稽古おさめ

火曜日。
『ショーシャンクの空に』いよいよ最後の稽古も終わりまして。


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今回、かなり大掛かりな舞台装置なのですが、本番を想定して仮の装置を組んで稽古ができるというスタッフワークに感激でありました。
早く実際の舞台に立ってみたいですね。

あとは実家のパン屋「ソフィー」から、差し入れのパンを送ってもらったり。
発送の段階でちょっとした行き違いがあって、かなり大量に届いたのですけど、連日13時から22時くらいまでずっと稽古場に詰めていたものでみんな腹ぺこで、すっかり完食してしまいました。
非常に好評で、口々に美味しい美味しいと言ってもらえてありがたい限り。


最終の通し稽古も終えて、河原さんのほうから「芝居全体としては非常に良くなってると思うので、自信をもって」とのおことばもいただき。
個人的には、もうひとつふたつ上の段階にのぼりたいところです。
映画とも小説ともまたちがった、オリジナリティあふれる物語になっておりますよ。


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そして最終日ということもあったので、みんなでひとつ呑みに行って一致団結しようということに。
「とら八」という居酒屋に成河さんが連れて行ってくださったのですが、とにかくまァ何食べても美味しいこと美味しいこと。刺身も串焼きも。ホルモンの唐揚げとか。
すっかりイイ調子になって、芝居のことから全然関係のないヨタ話まで。やんややんやと。しこたま呑んだ。

年齢層やバックボーンもバラバラなのですが、とても家族的というか、何つうか、あたたかい座組なのですワ。
みんなで互いにフォローしあったり、すばらしき連帯感。
いろいろ助けてもらったり、ホントありがたいことばかりですよ。マジで。


ちょうど1年くらい前だったか。
ご縁があってゲッターズ飯田さんに占ってもらったとき「来年・再来年で自分のポテンシャルを上回るような大きな仕事を任されるようになる」「そこで何とか頑張れるかどうかで、今後の人生が変わってくるので楽しみにしてください」と言われたことがありまして。

もしかして今回の舞台のことなのかもしれねえな、と思うのですね。

今まで経験したことのないことばかりで、許容量を超えて正直ぱっつんぱっつんなのですけど、なんとか立ち向かっていかないとですよ。
躊躇してるヒマなどないのね。
がむしゃらにやるしかないのね。

そんな奮闘ぶり、よかったら見届けに来てくださいませ。


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『ショーシャンクの空に』

原作 スティーヴン・キング
演出 河原雅彦  脚本 喜安浩平

出演 成河
   益岡徹

   粟根まこと(劇団☆新感線)
   畑中智行(キャラメルボックス)
   筒井俊作(キャラメルボックス)

   大家仁志(青年座)
   今奈良孝行
   山崎彬(悪い芝居)

   高橋由美子
   宇野まり絵
   新良エツ子

   山崎和如
   日栄洋祐(キリンバズウカ)
   鈴木秀明(キャラメルボックス)

[東 京]11月 2日(土)~10日(日)サンシャイン劇場
[大 阪]11月16日(土)~18日(月)サンケイホールブリーゼ
[福 岡]11月23日(土祝)・24日(日)キャナルシティ劇場
[名古屋]11月29日(金)~12月1日(日)名鉄ホール
[松 本]12月 4日(水)まつもと市民芸術館 主ホール

東京公演 サンシャイン劇場
11/02(土) 19:00
11/03(日) 13:00
11/03(日) 18:00
11/04(月) 14:00
11/05(火) 19:30
11/06(水) 14:00
11/07(木) 19:00
11/08(金) 19:00
11/09(土) 13:00
11/09(土) 18:00
11/10(日) 14:00

