ハマカワフミエがやってきた。

はい。


泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の刑事と、寺井義貴鑑識官が、それぞれのノリと勢いで料理をふるまったり酒を呑んだりするユニット「皿の上警察」。


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128日に、第10回目になる捜査会議が開催されました。


今年の1月以来、11ヶ月ぶりに開催された記念すべき第10回目は、1日署長(ゲスト料理人)としてハマカワフミエ嬢をお招きいたしました。


所属事務所のプロフィールに「特技/マンガ飯再現」と書いてあるハマカワ嬢。
ゲストでお招きするにあたって「ハマカワに作ってほしいものとか、なにかリクエストあります?」と聞かれたので「そこはやっぱりマンガ飯を」と即答でしたよ。


そして当日。


いつものように15時くらいに会場入りして仕込みをはじめ。

築地場外市場に仕入れに行ってからやってきたハマカワ嬢が作ったのは、

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羽海野チカ『三月のライオン』第11巻より

「川本家の手巻き寿司」でした。


目にもたのしく、好みの手巻きをカスタマイズできて「あー、それとそれと組み合わせちゃう!?」とテーブルも盛り上がります。
ポテサラやミョウガをかじりながら、築地で仕入れてきた刺身をちびちびつまんで酒のアテにもなるし。最高。


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その他のお品書きはこんなかんじでした。


捜査資料20181208 .pdf


[山崎刑事]

・サッパリ!ゆず大根

・明太子と炒りたまごのマカロニサラダ

・じっくり煮込んだチリビーンズ

・ソフィーのパン

・鶏肉と白菜の豆乳シチュー

・煮豚と春菊のサラダ

・じゃがいもとしらすの塩こぶチーズ焼き

・深夜の悦楽!悪魔のおにぎり


[泉刑事]

・イナダの洋風なめろう

・カブのイタリアンマリネ  柚子胡椒風味

・タコと春菊のサラダ風

・自家製ラー油でよだれ鶏

・豚肩ロースのロースト ハニージンジャーソース

・渡り蟹事件

・刑事の気まぐれハマグリ料理


おかげさまで盛況のなか第一部は終了。



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0時をまわって、マホラ食堂の勤務を終えた内田刑事も駆けつけて、深夜の第二部がはじまりました。


第二部のおたのしみは、我々3人が愛情を込めて作った渾身の料理をハマカワ嬢に召し上がっていただき、いちばん「恋に落ちた」ひと皿を選んでいただく企画「ハマカワくどき飯」。

選ばれなかったら殉職、くらいのきもちで挑みましたよ。


以前、詩森ろばさんをゲストにお招きしたときは泉刑事が優勝。

互いにどんな料理を作るのかは全く告げず、厨房に立っているときも互いに牽制しあってピリついてましたよ。真剣勝負。


以下に、ハマカワ嬢が実食している姿の一部をどうぞご覧ください。

撮影してくれたのは、星秀美ちゃん。



トップバッターは内田龍刑事
自家製いくら醤油漬けをたっぷり載せた、贅沢茶碗蒸し。

ぷるっぷるの蒸し立て熱々を召し上がれ。




二番手は泉光典刑事。

手作りのイカの塩辛と、自家製の食べるラー油を白めしに乗せて。

〆はお茶漬けにしてサラサラッといただきます。このマリアージュをご賞味ください。




三番手は山崎カズユキ刑事。

薬味たっぷり・すっきり系の鯵のなめろうと、自家製の昔ながらの塩辛い梅干し。

無水鍋で炊きあげた新潟県産コシヒカリを、おひつに入れて万全のコンディションでご提供。




とにかくこの短い動画からでもビンビン伝わるかと思いますが。

ハマカワ嬢がねえ、なんとも美味そうに食べるんすよ。

そして「いかに美味いか」を伝えることばのセンス。

マジで食レポ、お仕事にできるよ。いろいろ食べさせたくなるもの。


事前の打ち合わせのときに「肉よりも魚が好き」「野菜も好きだ」「酒呑み」というのをヒアリングしてはいたものの、かなりお互い似たようなカードを切ってきたな、という印象。

いくら醤油漬け・食べるラー油・梅干しとそれぞれ自家製の一品を添えてくるあたり。



そして運命のジャッジメント。

優勝は......




