春だよ捜査会議会議

皿の上警察、次回の捜査会議が来週に迫ってきたので、ひさしぶりにメンバーが全員集合。

「『皿の上警察』ってなんなの?」と訊かれますが、ざっくり言うと料理好きの役者が集まって、料理をふるまうユニットですかね。
キッチンつきのパーティールーム的なスペースにお客さんを集めておもてなしをする宴を「捜査会議」と呼んでおりまして。
12月に開催した前回の会議では「ゆく皿くる皿2016」ということで、忘年会も兼ねておでんや鍋などをふるまいました。

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過去5回の会議を踏まえ、まずは「どういうコンセプトの会にするか」ということを、下北沢の居酒屋にて話し合う。

今回はゲスト料理人として、風琴工房の詩森ろばさんをお迎えすることに。
ろばさんの作る骨太なエンターテイメントの舞台ももちろん大好きなのですが、皿の上警察を立ち上げる前にもいっしょに料理イベントを開催したり、料理の腕前もリスペクトしてやまない私。
「いずれ皿の上警察にもゲストで是非......!」とラブコールを送り続けていたところ、昨年暮れに寺井くんも出演していた風琴工房の舞台『4センチメートル』を観に行ったあとにお話したら「3月だったらわりと時間あるかも」とのことだったので、早速会場を抑えてオファーさせていただきました。


3月はじめということで、みんなでブレインストーミングして出てきたキーワードが「花見」「行楽」「春の宴」。
そして「『桜前線包囲網』てのはどうですかね」という切り口から、ポンポンポンッと展開していきました。
旬の食材もふんだんに取り込んだ、ひと足早めのお花見メニューをふるまうとともに、「お客さんにも花柄のものや桜色っぽいアイテムをドレスコードで着用してもらって、みんなで集まったら春の空気が会場を包んだら素敵なんじゃないか」と。

そして0時スタートの第2部は、「ちょっと艶っぽさを漂わせて」ということに。
そこそこお酒も回ってきて、話はどんどん下ネタ方向に脱線していったりもしたのですが、最終的に「『刑事たちの深夜食堂〜夜のデイトは危険すぎるからなんて〜』てサブタイトルつけますか」と、ノリと勢いで決まりました。


途中で出てきたお店の名物の炙り〆サバ。
店員さんが豪快にバーナーで炙り「火を消したらすぐにレモンをジュッとしぼってください!」とレモンを渡され、内田刑事が絶妙なタイミングでしぼったら「ナイスレモン!」の合いの手。
こういうお客さんを巻き込んだパフォーマンスもおもしろいね、なんてことを話したり。

今度はどんな捜査会議になりますやら。
大変楽しみであります。

ナニ作ろうかなぁ。

 

41歳の春だから

気がつけば2ヶ月以上ぶりの日記の更新。
みなさま、ごぶさたしております。

この暮れから2月にかけて、なんだかいろいろドタバタと環境が変わりまして。


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まず、1月の末に10年くらい住み慣れた西荻窪を離れて、世田谷区に引っ越しました。西荻窪は美味しいお店もたくさんあったり、仲良しのご近所さんたちがいたり、居心地のよさにすっかりハマってなかなか離れがたかったのですが。
ここ最近生活の拠点が下北沢になりつつあったので、通いやすいところに引っ越すことに決断。皿の上警察の面々に手伝ってもらいながら、無事引っ越しは完了しました。内田くんが廃品回収の仕事をやっていたらしい、というので手伝ってもらったのだけど、その積み込みテクニックがなかなか素晴らしくて。予想よりはるかに早く作業が完了。泉くんがレンタカーの手配とドライバーを引き受けてくれたり、寺井くんがもう不要になった古いパソコンからHDDを取り出してくれたりと、それぞれが適材適所の活躍。
自分は部屋のなかで段ボールを振り分けたりするくらいで、業者に任せっきりのOLさん程度の仕事量。