大阪公演 サンケイホールブリーゼ
11/16(土) 19:00
11/17(日) 13:00
11/17(日) 18:00
11/18(月) 13:00

福岡公演 キャナルシティ劇場
11/23(土) 13:00
11/23(土) 18:00
11/24(日) 13:00

名古屋公演 名鉄ホール
11/29(金) 19:00
11/30(土) 13:00
11/30(土) 18:00
12/1(日) 13:00

松本公演 まつもと市民芸術館
12/04(水) 13:00
12/04(水) 18:00

公式ホームページ


衣裳パレード


気まぐれ更新の日記だよ。

昨日書いたのは、ひさしぶりということもあってなんだか筆がツルツルすべるような感じで。なんだかナーバス気味なこと書いてんなと気恥ずかしくなりました。
ま、たまには。


これから長丁場の本番を前にして、コンディション崩したら元も子もないと思い、早めにインフルエンザの予防接種を受けることに。
今年1月の劇団宝船の本番直前に、インフル判定出されてしばらく稽古お休みせざるを得なくなったもので。同じ過ちをくり返すまいと。
ありゃ、しんどかったよ。身体的にというより気持ち的に。
実は3日前にも行ったんだけど、そのときはまだワクチンが来てないとのことで、今日あらためて出直したのね。「今シーズン最初の予防接種ですよ」と言われた。


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本日は稽古のほかに、衣裳パレードがありまして。
衣裳パレード?
簡単に言うと、出演者がみんなで衣裳を着て並んでみて、全体のバランスを見ながら、この人はもうちょっと明るい色味のほうがよかろう、とああだこうだすり合わせをするのですね。
とにかく着替えが多い今回の舞台なので、かかった時間なんと5時間!!!
5時間て!
衣裳部さんも4人がかりでやってきて、てんやわんやの稽古場でありました。

うはあ。
ちょっとした仮装大会気分でした。


衣裳着た写真はまだお見せできないので、今夜の晩めしでも。
稽古帰りの吉野家から漂う匂いにつられて、最寄り駅で牛皿とお新香をテイクアウト。
ごはんをチンして、ワカメスープと納豆と生卵つけて。
完全手抜きメニューだけど、皿に盛るとそれなりに見えますね。

牛丼のときも、生卵は上からかけるのじゃなく、すき焼きみたいにつけて食べる派。つゆ抜きで。
食べてる途中で米がべしゃべしゃになるのが苦手みたい。

ひとまず米はいつでも食べられるようにしとこう。

 

刑務所だより


ごぶさたしております。

すっかり放置プレイとなってしまってるこの日記。
「NEWS」のほうでもお知らせしましたが、舞台『ショーシャンクの空に』稽古がはじまってぱっつんぱっつんな日々でございます。

ブログ更新しそびれてる間に、ほろよいピクニック楽団のライブがあったり、いろいろ舞台を観たり、酒房山にょや東京DOMEでまめぶ汁作ったりとなかなかカラフルだったのですけど、その思いでもいずれ落ち着いたら。


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この規模の、いわゆる商業演劇というのに出るのもはじめてならば、共演者のみなさんや、河原さんの演出もはじめて。芝居なかであんなことやこんなことをするのもはじめて。大きな劇場や地方公演もはじめて、と。
とにかくいろいろなことがはじめてばかりで、知恵熱で湯が沸きそうな毎日。


稽古に遅れて参加して、最初の数日は借りてきた猫状態だったのですが、いよいよ稽古も佳境にさしかかってきたら当然そんなことも言っていられないわけで。

大学の演劇サークルで芝居をやるようになったのが19歳くらいのころか。
気づけば何だかんだで18年くらいやっているというのに、自分がこんなにも下手くそなのかということをあらためて痛感することばかり。

あまりのできなさに凹んでいると、益岡さんや粟根さん、今奈良さんたち先輩がたが優しくフォローというか、アドバイスをしてくださったり。
鞭のあとの飴、甘い甘い。


ほんと、なんだかなァだよ、馬鹿。
もっと突き破らにゃ。
こんなありがたいこと、なかなかないよ。


連日胃がキリキリする日々でありますが、新潟の秋山農場さんから届いた新米が美味しすぎて沁みました。
なかなか食生活も乱れがちな長丁場の稽古ですが、ちゃんと米と野菜食ってコンディション整え、なんとかふんばってこ。
楽しんでこ。


ショーシャンク!!