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内田刑事の「いくらのせ茶碗蒸し」でした。



正直、小さなころから勝負事にはあまり興味がないというか「負けるが勝ち、よ」なんてうそぶきがちな私ですが、この写真見るとは完っ全に不服そうな顔してますね。

くやしいなー。

勝ちたかったなー。


でも、大変たのしかったです。

シビれました。



今年に入って、皿の上警察も内田刑事が自分のお店・マホラ食堂を経堂にオープンしたり。

娯楽百貨さんとタッグを組んで「噺ごはん」という落語家さんといっしょに開催する新企画をはじめたり。


いろいろあった2018年でしたけれど、ひさしぶりに開催する捜査会議はやっぱりいいですね。

これからも気まぐれで開催いたしますので、どうぞみなさま遊びにいらしてくださいませ。



そして、ゲストにお招きして本当によかったす。ハマカワフミエ嬢。

打ち合わせと宣材写真の撮影を兼ねて、マホラ食堂でダラダラ呑んだときから、ずーっとたのしかったな。


唯一の心残りがあるとしたら、寺井捜査官も満を辞してこのくどきメシ企画に参戦する、という話になったのですが。

直前に腕を骨折してしまうという不運にみまわれ、泣く泣く見送らざるを得なくなった、ということか。

完治したらいずれリベンジするっきゃないね。



というわけで、また来てねハマやん。



 

 


煮込み前線2018

泉光典・内田龍・山崎カズユキの3人の刑事と寺井義貴鑑識が、思うさま料理をふるまい酒を呑むという、
おもてなしユニット「皿の上警察」。

このたび、第9回目となる宴「捜査会議」が開催されました。
もう、9回目になるのか。

今回のテーマは「煮込み」。
諸々の事情で、今回は現場であまり仕込みの時間が取れなかったので、前日の金曜日から家でコトコト仕込んで会場入り。


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ではさっそく、「捜査資料」という名の今回のお品書き。
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[山崎刑事]
・長芋わさび塩麹和え
・鮭とゆで卵のポテトサラダ~カリカリ油揚げを添えて~
・TERIYAKIチキン
・ソフィーのパン
・豚肉と高菜のうまうま炒め
・山崎流フェイジョアーダ feat.マホラ食堂
・(深夜の部限定)りんごのハニージンジャー白ワイン煮

[内田刑事]
・牛スネ肉の赤ワイン煮込み
・レンコンと白菜のレモンドレッシングサラダ
・あん肝ポン酢ジュレの大根カナッペ
・イワシのコンフィ入りコロッケ
・スペインバル風チーズケーキ

[泉刑事]
・ヤムウンセン
・フレッシュトマトと大根の洋風おでん
・塩豚ステーキ ブッタネスカソース
・シャキシャキピーマンの挽肉のせ スパイスの香り
・うま泉寿司
・渡り蟹のスペシャルブイヤベース
・(深夜の部限定)ブイヤベースリゾット

[寺井鑑識官]
・寺井の焼きもち
・(深夜の部限定)京王駅弁大会と同時開催の美味いもの大会で入手した ハタハタとのどぐろの一夜干しを 炙ってお召し上がりいただきます


山崎のメインメニューは、ブラジルの豆と肉を煮込んだ料理「フェイジョアーダ」を作りました。
牛すじ肉と玉ねぎ、数種類の豆をひたすらコトコト煮込み、後からソーセージとベーコンを足すのですが、内田刑事がこの春オープン予定のお店「マホラ食堂」の、自慢の燻製マシンで作ったソーセージとベーコンを使って。
シンプルな味付けなんだけど、うま味の濃厚な煮込みができました。ソフィーのパンにあう、あう。

