21人いる!

MU『少年は銃を抱く』@駅前劇場、幕が開いたらあとはあっという間なんだろうなぁ、と思ってはいたけれど、気がつけばもう千穐楽を残すのみ。
おかげさまですこぶる好評で、連日立ち見が出るほどの大盛況ぶりに嬉しい悲鳴をあげてます。ありがてえ。

顔合わせをする前から、この座組はなかなか楽しそうだなとワクワクしていたのですが、ほんとにいい具合に互いの空気が融けてます。21人のチームワークがすばらしい。
尊敬する高木珠里せんぱいから

チームワークが良いのが伝わってきました。私の嫌いな仲良し感とは違う、相乗効果働いてアガッてく心地好さ。

というお言葉をいただき、本当にうれしい。まさに、相乗効果。


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連日どこかしらでいっしょに呑んだりしているのですが、劇中のキーパーソンになっている、急逝した伝説のミュージシャン・江口光役の井神紗恵ちゃんが呑みの席に来てくれたときに、真嶋一歌ちゃんが撮ってくれたオフショット。

【MU オフショット】
アーティスト・江口光とバンドメンバー(荒くれ者のベーシスト山如とシンセサイザーのsano)みたいな写真。
お気に入り。 

寡黙なドラムで尚吾ニキ、くわえ煙草のギターはマッチュで。
うさんくさいマネージャーは成川さんでしょ。
このスピンオフ、面白そうじゃないすかね。
どうだろう、アユムくん。一度この設定でエチュードやってみよっか。


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「下北沢に来たらやっぱり珉亭行きたいよね」ということで、劇場入りする前にみんなで食べに行ってきました。
いつも1人で行くときはラーチャン食べてシュッと出るくらいなのですが、9人で行くとなったらいろいろ頼んでみんなでシェアしよう、ということになります。
チャーハン、かにチャーハン、たまごチャーハン、しょうが焼き定食×2、肉旨煮定食、肉野菜炒め、ラーチャン、じゃじゃ麺、餃子×3。
食った、食ったよねえ。
相当満腹になったけれど、これでひとり1,000円というなんとも素晴らしいことよ。


おかげさまで千穐楽のチケットは完売になってしまったとのことですが、キャンセル待ちで当日券をご用意するとのことなので、どうしても観たい!という方は、あきらめずにトライしてみてくださいませ。

ちなみに当日精算予約のお客さまは、開演10分前までにご来場・お電話がない場合は解除となってしまいますので、くれぐれもご注意ください。


それではラスト1ステージ、気負うことなく粛々と、丁寧に作品をつむぎたいと思います。

よっしゃ。

 

アニキの銃

MU『少年は銃を抱く』@下北沢駅前劇場、開幕いたしました。

2時間20分というなかなかのボリュームの作品で、途中休憩もはさまずなので、果たしてお客さんの反応はいかがなものかと非常に心配していたのですけれど、おかげさまでなかなか好評なようで。

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今回、上演時間の都合などによりアンケートを用意していないため、Twitterで寄せられた心あたたまる反応をかみしめております。すげえ、よく観てくださっているなぁと。わかってらっしゃる!と膝を打ったり。
これから観てみようか迷っている方や、あらためて振り返りたい方は、こちらのTwitterまとめもよろしければご覧くださいな。

初日終えてみんなでイイお酒呑んで、帰りの電車でしみじみ余韻に浸っていたら、最寄りの駅で降りるタイミングを忘れ、慌てて隣駅で降りたときにはもう上りの電車もない時間。
ひとまず落ちつこう、とトイレに入ろうとしたら、まちがえて女子トイレに入ってしまうというドジのコンボをキメて、とぼとぼひと駅歩いて帰りましたよ。ええ。


さて。

開演前のリラックスタイムの過ごしかたは21人それぞれなのですが、先日お友だちから誕生日プレゼントでいただいた「官能小説用語表現辞典」という文庫本が、ヒマつぶしにもってこいなのね。

まあ、官能小説のワンフレーズがギッシリ詰まった本なのですが、「こんなこと言うかよ」と突っ込んだり「日本語って豊かだなァ」としみじみしたり、大変アカデミックな本でして。
そのなかに、ナニを「銃身」や「銃弾」と言い換えた使用例などもありまして。
これ読んだら『少年は銃を抱く』の意味合いが俄然深まったよね。
それ以上でもそれ以下でもない、らしいんだけどね。


タバコ吸いながらパラパラ読んでたら、フェロモン魔人の大塚尚吾アニキが「コリャいい玩具みつけたぞ」という感じで、鳴海由莉ちゃんつかまえて「ちょっとここ......読んでみて」と音読させてた。
それを隣で見ながらニヤニヤするわたくし。

たーのしいなぁ。


そんなこんなでモチベーション上げつつ、座組の空気はどんどん馴染んでいくのであります。
あと5ステージ、楽しんでまいりましょ。


こちらのチケット予約フォームは、公演前日の24時まで受け付けております。


舞台上はヒリヒリ熱いけど裏ではとてもゆるやかな、この座組の空気感。
ぜひ体感してくださいませ。 

 

殺し屋マッチュとパッション菅山

劇場入り2日目。

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今日はタイトな場当たり→ゲネプロ。
場当たりの前にちょっと時間があったので、楽屋づくりをする。なかなか快適な楽屋になりました。
鏡前のネームプレートの、ししどともこちゃんのイラストが、非常にホッコリします。