 

おとなの遠足 2013秋


崎陽軒のシウマイって、おいしいですよね。


まあ、新幹線に乗って旅に出るたび、新しい駅弁を開拓しようと思いつつも8割くらいの確率でシウマイ弁当になってしまうのですけど。ちなみに残りの1割5分はチキン弁当。

SNSでシウマイ弁当の写真をあげるたび、いろんなところからレスポンスがくるので、ホントにファンが多いなと思うのですね。崎陽軒。

で。
しばらく前に「崎陽軒の工場見学に行きましょう」というやりとりを友だち同士でしていたので、「おれも行きてえ!」と食いついたのですが、あれよあれよという間に仲間が集まりまして。よっしゃ、行きましょうぞと。
しかし崎陽軒のシウマイ工場見学、なかなかの倍率らしく。電話をかけてもかけてもつながらない、というプラチナチケットを、粘りに粘って予約してくださいました。

その幹事役を引き受けてくれた内山さんが、もともと横浜は庭だよということもあり、「どうせシウマイ工場見学で横浜に行くなら、ほかにもいろいろ回っちゃおう」と。
詰め込み詰め込みのおとなの遠足に行くことになったわけです。

↑↑↑
とまぁ、ここまでが長い前置き。



開催が決まったのが、10月2日の水曜日。
火曜日の夜から明け方までBUDOKANに入っていて、「朝10時に横浜駅集合ね」ということになったので、こりゃ一度家に帰ったら寝過ごすなと思い、下北沢のサウナで仮眠をとることに。

しかし目がさめたら朝の9時。
やべえ、やべえ。
大慌て、着の身着のまま木の実ナナで電車に飛び乗る。もうひとり、遅れていた友だちと渋谷の乗り換えでバッタリ遭遇。
でも下北沢→横浜は思いのほか早くて、みんなが待つシウマイ工場行きのバスにギリッギリ滑り込めた。
総勢9名がなんとか勢揃いして、珍道中のはじまり、はじまり。


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工場についたらまず消毒して入館証を渡され、崎陽軒の歴史をひもとくDVDをみんなで観ます。
そして、工場の生産ラインを見学してまわります。
すげえ!シウマイロボ、すげえ!
豚と帆立の旨味がギュッとつまっておるシウマイを作る過程をガン見。
お弁当を作っている過程なんかも見たかったのですけど、残念ながらお弁当はまた別の工場で作っているとのこと。

いろいろな説明を聞きながら工場を見学し、シウマイ売りの売り子さんのコスプレして記念撮影。
歴代のいろんな"ひょうちゃん"しょうゆ差しを見て、あれカワイイこれ欲しい、なんつってるうちに、念願の試食タイム。
ノーマル×2に特製×1、月餅をお茶とともにいただきます。
沁みるわい。

大好きな崎陽軒のシウマイがますます大好きになったわけよ。


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続きましてバスと電車を乗り継ぎ、生麦にあるキリン横浜ビアビレッジへと。
寝不足のヘンなテンションで「なまむぎ!なまごめ!ナマトゥアマゴッ!」とはしゃぐ37歳だよ。

ここでもまず最初にDVDで、キリンビール工場の現在/過去/未来をいろいろと。
「1日に生産されるビールの量を、缶ビールに換算して縦に並べると地球を○周するほどに......」という解説と映像に盛り上がる。ワロタ。
そして、かわいいお姉さんのガイドつきで工場を見学して回る。本物のホップの香りをかいだり、ズラリ並んだパネルを前に、ビール/発泡酒/新ジャンル/その他を仕分けるお楽しみコーナーなどもあり、もりだくさん。