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毎回恒例となりつつある、泉が解体して内田がおろし、お手伝いの婦人警官たちがお寿司にするさまを山崎がニヤニヤ見守る「うま泉寿司」のコーナー。
今回は立派なヒラマサをお寿司にしました。
あと、会場ちかくの八百屋でアボカドがとても安かったので、アボカドツナマヨを作って軍艦巻きに。
あのコーナー、すごく楽しい。


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今回ひとつの目玉として、緑川巡査の大学時代の後輩のご実家で、屋久島で酒屋を営んでいる「荒木商店」さまから、お酒を差し入れでいただきまして。
焼酎の「三岳」をはじめ、レアな焼酎6種類に屋久島サングリア・たんかん酒・ウイスキーなど、計10本。
なかなか手に入らない三岳の原酒がたいへん美味しかった。
届いた宅急便を荷ほどきしながら、「もし残ったら持って帰ろう」と思って箱をつぶさずにいたのだけど、第1部の早い時間にきれいさっぱりなくなってしまった。
こちらの創業80年の荒木商店さん。
お土産を扱ったり民宿もやっているとのことなので、屋久島に遊びに行かれたときにはぜひお立ち寄りください。
行ってみたいな屋久島。


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また、ほぼ毎回出席してくださるお客さまで、皿の上警察一同仲良くさせていただいている今野さんが、「今度は作り手で参加したい」とおっしゃってくれていたのですが、今回いよいよ満を持してのキッチン入り。
無水鍋でじっくり作った豚バラ肉の煮込みと、酒飲みの胃袋に沁みる鶏のスープを作ってくださいました。
そして深夜の部では、ごはんの上に高級コンビーフを載せて卵黄を落とし、燻製しょうゆをタラリとかけた、なんとも罪深いコンビーフ丼を数量限定で。
これがマジで美味かったですよ。

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お客さんが帰って後片づけをしたとき、未開封のコンビーフがひとつ置き土産で冷蔵庫から出てきまして。
これを誰が持って帰るのかということでいい大人たちが大モメに。
結果的に、買い出しや洗い物などいろいろ働いてくれた緑川巡査がじゃんけんで勝って持ち帰ることに。
まぁ、いい結果だったんじゃない? と思いつつも、
「そういや緑川、ごはんのお供選手権のときも、じゃんけんでウニひしお持って帰ったよな」
「おいふざけんな緑川」
「テメエおぼえとけよ」
「いっそ荒木さんにプレゼントしろコノヤロウ」
と、大変大人げない一幕が。


今回は「新年会きぶんでお集まりください」というのもあってか、過去最大人数の痺れる宴となりました。
しかし。
受付まわりをにこやかにきびきび仕切る緒方婦警、
洗い物と盛り付けなど、陰ながらいちばん仕事をしているであろう裏のボス、西村婦警、
最年少ながらフットワーク軽く、空気を読みつつ働く藤尾巡査。
このお手伝いチーム3人が直前になって病欠するという事態で、かなりの戦力ダウンが懸念されたのですが。
「全員野球で乗り切ろう」と、まるで野球を知らない山崎が言うもんだから微妙な空気になりつつも、みんな一丸となって楽しく乗り切りました。

料理作ってぱつんぱつんになりながら、「なんか、俺たちいいユニットだよなァ」とつぶやいちゃったよ。


次回の捜査会議は4月あたりを予定しております。
みなさま、またぜひお待ちしています。

そして、我々皿の上警察と娯楽百貨さんがコラボレートして「あの噺のアレが食べてみたい!」という、落語×食事の宴『噺ごはん』という企画が進行中です。
第1弾は3月の末ころに。
またご案内させていただきますが、こちらもぜひどうぞよろしく。
大変たのしみですよ。


では、また。
ありがとうございました。

 

夏だ!祭りだ!皿の上2017

こちら皿の上警察。

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第7回目になる捜査会議が、このたび7月8日に開催されました。
過去6回の会議議事録はこちらから。
vol.01][vol.02][vol.03][vol.04][vol.05][vol.06

今回は7月の開催ということで、「夏だ!祭りだ!皿の上2017」というコンセプトで、夏らしい冷たいメニューや屋台をイメージしたもの、はたまた汗が吹き出る辛い一品などをご用意しましょう、と。

