Food on Journey
日曜日。
クックパッドで働いているお友だちから「こんど色んな料理好きの男の人たち集めて、カレー大会みたいなのやるんだけど、山崎くんもエントリーしてくれない?」とお誘いを受けましてな。出張クッキングも、男だらけの料理大会も、カレーも得意だよ。喜んでやりましょうぞ、と。
エントリーするカレー男子は4人。
出品する予定だった人がひとり都合が合わず欠員となってしまいまして。「誰か代わりに出品してくれそうなカレー男子いないかな?」と訊かれ、西荻スイッチでおいしいイベントをやるときのオーガナイザー役の、入江アニキに打診をしてみまして。過去3回のGCGMでは、カレーを作ったことはないので「ホント俺でいいの?」といささかためらっていましたが、入江アニキなら心配はねえだろうということでお願いすることに。
他の人たちがどんなカレーを作るのかなんとなく探りを入れながら、どんなカレーにしようかしら、とあれこれ考える。こないだのGCGMで買ったチャナ豆が残っていたのと、ちょうど先日夏野菜を大量にもらったので、チャナ豆と夏野菜のチキンカレーにすることに。
会場ではあまり調理ができないとのことなので、できあがったカレーをタッパーに入れて、カバンに入れて向かいました。駅で待ち合わせをした入江のアニキ、カバンのなかでカレーの副菜の漬け物の汁が漏れだすというトラブル発生。
会場は西新宿にある「HAPON新宿」というシェアオフィスのオープンスペース。日本列島のかたちをしたテーブルを並べて、参加者の人が来るのを待ちます。
今回の企画の主旨をあまり詳しくは聞いていなかったのだけど、第一部では"スパイス番長"という肩書きを持つメタ・バラッツさんをお招きして、カレーの歴史やスパイスの種類などをいろいろレクチャーしてもらうという勉強会。第二部では、4人のカレー男子?がそれぞれの作ったカレーのプレゼンテーションをして、そのあとみんなに試食をしてもらうという。なんだかキッチリしてるじゃん......。
バラッツさんはANAN株式会社という、いつも大変お世話になっているスパイス会社の方。ターメリック・チリパウダー・クミン・コリアンダーの基本のスパイスの特徴と使い方など、わかりやすい語り口調で話してくれて非常に興味深い。
そしていよいよカレーのプレゼン&試食タイム。
①建築家、村井さん作[いりこ出汁と生姜のチキンカレー]和風のお出汁に豆乳を入れたという、どこか和風なのだけどしっかりスパイスを効かせた、丁寧な味わい深いカレー。かなりやり込んでる人の作るカレー!
②HAPON代表、栗原さん作[栗ちゃんのポークビンダルー]つきぬける酸味と辛味のバランスがよい、スッキリした夏のポークカレー。「ポークビンダルー、最近バターチキンカレーにとってかわる勢いで、けっこう流行ってきてますよね」と、バラッツさん談。
③俳優、山にょ作[チャナ豆と夏野菜のチキンカレー]「どの年齢層でも食べられる」「人柄が出てる」やさしい味のカレー。味見のときにはけっこうとがってたんだけど、ちょっと寝かせたらやさしくなったみたい。トッピングの生ピーマンのみじん切りがいいアクセントになりました。
④フリー編集者、入江さん作[そぼろカレー&カリカリ漬け]「カレーっていうか、そぼろだね」と本人談。ごぼう・にんじん・レンコン・生姜などを甘酸っぱく漬けた、カリカリ漬けといっしょにごはんに混ぜていただきます。このそぼろも漬け物も、常備したい!
みんなでお酒呑みながらヤンヤヤンヤ言いながら、プレートに4つ盛られたみんなのカレーを試食しあう。4人の方向性がいい具合にバラバラなのと、ごはんとナンを用意してもらったのでいつまでも飽きずに食べられる。そしてバラッツさんがスパイシーなチャイをふるまってくれた。しまるね、チャイ。超うまかった。
楽しいわー。カレー、楽しいわー。
この「Food on Journey」というのは村井さんや栗原さんたちがやっているユニットらしく、食べものを通じていろいろな知識やつながりを深めていこう、とのこと。次はナニやる?ということで、「日本全国いろんなお雑煮を作って食べ合う、てのもおもしろそうね」等もりあがる。それ、ぜったい楽しいよ。
まったく、カレーは裏切らないね!
ちなみに、今回作ったカレーのレシピはこんな感じっす。分量はすげえ適当ですが、よかったらお試しあれ。
チャナ豆と夏野菜のチキンカレー[材料]チャナ豆(乾燥):150g鶏もも肉:600gトマト:4個なす:5本たまねぎ:4個ピーマン:3個プレーンヨーグルト:400gにんにく:4片しょうが:1/2個
カレー粉:大さじ5ガラムマサラ:大さじ1コリアンダーパウダー:大さじ1クミンシード:大さじ3赤とうがらし:4本塩コショウ:適量ナンプラー:適量醤油:適量サラダ油:適量
[作り方]1 チャナ豆をたっぷりの水にひと晩つけて戻します。2 ひと口大にカットした鶏もも肉に、水気を切ったヨーグルト、すりおろしたにんにく・しょうが、カレー粉大さじ1、塩コショウ適量をもみこみ、バットに入れて半日くらい寝かせます。3 みじん切りにしたにんにく・しょうが、赤とうがらしを鍋に入れて、サラダ油をいれて弱火で熱します。4 にんにくがうす茶色になったらクミンシードを鍋に入れ、焦げ付かないように火加減をみながら香りを出します。5 みじん切りにした玉ねぎを弱火で炒め、きつね色になったらヨーグルトにつけこんだ鶏肉を入れて中火で炒めます。6 鶏肉に火が通ったら、湯むきしたざく切りのトマトを入れてさらに炒めます。7 トマトから水分が出たら、水で戻したチャナ豆を入れて弱火にして蓋をして40分ほど煮込みます。8 豆がやわらかくなってきたら乱切りにしたなすと、残りのカレー粉とコリアンダーパウダー、ガラムマサラを入れ、ときどきアクをとりながら煮込みます。9 全体に火が通ったら、塩コショウ・ナンプラー・醤油で味をととのえます。10 盛りつけるときに、粗めのみじん切りにしたピーマンをのせてできあがり。
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年8月18日 21:24)
日曜日。

