おらたち、熱いよね!



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今まで、あまり朝の連ドラをちゃんと観る習慣はなかったのだけれど、すっかりハマってしまい。全155話を録画して観ておりました。

最初のころは録画したものを3話くらいまとめて観てたのだけど、いつのまにか朝7時半に目がさめてBSの「早あま」観るようになり。
この最終回前の1週間に至っては、早あま→本あま→昼あまと1日3回観たりする日も。どうかしてるね。

このグランドフィナーレは心おだやかに、オンタイムで観ようと思っていたのですけど、ありがたいことに朝から映像のお仕事が入ってしまいまして。
なるべくフラットなきもちでラストを見届けたかったので、TwitterやFacebookを見ないようにすごし、夕方帰宅して追っかけ再生。

はあ。
きらきら輝くラストシーンに目から汁でた。
未来へとつながっていく、すがすがしい最終回。
メロウになってもおかしくないのに、カラッとしていて可笑しい。
とにかくみんながいい顔をしているドラマでした。


そして、このグランドフィナーレを終えて、馴染みの西荻スイッチで、常連さんたちが集まって『あまちゃん』語ろう、の宴だよ。
みんなに食べてもらおうと、まめぶ汁作ってふるまいました。
みんなドラマ観て食べたいと思っていたようで、出るわ出るわ。
でも「なにこれ、普通に美味しいじゃん」とのリアクションでありました。もっとビミョーな顔したかったよね......。

「みつけてこわそう」Tシャツや「K3RKDNSP」ポロシャツ、みんな思い思いのコスプレで集まったり。
カウンターに立って、サントラなど流しながらやんややんや話していたら、きたてつTシャツの背中の絵を見たお客さんがフラッとのぞきに来たり。
NHKのあまちゃん展のガチャガチャで当てたという、喫茶リアス/スナック梨明日が裏表になっている模型がすごくうらやましい。スイッチ入れると光るし。

途中でカラオケに流れた友だちのところにちょっと顔出して「暦のうえではディセンバー」「潮騒のメモリー」唄って。
グランドフィナーレを思うさま満喫した夜でありました。
ありがとう。


♪ファラッファッファ ファッファファラララッ!
♪フィーーーーー!


バンザイ地蔵が見守ってるよ


「NEWS」のほうでもお知らせしてますが、バンザイ合唱団で演劇動画15分一本勝負「Quarter Star Contest」に、昨年に引き続きエントリーしております。


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2週間ほどリハーサルを重ねて、みんなで唄って踊って。
衣裳や小道具もみんなで手づくりし、なかなか可愛らしい感じの仕上がりになりました。
ひさしぶりに「エロ和尚」と呼ばれる日々。
なぜかこのバンザイ合唱団のなかでは「エロ和尚」と呼ばれてるんですね。


前回ははじめてということもあってけっこう撮影も手こずったのですが、今回はなんと一発OK。勢いとグルーヴ感あふれる作品になったのでは。
予定よりずいぶん早く終わったので、おつかれさまのカンパイ合唱団だよ。


前回に比べるとメンバーの数こそ少ないものの、ギュッとまとまった団結力が強かったような。
元々この合唱団に参加していたメンバーの子が、大きな病気で入院してしまって、いま闘病中とのことで。
その彼を元気づけようというわけで、このコンテストにエントリーを決めたのだとか。
なので、唄っている歌詞のなかに、応援のメッセージが実はサブリミナル効果的に隠されているのですね。パッと聴いただけではわからないですけど。

♪なにがあっても大丈夫
♪バンザイ地蔵が見守ってるよ

そんな思いを込めた今回の『バンザイ地蔵』なのでした。
みなさん、観てみてね。



 

パシフィック・リム


周りのいろんな友だちが口々に面白い面白いと話す、ウワサの映画『パシフィック・リム』

前情報はなるべく入れたくないタイプだもんで、「こないだ観てきてさ......」という話になるたび「ダメ!今度観るからまだ言っちゃダメ!」と、なかなか鬱陶しいリアクションをしていたのですけれど、ボヤボヤしているうちにどんどん上映館も減ってきた。
どうも今日のタイミングを逃すともう観られなさそうだったので、行ってきましたよ。ビッグマックとポテトとコーラ買って。


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2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。


人型巨大兵器イェーガーの造形にまずワックワクしますな。
胸おどる。
日本の特撮映画やロボットアニメの相当なマニアという話は聞いていたけれど、なるほど納得。登場人物のキャラクターやストーリーの展開など。

苦悩を抱えた主人公。
影のあるクールビューティーのヒロイン。
血気盛んなマッチョのライバル。
無骨で熱い上官。
世界各国から集まった仲間たち。
脇をドタバタ走り回る2人組のオタク。

