声をかけていただいたのがはじまりでした。「あれっていつだっけな......」とプロフィールを見返して気がついたのですが、2004年の春。もう丸10年が経っていたのですね。
まだお互いのことをあまり知らないので、週に1度事務所に顔を出して、事務仕事を手伝いながらお話をして、時にはみんなのお昼ごはんを作って一緒に食べたりしたのもずいぶん遠い思いで。
振り返ってみればこの10年、映像や舞台、雑誌の連載など、いろいろなお仕事をさせていただきました。28歳から38歳という、俳優としても人間としてもいろいろな岐路に直面する時期に、時にあたたかく見守りつつも、時にシビアなことばと毅然とした態度で、のほほんと生きている自分の道筋を導いてくださった。
そしていまこうして、互いに話し合った末で、また新たな岐路を選択することに。正直なところ、これが果たして正しい選択だったのか自分でもわかりかねます。不安でしょうがない気持ちも強いのですが、自分なりに考えたうえでの決断です。これからも俳優として生きていくに当たって、次の一歩を踏み出さなくては、と。
客演先の舞台を観に来てくれたとき「うちの山崎、イイでしょう!」とこちらが照れくさくなるほどにいろんな人にプッシュしてくれて、肝っ玉かあさん的な安心感と厳しさで見守ってくれた麗さん。
観る舞台やテレビ・漫画、居酒屋のメニューなど、いろいろなツボがとても近くて、「山崎くんの売りはエロと料理だ」といち早く見抜いてくれたサエコさん。
そして悩みやもがき、喜びをいちばん身近で共有してくれたマネージャーのツネさん。オーディションで勝ち取って、リハーサルまでしたとあるCMの撮影現場で、ちょっとした「おとなの事情」により急きょ出演が取りやめになってしまったときに、自分以上に落ち込んで涙ぐんでいた姿は今でも鮮明におぼえています。いろいろもらったアドバイスは、今後の指針として深く胸に刻んでいきます。
そのほかにもハイレグタワーで関わったみなさま、ひとりひとりへの感謝のことばは尽きませんが、どこかでお会いしたときに直接お伝えできればと。またこれから成長した姿をいろいろな場所でお見せすることが、この10年間の恩返しと思っています。
ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。
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ひさしぶりの日記の更新になります。
ひとつ、ご報告を。
わたくし山崎和如、2014年8月31日をもって、所属していた事務所ハイレグタワーを離れることとなりました。
「エロ・バカ・ショック」を信条として、小劇場界隈では伝説となっているパフォーマンス集団、ハイレグジーザスが母体となってはじめた俳優事務所。
もともとハイレグジーザスとは深いつながりはなかったのですが、以前所属していた劇団、ベターポーヅの先輩の加藤直美ねえさんがハイレグタワーの所属となるタイミングで「よかったら山崎くんもうちに来ませんか?」と声をかけていただいたのがはじまりでした。
「あれっていつだっけな......」とプロフィールを見返して気がついたのですが、2004年の春。もう丸10年が経っていたのですね。
まだお互いのことをあまり知らないので、週に1度事務所に顔を出して、事務仕事を手伝いながらお話をして、時にはみんなのお昼ごはんを作って一緒に食べたりしたのもずいぶん遠い思いで。
振り返ってみればこの10年、映像や舞台、雑誌の連載など、いろいろなお仕事をさせていただきました。
28歳から38歳という、俳優としても人間としてもいろいろな岐路に直面する時期に、時にあたたかく見守りつつも、時にシビアなことばと毅然とした態度で、のほほんと生きている自分の道筋を導いてくださった。
そしていまこうして、互いに話し合った末で、また新たな岐路を選択することに。
正直なところ、これが果たして正しい選択だったのか自分でもわかりかねます。不安でしょうがない気持ちも強いのですが、自分なりに考えたうえでの決断です。
これからも俳優として生きていくに当たって、次の一歩を踏み出さなくては、と。
客演先の舞台を観に来てくれたとき「うちの山崎、イイでしょう!」とこちらが照れくさくなるほどにいろんな人にプッシュしてくれて、肝っ玉かあさん的な安心感と厳しさで見守ってくれた麗さん。
観る舞台やテレビ・漫画、居酒屋のメニューなど、いろいろなツボがとても近くて、「山崎くんの売りはエロと料理だ」といち早く見抜いてくれたサエコさん。
そして悩みやもがき、喜びをいちばん身近で共有してくれたマネージャーのツネさん。
オーディションで勝ち取って、リハーサルまでしたとあるCMの撮影現場で、ちょっとした「おとなの事情」により急きょ出演が取りやめになってしまったときに、自分以上に落ち込んで涙ぐんでいた姿は今でも鮮明におぼえています。
いろいろもらったアドバイスは、今後の指針として深く胸に刻んでいきます。
そのほかにもハイレグタワーで関わったみなさま、ひとりひとりへの感謝のことばは尽きませんが、どこかでお会いしたときに直接お伝えできればと。
またこれから成長した姿をいろいろな場所でお見せすることが、この10年間の恩返しと思っています。
ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございました。
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