クックパッドで働いているお友だちから「こんど色んな料理好きの男の人たち集めて、カレー大会みたいなのやるんだけど、山崎くんもエントリーしてくれない?」とお誘いを受けましてな。
出張クッキングも、男だらけの料理大会も、カレーも得意だよ。
喜んでやりましょうぞ、と。
エントリーするカレー男子は4人。
出品する予定だった人がひとり都合が合わず欠員となってしまいまして。
「誰か代わりに出品してくれそうなカレー男子いないかな?」と訊かれ、西荻スイッチでおいしいイベントをやるときのオーガナイザー役の、入江アニキに打診をしてみまして。
過去3回のGCGMでは、カレーを作ったことはないので「ホント俺でいいの?」といささかためらっていましたが、入江アニキなら心配はねえだろうということでお願いすることに。
他の人たちがどんなカレーを作るのかなんとなく探りを入れながら、どんなカレーにしようかしら、とあれこれ考える。
こないだのGCGMで買ったチャナ豆が残っていたのと、ちょうど先日夏野菜を大量にもらったので、チャナ豆と夏野菜のチキンカレーにすることに。
会場ではあまり調理ができないとのことなので、できあがったカレーをタッパーに入れて、カバンに入れて向かいました。
駅で待ち合わせをした入江のアニキ、カバンのなかでカレーの副菜の漬け物の汁が漏れだすというトラブル発生。

会場は西新宿にある「HAPON新宿」というシェアオフィスのオープンスペース。
日本列島のかたちをしたテーブルを並べて、参加者の人が来るのを待ちます。
今回の企画の主旨をあまり詳しくは聞いていなかったのだけど、第一部では"スパイス番長"という肩書きを持つメタ・バラッツさんをお招きして、カレーの歴史やスパイスの種類などをいろいろレクチャーしてもらうという勉強会。
第二部では、4人のカレー男子?がそれぞれの作ったカレーのプレゼンテーションをして、そのあとみんなに試食をしてもらうという。
なんだかキッチリしてるじゃん......。
バラッツさんはANAN株式会社という、いつも大変お世話になっているスパイス会社の方。
ターメリック・チリパウダー・クミン・コリアンダーの基本のスパイスの特徴と使い方など、わかりやすい語り口調で話してくれて非常に興味深い。
そしていよいよカレーのプレゼン&試食タイム。

①建築家、村井さん作[いりこ出汁と生姜のチキンカレー]
和風のお出汁に豆乳を入れたという、どこか和風なのだけどしっかりスパイスを効かせた、丁寧な味わい深いカレー。かなりやり込んでる人の作るカレー!