写真は、長らく住んだ西荻窪のアパートを出るとき。酒房山にょでいろんな友だちが来てくれました。
駅から遠かったけれど、とても居心地のいい部屋だったな。収納たくさんあったし。ブサイクな野良ねこもよく玄関先にいたし。

新居はまだまだ段ボールも片付いてないのだけど、住みやすい部屋です。ようやくネット環境も整って、このホームページの更新もできるようになりました。(←言い訳)
落ちついたらまた酒房山にょも再開するので、遊びにいらしてくださいませ。



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2年ほどお手伝いしていたARENA下北沢は12月いっぱいで離れ、この2月のはじめからは中目黒にあるお魚の美味しい「おらい食堂」という定食屋さんのランチタイムで、ごはんを盛ったりお皿を洗ったりしています。肉厚アジフライが人気のお店で、まかないがこれまたたいへん美味しい。
昼のおらい食堂、夜のフライパンと美味しいものに包囲されてシアワセな日々。
しかし住み慣れない街から、行き慣れないバイト先まで自転車で行くのは、方向音痴にとっては相当な難易度ですね。最初の数日は道に迷って遅刻したり、マジ泣きしそうになりました。



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そして、本日2月27日をもちまして、わたくし41歳になりました。
バカボンのパパと同じ年齢ですか。
マジかー。

新潟の家族から、毎年恒例の祝いのお酒が届きました。
今年は雪中梅/八海山/越乃寒梅の三本セット。ありがとうございます。じっくり味わっていただきましょう。


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今度出演する舞台、ブルドッキングヘッドロック『コンストラクション ダイアグラム・オーバー ザ ディメンション〜108の、建設と解体を繰り返す未遂の構想について〜』の稽古場で、28日がお誕生日の制作あだちさんといっしょにお祝いしてもらっちゃいました。
よくよく考えてみたら稽古場で誕生日を迎えるのははじめてのことで。
いろんな稽古場で共演者のサプライズバースデー祝いなどは何度もしたことあるけれど、祝われる側はなんとも照れますね。
でもサプライズの前に、津留崎さんが「照明消しますね〜」と先に断ったり、ケーキを持ってくる岡山くんの唄う「♪ハッピバースデーイ」のキーが高めでみんな合わせにくかったりと、いろいろおもしろかったです。


20歳のときと30歳のときにインドに旅行に行ったので、40歳になる年はインドに行かなくちゃと思っていたけれど、残念ながらそれは実現かなわず。まあ、でもまたいずれ行くでしょうインドは。近いうちに。

「不惑」の40代に突入して、思えば20代や30代の頃に比べていろいろなことに対して動じなくなったり、とまどったりすることがたしかに減ったかもなぁと思ったりもするのですが、まぁホントまだまだっす。
道に迷って泣きそうになったりしてるし。


上京してきてはじめてのアルバイトの先輩で、今でもかわいがってくれる姉さんからいただいたメールがとても心に沁みたので、これからの指針にしようと思います。

今日誕生日だよね
おめでとうね
年上にも、年下にも、色っぽいと言われる男性になってください
色気は最強の武器、色気はなんか面白い

色気、出していこう。

そしてよい年齢にしたいと思います。
41歳の春だから。

 

ゆく皿くる皿2016

こちら皿の上警察。
このたび、第5回目の捜査会議が開催されました。

2015年12月、手さぐりでとりあえずやってみた第1回
2016年3月、お米に合うおかずを取り揃えた第2回
2016年6月、佐藤みゆき嬢を一日署長に迎えた第3回
2016年9月、夏の終わりのハーモニーを満喫した第4回

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もともと料理が好きで、それぞれ家に友だちを招いては料理をふるまったりしていた同じ事務所の泉・内田・山崎の3人が「いっしょにイベントでもやったらいいんじゃないの?」ということからはじまったこのユニット。