「今回はどんなテーマにする?」ということはみんなで相談して決め、Facebookのイベントページを作って告知テキストを書くのはわたくしの担当なのですが、夏っぽさと警察コンセプトをどう紐づけるかなぁ、と思っていたときに

「捜査!僕ら今 はしゃぎすぎてる夏の子供さ」

という「サマーヌード」のフレーズを思いついたときはヨッシャと震えましたね。
まぁ、結果的にはスベってましたけどね。


まあ。
そんなことはさておき。

いつもどおり13時くらいから集まって準備を開始。
7回目ともなるとみんな慣れてきて、会場の設営や仕込みの段取りもかなりスムーズになってきました。

わたくし、この2月に引っ越した自宅がIHになりまして。
最初はなかなか抵抗があったものの、だんだん慣れてきたところなのですが、会場のキッチンでひさしぶりにガステーブルでフライパンを振っては「やっぱりガスはいいよなぁ」とか言ってたら、腰にぶら下げてた手ぬぐいに引火してアワワアワワとなる事件が発生。
大ごとにならずよかったのですけど。


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18時くらいからお客さまがぼちぼち集まりはじめる。
今回は夏っぽい気分を盛り上げるべく、アロハシャツや浴衣をドレスコードとさせてもらったので、お手伝いの婦人警官たちやお客さんのなかにも何人か浴衣姿が。
かくいう私もひさびさにひっぱりだして浴衣着てみました。
女子の浴衣はいいなぁ、としみじみ。


今回のお品書きはこんな感じでした。
[山崎刑事]
・ヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)
・ちくわとピーナッツの屋台風ソース炒め
・豚冷しゃぶと水菜のサラダ
・辛くてシビれる麻婆豆腐
・塩豚のローストポーク~マッシュポテトを添えて~
・夏だぜ!カオマンガイ~鶏スープで炊いたごはんに蒸し鶏とキュウリを添えて~

[内田刑事]
・自家製さつま揚げ~さっぱりおろしポン酢~
・イシガキダイの燻製カルパッチョ
・自作マシンでいぶした燻製おつまみ2種 スモークチーズ/スモークナッツ
・ダッチオーブンで作る夏野菜たっぷりラタトゥイユ
・自家製ベーコンのゴーヤチャンプルー
・きゅうりのピリ辛肉味噌のせ

[泉刑事]
・祭り気分で買ったジャンボマッシュルーム~カルボナーラソースで~
・国産レバーの赤ワインマリネ
・金目鯛のバターソテー 刑事の特製ソース
・京男が焼いた万願寺~コリアンサマーソースで~
・伊豆大島のアカハタと三浦のメジナのレッドホットアクアパッツァ
・世界で一番熱い夏のワイルドステーキ
・天然ブリ解体ショー

[寺井鑑識官]
・ミニミニ実演コーナーで焼き上げる!旬のとうもろこしとシャウエッセン


内田刑事は自宅に作った燻製マシーンで仕込んできた食材を使ったり、泉刑事も釣ってきた魚をふんだんに取り込み、寺井鑑識官もドキドキシャウエッセンのコーナーをさらに進化させたり、頼もしいかぎり。

そして今回のいちばんの目玉は、泉刑事による天然ブリの解体ショー。
60cmオーバーの立派なブリを、お客さんの目の前で手際よくさばいていきます。
すっかり写真撮りそびれちゃったな、と思っていたら、お客さんが動画に撮って送ってくださったので、その模様をどうぞご覧ください。
あらためて見たら、盛り上がってるなぁ。みんなウェイウェイ言ってる。


このイベントを始めたばかりのころは、作り手の3人もお手伝いスタッフも余裕がなくてぱっつんぱっつんになってしまい、他のメンバーが作った料理を食べたりお客さんと話したりする余裕があまりなかったのですけど、今ではすっかり力の抜きどころがわかってきて、料理も会話も楽しめるようになってきました。
あらためて、楽しいイベントだよ。

捜査会議にご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。


次回は10月、秋の味覚を堪能する捜査会議にする予定。
秋鮭ときのことか。栗ごはんとか。秋刀魚や梨とかも外せないでしょ。
食欲の秋に真正面から向き合いますよ。

また「あの役者さん、なかなかの手練れなのでゲスト料理人で呼んだら面白いんじゃないか」というタレコミ情報も募っています。


それでは、また皿の上で。
おたのしみに!!