そして、お待ちかねの試飲コーナー。
フローズン生、一番搾り、ラガー、スタウトの中から、好きなものを3杯まで呑めるというもの。
隣の売店でつまみを買ってきて、ヤンヤヤンヤともりあがるわけですよ。
ガイドのお姉さんにちょっかい出しつつ。
まあ、楽しいわけだ。
崎陽軒もそうだったけど、見学から試食・試飲まで、全部無料ってコレすごいね。なんだ、あの企業努力。


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すっかりビール呑んでゴキゲンになり、ツアーコーディネーターの内山氏をハラハラさせつつ、電車とタクシー乗り継いで、みなとみらいのカップヌードルミュージアムへ。

ここは入場無料ではないのですけど、オリジナルカップラーメンづくりが体験できるのです。
まずパッケージに、思い思いの絵を描きます。ホントに絵のセンスねえな、とションボリしつつ。
そして、醤油/シーフード/カレー/チリトマトの4種のスープ×12種類のトッピングのうち4つを選ぶと、目の前で作ってパッケージングまでしてくれるのです。
わたくしは、カレーベース×揚げナス・チェダーチーズ・ひよこちゃんナルト・インゲン。
これ、もったいなくてなかなか食べられないパターンじゃないかしら。
みんなで集まって食べるか。

そして、アジアの屋台街を模した「ワールド麺ロード」でひと休み。
世界のいろんな麺が、一食300円のハーフサイズで食べられるというね。中国の蘭州牛肉面をいただきました。これがなかなかどうして本格的なお味で唸りました。
ちょっと!さっきのキリンビールもってきて!
ハーフサイズがまたちょうどいいので、もう一杯食べちゃおうと。さんざん悩み、フォーを。「パクチーお入れしてよろしいですか?」と訊かれたので「大盛りでお願いします」と。冷やかし程度じゃなくてしっかり大盛りにしてくれたのがなんとも嬉しい。
ふー、うまし!
いい腹ぐあいになって展望デッキに出たら、でかい虹がかかっておりました。
おお、レインボウ。
ダブルレインボウ!


カップラーメン産みの親、安藤百福さんの偉業と、カップラーメンの歴史をひもとく展示をいろいろ見て回り、歴代のインスタントラーメンのパッケージがずらり並んだ「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」を眺めて「これ超好きだった!なつかしい!」ともりあがる。


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ミュージアムを出ると観覧車がドデンと見える絶景だったので、みんなで集合写真。
ちょうど夕暮れのいい頃合い、グッドルッキン。
んで、目の前にある「横浜みなとみらい 万葉倶楽部」へと。湯につかって、サウナで汗かいて思うさま癒されました。

なんなの、この楽しいツアー。
最高じゃねえか!

浴衣に着替えてグビッとビールを流し込み、みんなで屋上の展望足湯へと。観覧車と横浜の夜景が。
ここでまさかの内山氏、足湯にiPhoneを水没させるというハプニング。
「電源すぐオフって!」「ジップロックに乾燥剤といっしょに入れて冷蔵庫!」と、みんなそれぞれの水没対応策を口々に。
直後の処置がよかったのか、その後結局問題なく使えているようです。よかった、よかった。


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〆にフラッと入ったいい具合の居酒屋で、ハムカツだのポテサラだのいただきました。日本酒呑んだなぁ。まぐろの山かけがモチモチで美味かった。あれ、何てお店だったかな。

そして横浜方面の人たちとは駅で解散。
帰りの電車でなんだか名残惜しくなっちゃって、渋谷でもう一杯だけ呑んで帰ったのでした。反省会。

「家に帰るまでが遠足、家に帰るまでが遠足」と呪文をとなえつつ、寝過ごしたりせぬようフラフラ帰宅。


やー、おとなの秋の遠足、超たのしかったのですワ。

コーディネートしてくれた内山せんぱい、ホントにありがとう。
ここまでの盛り込み具合を聞いたとき、正直大丈夫か?と思ったりもしたのですが、集ったメンツが本気で遊び倒してやろうという感じだったので、トコトン満喫も満喫でございました。


ばんざい!
横浜、ばんざい!!
おとな、ばんざい!!!

 

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