②HAPON代表、栗原さん作[栗ちゃんのポークビンダルー]
つきぬける酸味と辛味のバランスがよい、スッキリした夏のポークカレー。「ポークビンダルー、最近バターチキンカレーにとってかわる勢いで、けっこう流行ってきてますよね」と、バラッツさん談。

③俳優、山にょ作[チャナ豆と夏野菜のチキンカレー]
「どの年齢層でも食べられる」「人柄が出てる」やさしい味のカレー。味見のときにはけっこうとがってたんだけど、ちょっと寝かせたらやさしくなったみたい。
トッピングの生ピーマンのみじん切りがいいアクセントになりました。

④フリー編集者、入江さん作[そぼろカレー&カリカリ漬け]
「カレーっていうか、そぼろだね」と本人談。ごぼう・にんじん・レンコン・生姜などを甘酸っぱく漬けた、カリカリ漬けといっしょにごはんに混ぜていただきます。このそぼろも漬け物も、常備したい!

みんなでお酒呑みながらヤンヤヤンヤ言いながら、プレートに4つ盛られたみんなのカレーを試食しあう。
4人の方向性がいい具合にバラバラなのと、ごはんとナンを用意してもらったのでいつまでも飽きずに食べられる。
そしてバラッツさんがスパイシーなチャイをふるまってくれた。
しまるね、チャイ。超うまかった。
楽しいわー。
カレー、楽しいわー。
この「Food on Journey」というのは村井さんや栗原さんたちがやっているユニットらしく、食べものを通じていろいろな知識やつながりを深めていこう、とのこと。
次はナニやる?ということで、「日本全国いろんなお雑煮を作って食べ合う、てのもおもしろそうね」等もりあがる。
それ、ぜったい楽しいよ。
まったく、カレーは裏切らないね!
ちなみに、今回作ったカレーのレシピはこんな感じっす。
分量はすげえ適当ですが、よかったらお試しあれ。
チャナ豆と夏野菜のチキンカレー
[材料]
チャナ豆(乾燥):150g
鶏もも肉:600g
トマト:4個
なす:5本
たまねぎ:4個
ピーマン:3個
プレーンヨーグルト:400g
にんにく:4片
しょうが:1/2個
カレー粉:大さじ5
ガラムマサラ:大さじ1
コリアンダーパウダー:大さじ1
クミンシード:大さじ3
赤とうがらし:4本
塩コショウ:適量
ナンプラー:適量
醤油:適量
サラダ油:適量
[作り方]
1 チャナ豆をたっぷりの水にひと晩つけて戻します。
2 ひと口大にカットした鶏もも肉に、水気を切ったヨーグルト、すりおろしたにんにく・しょうが、カレー粉大さじ1、塩コショウ適量をもみこみ、バットに入れて半日くらい寝かせます。
3 みじん切りにしたにんにく・しょうが、赤とうがらしを鍋に入れて、サラダ油をいれて弱火で熱します。
4 にんにくがうす茶色になったらクミンシードを鍋に入れ、焦げ付かないように火加減をみながら香りを出します。
5 みじん切りにした玉ねぎを弱火で炒め、きつね色になったらヨーグルトにつけこんだ鶏肉を入れて中火で炒めます。
6 鶏肉に火が通ったら、湯むきしたざく切りのトマトを入れてさらに炒めます。
7 トマトから水分が出たら、水で戻したチャナ豆を入れて弱火にして蓋をして40分ほど煮込みます。
8 豆がやわらかくなってきたら乱切りにしたなすと、残りのカレー粉とコリアンダーパウダー、ガラムマサラを入れ、ときどきアクをとりながら煮込みます。
9 全体に火が通ったら、塩コショウ・ナンプラー・醤油で味をととのえます。
10 盛りつけるときに、粗めのみじん切りにしたピーマンをのせてできあがり。
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年8月18日 21:24)
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