第1回目の捜査会議から、今回でちょうど1年が経ちました。
作る我々もお手伝いチームもだんだん慣れてきて、厨房での動線がとてもスムーズだったり、会場の設営も非常に手際よくすすんだり。ほんとに頼もしいチームワークっぷりにしみじみ感動します。

18時スタートの第一部『ゆく皿くる皿2016』。
0時スタートの第二部『刑事たちの深夜食堂』。


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今回のおしながきはこんな感じでした。

[泉刑事]
・カブと生ハムの前菜
・生タコとカキのサルディーニャ風マリネ
・イナダのカルパッチョ〜ポートワイン風味〜
・渡り蟹のトマトクリームパスタ
・自家製煮豚とわけぎのパスタ
・特製ソースの煮込みハンバーグ〜ハーブの香り〜
・ブリ大根
・真夜中のアクアパッツァ
・アスパラガスのソテー ミートソース添え

[内田刑事]
・自家栽培の島とうがらしを使った切り干し大根のペペロンチーノ
・ダッチオーブンでホクホク!!新じゃがとシルクスイートのフライドポテト
・手づくりがんも、つみれ、さつま揚げのおでん
・あん肝のソテー
・丸鶏のロースト

[山崎刑事]
・冬に美味しい!大根の一夜漬け
・春菊とゆで卵のサラダ
・チリコンカン&アボカドディップ
・ソフィーのパン
・熟成塩豚のローストポーク〜マーマレードジャムを添えて〜
・じゃがいものローズマリー焼き
・ピェンロー鍋
・スペアリブ風鳥手羽
・鈴木家のしいたけ卵とじ

[米田機動隊員]
・漢のとろける杏仁豆腐

今回は「冬のあたたまるメニューを中心に」「クリスマスっぽさもちょっと出していこうか」ということで組み立てたそれぞれのラインナップ。
その他に深夜食堂の部では、裏メニュー的な感じでそれぞれがいろいろ出してました。
こうやってメニューをふりかえると、毎度毎度「アレ食べそびれちゃったなぁ......」と後悔するんですよね。

泉刑事は相模湾で釣ってきた、天然物の黒鯛を使って真夜中のアクアパッツァを。
イタリアンレストランで長く働いてきた経験を活かしてのメニューが今回も冴え渡りました。生タコとカキのマリネ、美味かったなぁ。
煮込みハンバーグは、ごはんに乗せてロコモコ丼風にしたものがどんどん出てました。

内田刑事は「ダッチオーブン検定」なるものに合格したとのことで、自慢の腕前をふるっておりました。
じっくり時間をかけて焼き上げた丸鶏のローストチキンはホロッホロで、クリスマス感満点。
そのほかにも手づくりのがんも・つみれ・さつま揚げを使ったおでんや、自家栽培の島とうがらしなど、基本的に自分でなんとかする人ですね。内田くんは。

今回ははじめて作ってみるメニューと、何度も作りなれてるものと半々くらいの構成。
ローストポークとじゃがいものローズマリー焼きははじめてメニュー。クリスマスっぽさ出せました。
春菊とゆで卵のサラダは、2日前にTwitterに流れてきた、見ず知らずの人が教えてくれたレシピを「これ作ってみようかな」とチャレンジ。これが非常に美味しかった。とても簡単なので是非今後レパートリーに加えさせていただきます。
「冬のあたたまるメニューといったらピェンローかなぁ」と、献立を考えるときに真っ先に思ったのですが、家の近くの八百屋さんでどでかい白菜が200円で売っていたのを即購入。あまりの重さに若干後悔もしたのですが、やっぱり大量に作るとまた美味しいですね。寸胴いっぱいのピェンローがほぼ完食。

そして、我々皿の上警察の面々とそれぞれ仲良しで、下北沢界隈でもちょいちょい酒の席でご一緒している米田さんが、今回杏仁豆腐を大量に作ってきてくれまして。
ひとつひとつ器に入れて、小さなスプーンも添えて。
砕いたクルミを上に添えるのは「ミスター味っ子」から得た着想とのことです。
これ、本当に美味くてワナワナ震えましたよマジで。