 

桜前線包囲網2017

こちら皿の上警察。

第6回目になる捜査会議が、このたび3月10日に開催されました。
過去5回の会議議事録はこちらから。
vol.01][vol.02][vol.03][vol.04][vol.05


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今回はゲストで風琴工房の詩森ろばさんを「法医学研究員(科捜研の女)」という肩書きでお招きしての捜査会議となりました。
第1部が「桜前線包囲網2017」、第2部が「刑事たちの深夜食堂〜夜のデイトは危険すぎるからなんて〜」と題して。


13時に会場入りして、着々と仕込みながらお客さまを待ちます。
内田くんは自慢のダッチオーブンを、ベランダにセッティングするところからはじめます。
「内田は1人だけ仕込みの時間の使い方がちがうんだよな」
「仕込みっつうか、設営からはじめるからね」
と。
しかし回を重ねて来て、婦人警官たちに買い出しや仕込みの手伝いを割り振るのにも慣れてきて、非常にスムーズに準備は進み。「こんな順調で大丈夫? 俺なんかスゲエ大事なこと忘れてない?」と逆に不安になるくらい。

18時にオープン、お客さんがぼちぼち集まりはじめて宴はスタート。
まずはそれぞれの「捜査資料」という名のおしながき。

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[泉刑事]
★天然カンパチのしゃぶしゃぶ〜セルバチコ フルーツにんじん 本えのきとともに〜
・ワイルドポークステーキ 新玉ねぎのハニーバルサミコソース
・天然カンパチのアラと大根の煮物
・春香るハマグリ出汁のリゾット
・花見にあったらうれしいモツ煮込み

[内田刑事]
★菜の花とベーコンのスキレットオムレツ
・ダッチオーブンで作るモツと春キャベツのトマト煮
・ふきのとう味噌の焼きおにぎり(お好みで出汁をかけてお茶漬けに)
・キャロットラペの大根生春巻き
・明日葉とモヤシのナムル
・ヤリイカのアヒージョ
・新じゃがと燻たまのポテサラ

[山崎刑事]
・アボカドとクリームチーズのディップ&たまごサラダ~ソフィーのパンとともに~
・春菊と桜えびの春サラダ
・タンドリー風ローストチキン
★ヤンソンの誘惑
★石倉三郎鍋
・自家製梅酒の梅ゼリー
・ 孜然羊肉(ラム肉クミン炒め)

[詩森法医学研究員(科捜研の女)]
・賄い王に輝く 豚と山芋の塩麹炒め
・カツオのたたき ヨーグルトソース
・毎日食べたい 豚バラ大根
・菜の花と自家製梅干しの塩だれ
・桜の塩漬けのおにぎり
★江守徹の教えを守るカルボナーラ

[寺井鑑識官]
・サイコロチャレンジ!ドキドキ☆シャウエッセンR


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この★印がついているのは、今回のそれぞれの「推しメニュー」ということで。
今回から「映像解析班」として参加していただくことになった映像作家の畔柳さんが、「太陽にほえろ!」「あぶない刑事」「踊る大走査線」や「刑事コロンボ」「ビバリーヒルズ・コップ」など、古今東西の刑事ドラマや映画のテーマソングを流してくれまして。
そのほかに、各自の推しメニューを出すときはアイキャッチというか、刑事ドラマのなかのパトカーが走ったりしてる映像に合わせてタイトルを出してテレビモニターで煽ってくれまして。
テンション、上がったなぁ。