今回の場当たりのいちばんの山場は転換シーン。
暗転中に演出部が黒子で出てきて転換、とかではなく、薄明かりのなか全部キャスト陣で行うのですね。
なかなか大掛かりな転換になるので、稽古場で佐野くんを中心に組み立てと役割分担を振り分けてシミュレーションを重ねてきました。
とはいえ実際劇場に入ってやってみたら、舞台の袖まわりや道具の置きどころなど、稽古場では想定してなかったことが当然多発するわけで。
皆で知恵をしぼって「このタイミングでドアを開いて、奥まで流したらいったん閉めて」「これをまず先に楽屋までつっこんで」等々、段取りを細かく組み直して転換シーンができました。
舞台上も舞台裏も総力戦です。
斉藤マッチュくんが殺し屋みたいな顔して、ドアの裏でスタンバイしてるのが個人的には相当ツボ。

場面転換を裏で見ていた舞監さんが「なに、あのチームワーク!やばいね!」って言ってました。1回の転換で3回ぐらい離れ技をやってます。確かにこの精度の転換は僕の経験の中でもトップクラスです。動画撮りたい。そんなMU「少年は銃を抱く」は明日初日です。あ、本編に触れずに宣伝が終わる。

経験抱負な佐野くんのツイートが全て物語ってますね。
転換シーンもちょっとした見どころになるかと。どうぞお楽しみに。


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タイトなスケジュールの合間に、食事を準備する時間がなかなかないのを気づかって、実家のパン屋からパンの差し入れが届く。人数も多いので、段ボール2箱で届きました。
山崎、春のパンまつりですよ。
毎度毎度送ってもらって、キャストやスタッフのみなさんから感謝のことばを山ほど浴びて、実家がパン屋のありがたみをひしひしと噛みしめる瞬間。

ゲネプロ前に、台詞の変更点を楽屋でみんなと確認してる最中、菅山望ちゃんが「山にょさんどこですか?」とかけこんできたので「いまちょっと取り込み中だから一瞬待って」とテンパリ気味で伝え、あとであらためて聞いたら「このホットドッグのコッペパン、マジうめえっす!!」と。駆け込むほどのおいしいパッション、つたわりました。

おかげさまで今回も大好評だったよ、お母ちゃん。


エナジー補給して、夜はゲネプロ。
もろもろ修正点はありつつも、明日は本番のまえにゆっくり稽古の時間をとってもらえたのでありがたい。あらためて、もうひとつ突き抜けんとなァ。
酒を呑みたい気持ちも相当あったのですが「今日は身体を休めるのに専念してください」と演出家からのお達しもあったので、グッとこらえて帰宅。ひさびさに長い風呂に浸かって回復。


いよいよ本番の幕が開きますね。
上演時間は2時間20分を予定しております。途中休憩はございません。
また混雑が予想されるので、お早めのご来場をおすすめします。

チケットのご予約は直前まで承っておりますので、「今日の夜とか、急にお願いするのも悪いよな......」と遠慮なさらず、ご一報ください。
とはいえチケットが完売してしまうと残念ながら対応しかねますので、どうぞお早めに!


では、21人のキャスト陣全員、満を持して劇場でお待ちしておりますよ。

 

アゲアゲとん汁

MU『少年は銃を抱く』、いよいよ劇場入りしました。

いつも通ってるのとはちょっと違った心持ちで、朝9時に下北沢に来る。
前に駅前劇場でやったのっていつだっけなぁ、と考えてみたら、2006年にOi-SCALEに出たとき以来なので、実に9年ぶりになるのか。
でもみんな聞いてみると、案外「駅前劇場はじめて」「下北沢でお芝居やること自体はじめて」等々、けっこう意外と少なかった。

舞台の仕込みは、男性キャストは全員集合でお手伝い。舞台監督経験のある森久さんや佐野くんをはじめ、みんな相当"動ける"人たちばかりだったので相当ラク。

小道具の補強や、足りないものの買い出しなど、わりとチマチマした作業をしたり、女豹のポーズで床面の貼り作業をしてるおじさんたちの腰まわりを盗撮したりしてました。

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アユムくんから「舞台の飾り用に中古のレコードを買ってきてほしい」と頼まれ、岡山くんとディスクユニオンに行って物色。実際聴くわけじゃないので何でもいいです、と言われたけど、なんかいろいろジャケの絵力が強いものを選びたくなるよね。
戦利品ひっさげ戻ってきて、アユムくんが撮ったこの写真の「太陽にほえろ」は岡ちゃんセレクト。

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そして午後になったら、仕込みを免除された女子部の有志が炊き出しをしてくれるというので、「んじゃ調理器具揃えますよ」とそっちの補助に回る。
ARENAで寸胴鍋とカセットコンロを借りてきて、楽屋でとん汁を作る。こういうときホント下北沢で働いててよかったな、と思う。
あとは大量のおにぎりとお漬け物、みかんを用意してきてくれたというので、塩こぶキャベツ作りました。

映像でも舞台でも、どの現場に行っても思うのは、つくづく温かい汁物のある食事は本当にありがたいよ、ということ。
何ならインスタントのみそ汁でもかまわないんだけど、それが女子たちの心のこもったとん汁となると、もうモチベーションのあがりかたがケタはずれですよ。テンション爆アゲですよ。
塩こぶキャベツもとっても好評でうれしい。

ほんと、おいしゅうございました。
まったく、いい座組だぜ。


明日は場当たりからのゲネプロと、なかなかタイトな日になるけど、実際組み上がった舞台を見ると早く立ちたくてウズウズします。
どうぞ、おたのしみに。


おかげさまでチケットの売れ行きがなかなかよいらしく、間もなく完売になってしまう日も出てきてるようです。
ご予約はこちらのフォームからどうぞ。

 
 

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