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前に来たお客さまが友だちを連れてきてくれて、その友だちがまた次回に別の方を誘って......といった感じにつながって、ありがたいことに回を重ねるたびに人数が増えてくるという。
毎回第一部の終わりに記念撮影をしているのですけど、今回もなかなかのギュウギュウ具合。
ひさしぶりに会う顔あり、わりと近しいところにいるけどなかなか話す機会がなかった人もあり。

毎回後かたづけして、朝方フラフラになりつつも興奮覚めやらず帰る電車のなかで、ひとつ舞台を終えたときと同じ感覚だなぁと思うのです。
劇団にいたときの感じによく似てる。
そしてボンヤリしてるうちに寝落ちして、電車を行ったり来たりしてしまうというのもまた千穐楽明けの朝によくやらかすヤツですな。


ご来場いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
窮屈な思いをさせてしまったり、心配りが至らないところも多々あったかと思いますが、いろんな反省をふまえつつ、今後もひと皿ひと皿心をこめて提供させていただきます。

3ヶ月に1度のペースで開催しているこの皿の上警察捜査会議、次回は3月になるでしょうかね。
春のメニューでお待ちいたします!


 

こちら皿の上警察〜夏の終わりの深夜食堂〜

金曜日。
第4回目の皿の上警察の捜査会議が開催されました。

2015年12月、手さぐりでとりあえずやってみた第1回
2016年3月、お米に合うおかずを取り揃えた第2回
2016年6月、佐藤みゆき嬢を一日署長に迎えた第3回


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これまでもいろいろサポートしてくれた、寺井義貴氏を「鑑識官」というポジションで新たにメンバーとして迎え入れることになり、次回に向けての会議を重ねる。
まずは日程を決めるところからですが、気がつけば3ヶ月に1度のペースで来ているので、じゃあ次は9月かなぁという話に。
これまでは土日に開催してきたけど、みんなの都合がちょうど合う土日がみつからず「じゃあ金曜日にして、昼と夜の二部制じゃなくて夜と深夜にしたらいいんじゃない?」と、まとまりまして。

今回は18時スタートの第一部と、0時スタートの第二部に分けることにいたしました。
夏を満喫しそびれた人たちにお届けする、夏っぽいメニューを取り揃えた、第一部「夏の終わりのハーモニー」。
ちょうどよいタイミングでちょうどよいサイズのつまみをふるまう、第二部「刑事たちの深夜食堂」。


サポートメンバーの「婦人警官」緒方ちか・石本径代・山田奈々子・外村道子と「巡査」緑川陽介にいろいろお手伝いしてもらいながら、13時ころから仕込みを開始。
「やっぱり女の子がたくさんいると、なんかいいね」とつぶやく泉刑事。まったくもって同感だぜ。


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そして18時から第一部のスタート。
「さすがに平日だから序盤はわりとゆっくりスタートじゃないかと思うんだ」「最初のうちはサッと出せるもので様子を見つつ......」なんてことをシミュレーションしてたのですけれど、実際始まってみたら思いのほか早くからお客さんがいらっしゃって、気づけばけっこうな人数が集まってくる。
前回の捜査会議にいらっしゃった、イラストレーターの梨岡健二さんというお客さまが、この「皿の上警察」のことをとても気に入ってくださったようで。
「こんなの描いてみたんですけど......」と送ってきてくださったイラストのクオリティがもうホント素晴らしすぎて大感激だったのですが、原画を持って来て遊びにいらっしゃったのでエントランスのところに飾らせていただく。


今回のみんなのお品書きはこんな感じでした。

[泉刑事]
・南房総で釣った生タコの塩レモンカルパッチョ
・鰹の刺身 パクチーサラダのせ
・エビとマッシュルームのトマトクリームペンネ
・新鮮スルメイカのペペロンチーノ 肝風味
・特製チャーシュー 崩し煮卵添え
・刑事チャンプルー
・ローストポーク 夏野菜のハラペーニョソース
・トロなすのアーリオオーリオ ナンプラー風味
・丸鶏とガラのスープ