まったく、ド王道じゃねえか!
みんなが目をキラッキラさせながらこの映画を語る理由もわかったよ。
イェーガーのフィギュアとか、欲しいもの。
何度もリピートしたくなる気持ちもよくわかる。


ただ、残念なことに。
どうも、自分3Dの映画が身体に合わないみたいで。
飛び出てくる映像の情報量を、頭が処理しきれず、容量オーバーになるとつい寝てしまうんだよ。
過去何作か3Dで観てるけど、ほぼ100%眠っちゃってる。爆睡とまではいかないんだけど、肝心のところを見逃しちゃうんだよな。
映画が面白い、面白くないはまったく関係ないんだよな。
体質か。

むむむ。
悔しい。

またどこかで上映の機会があったらリベンジしたいところです。
2D、吹き替え版で。


ファンの人が作ったという、東宝ゴジラ風予告編がなんとも秀逸なので貼っておこう。
これ観るとまた観たくなるのよねェ。



 

hedge


またここしばらく日記をためこんでしまってるのだけど、これはちょっと興奮さめやらぬうちに書いとこう。


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風琴工房code.33『hedge』@下北沢ザ・スズナリ、観てきまして。

観た人観た人が口々に絶賛していたこの舞台。
詩森ろばさんの作品を観るのは1月の『国語の時間』、5月の『おるがん選集3』に続いて3本目になるけれど、いずれも原作のあるものだったので、書きおろしの作品を拝見するのははじめて。


「リスクヘッジ」という金融用語があり、 
それは「リスクを回避」するという意味です。 
どんな投資をするときも、リスクをヘッジすることが肝要となります。

ヘッジファンドは 
市場経済が落ちているときにも利益を上げることができる手法として、
すなわち市場経済の「リスクを回避する」手段として生まれました。
しかし、ご存知のように2008年の金融危機は、 
無理なヘッジファンドの構築とそこに対しての過剰投資から起こりました。 

その「ヘッジ」という言葉をタイトルにした今回は逆説的に、 
どんなに優れたコンピュータを駆使しても回避できない
わたしたちが生きることに伴うリスクについての物語です。


11人の男たちが紡ぐ、本格的金融ドラマ。
金融のこととか正直あんまりわかんないけど楽しめるのかな。
硬いな、堅いな、と身構えて席に着く。

が。
ものの数分でグイッグイひきこまれまして。


冒頭から、包丁の背で叩いて食べやすくしつつも、旨味と歯ごたえはしっかり残すような演出。
料理好きのろばさんが「この食べにくい食材をどう美味しく食べさせようか」とワクワクしている感じがビンビン伝わってくる。
緻密で念入りな下調べをしているからこそ、なんでしょうな。

映像、美術、照明とどれもほんとにすばらしい。
ナゾの壼みたいな楽器を使っての、青木タクヘイさんの生演奏も本当にかっこよくて、それだけ観ていたいくらい。
贅沢。
すこぶる贅沢。


正直、これ観た同世代の男の役者はみんな歯ぎしりしてると思うのですよ。
おれもあんな骨太な人間ドラマ、やりてえよ。
11人がみんな、本当に魅力的だったもの。
スーツをサッと着てえよ。
ドアをバタンと閉めてえよ。


観たあと、友だちとちょっとごはん食べようと「山角」へ。マチネとソワレのあいだに出演者のみなさんもぞろぞろとやってきた。
ろばさんも来たのでいっしょにテーブルを囲む。

ああだこうだと感想を口々に話したりして、20時からBUDOKANへ。
話し足りない続きをまたここで。


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[今夜のおつまみ]
茄子ときのこのトマト豆煮込み。
たまねぎ、しめじ、エリンギ、ウインナー、チャナ豆をホールトマトで煮込む。
冷めても美味しいこのつまみ、ピクニックにもよく持っていったりするのですけれど、ちょうど昨日までの台風一過ですっかり秋の気配になった夜にちょうどいい。
クミンシードとチリペッパーを効かせて。
ソフィーのパンもつけて。


ソワレの公演を観たあとのいろんな人がかわるがわる立ち寄ってくれて、「ホント面白かったねえ」とそれぞれの感想を聞く。
個人的に誰が素敵だったかとか、あそこの演出が好きとか。
旦那さんと一緒に観に行った友だちが「あのスーツに着替えるところに痺れた!」と興奮さめやらぬ口調で語るとなりで、「おれも毎朝着替えてるんだけどね......」とつぶやいていたのがおもしろうございました。

やー、スズナリ前のバーで働く楽しさを十二分に楽しんだ夜でした。