みんなそれぞれの「春」を意識した食材や彩りが楽しいラインナップとなりました。

わたくしの「石倉三郎鍋」は、キャベツと豚バラとニンニクの鍋、味つけは塩のみというシンプルかつ奥深い鍋。石倉三郎さんがなにかの雑誌で紹介していたレシピで、勝手に「石倉三郎鍋」と呼んでおります。春キャベツが美味しい時期に作ってみました。
そしたらろばさんも「じゃあ私も『江守徹の教えを守るカルボナーラ』作ろうかな」と。こういう互いにヒントをもらうコラボレーションがなかなか楽しいですね。

あと「ヤンソンの誘惑」は、アンチョビ・じゃがいも・炒め玉ねぎ・生クリームをオーブンで焼くメニュー。スウェーデン料理なのですが、今回お客さんで来てくれたスウェーデン人のヤンニちゃんに食べてもらったら「これすごくオイシイね!わかってる!」とほめてもらったのが大変うれしゅうございました。


そして。
そしてですよ。

今回、深夜の部のイベントとして「それぞれの"くどきメシ"をプレゼンしよう」ということになりまして。
これを作って相手がなびかなかったらそれは脈ナシ、という自慢のひと皿を、我々刑事3人がろばさんに食べてもらって、その3人のなかでろばさんがいちばん気に入った人だけが、ろばさんの"くどきメシ"を食べることができる、という。

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3人が出す順番はジャンケンで決めまして。
他の人が料理してる間も、どんなのが出てくるのかはあえてお互い見ずに。
ちょっとした料理番組的な気持ちになります。

そして出てきたそれぞれの"くどきメシ"は
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・鮭とトマトのクリームペンネグラタン(内田)
・コアントロー香る おとなの苺ソテー(山崎)
・桜鯛と蛤のアクアパッツァ セルバチコ添え(泉)

結果は......





泉刑事が選ばれました!!

選評としては「鯛をお頭つきで出されると......やっぱり嬉しいよね」ということでした。
くー!!
くやしい!!
でも派手なだけじゃなくてスゲエ美味しかったから納得!

個人的には、あえてちがう角度から攻めてみようと、作ったことのないスイーツをチャレンジとして作ってみました。
というか、実は「フライパン」の人気のデザートメニューを、見よう見まねで作ってみたんです。
「そっちで来る!?」「これはズルいわー」「エロい、エロいよ」と、いろいろリアクションが。

お返しにろばさんが作ってくださったのは
・アボカドとモッツァレラがかくれんぼするハンバーグ ゆずの香りのおろしソース
ハンバーグのなかにアボカドとモッツァレラチーズの入った、男子の心わしづかみメニューでしたよ。


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宴はいつものように朝まで。

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今回「ちょっと早めのお花見気分を満喫しよう」というコンセプトで、刑事長が会場にお花を用意してくれたり、それぞれ華やかな色どりの洋服やアイテムをドレスコードとして身につけてきてもらったので、たいへんカラフルな感じになりました。


毎回毎回、このブログでふりかえりながらまとめてるとき、「アレは美味しかったなぁ」と思うのと「食べそびれちゃったな、泉さんのアレ」とか思うのですが、僕がそれぞれのメニューのなかで印象的だったのは
・天然カンパチのしゃぶしゃぶ(泉)
・ふきのとう味噌の焼きおにぎり(内田)
・カツオのたたき ヨーグルトソース(詩森)
でした。
寺井捜査官の「ドキドキ☆シャウエッセン」コーナーが復活したのも嬉しかったですね。今回はサイコロを2つ振って、出た目の並びによって徳用ウィンナー/タコさんウィンナー/シャウエッセンの3つのうちどれかが焼きたてで食べられるという、チンチロリン的な趣向。


やあ、いろいろ楽しかったなァ。

ご来場いただいたみなさま。
いろいろ手伝ってくれたスタッフのみなさま。
そして、ゲストの詩森ろばさん。

どうもありがとうございました。
おかげさまで、大変楽しく美味しく、カラフルな宴となりました。


今後とも皿の上警察一同、美味しいものを取り締まっていく所存でございますので、みなさまどうぞご協力よろしくお願いいたします。


 

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