[内田刑事]
・3種のブルスケッタ
・焼き夏野菜のマリネ
・セロリとミョウガの梅醤油漬け
・茹で鶏の冷製
・炭火串焼き肉4種&焼きとうもろこし
・すいか
・コニャックを使った特製モヒート


[山崎刑事]
・夏野菜のラタトゥイユ
・ちくわとピーナッツのソース炒め
・アボカドとひよこ豆のサラダ
・豚冷しゃぶ
・タイ風チキンサラダ
・冷や汁 〜夏をあきらめて2016〜
・ソフィーのパン
・牛肉ときのこのバター醤油炒め
・ゴーヤとなすのしょうが醤油炒め


[寺井鑑識官]
・寺井のドキドキ☆シャウエッセン


こうしてみんなのラインナップを見返してみると、そういえば泉刑事の料理はちょいちょいつまみ食いしたけど内田刑事のはほとんど食べそびれたというか、料理自体もあまり見てないのが多いなと思ったのですが、今回キッチンの外のベランダでBBQグリルを使って調理するメニューが多かったのだなと納得。

そして、新メンバーの寺井さんの持ち込み企画として、チョリソーやポークビッツなどいろんな種類のソーセージを並べたホットプレートの前の寺井さんからくじを引き、当たったものがその場で食べられるという「寺井のドキドキ☆シャウエッセン」というのがなかなか楽しげでした。縁日っぽいのもテーマに沿っていてよろし。

人数も増えてきてワンサカしているなか、突然ブレーカーが落ちるというハプニング。
すぐ復旧するかと思ったけど、なぜかブレーカーもあがらなくてなかなか戻らず、30分ちかく携帯電話のライトなどで小さな灯りをともし、「寺井のドキドキってこういうことなの?」など軽口をたたいて復旧を待つ。
管理会社の人が来ていろいろ見てもらい、ようやく元にもどったときのうれしさよ。電気のありがたみを感じるひとコマでした。

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そして23時くらいでいったんひと区切りし、毎回恒例になっている集合写真を撮ったのですけれど、あらためてこう見てみるとずいぶんな人数が集まっていたのですね。なかなかのカオスでした。


一度テーブルを軽く片づけて、0時から第二部の開始。
もともと第一部と第二部の通しで参加を表明している人も何人かいたけれど、なんか楽しいので残りますという人が思いのほか多くて、わりとこじんまりとした深夜食堂のつもりだったけれどずいぶんワイワイにぎわいました。ありがてえ。


第一部のイチ押しメニューとしては、ちょっと作るのも手間がかかるんだけど、丁寧に作れば作るだけ美味しくなる「冷や汁」。これが瞬殺でした。自分で言うのもなんだけど、美味かったもんなぁ。
第二部は、「牛肉ときのこのバター醤油炒め」。これをごはんにのっけて紅ショウガを添えて。酒のアテとしても非常に優秀で、ちょっと小腹がすいたタイミングに絶妙なひと皿。

そして、第二部には泉刑事のお友だちの唎酒師さんがいらっしゃって、東京では出回らない8種類のひやおろしを呑み比べできるという、なんとも素敵なコーナーが。
黒部峡(富山)純米吟醸
幻の瀧(富山)純米吟醸
白龍(福井)特別純米 生詰め原酒
一乃合(福井)特別純米酒 山廃仕込
源平(福井)純米酒
雲乃井(福井)純米酒
加賀の井(新潟)純米吟醸原酒
越乃梅里(新潟)特別純米酒

これ......マジ最高でしたよ。
スルメイカのペペロンチーノなんかと合わせてチビチビ呑んだり。


なんともまぁ楽しい宴は朝まで続き、始発が出たくらいの時間に解散。
後かたづけして帰りました。


こうやって4回目ともなるとみんな勝手がわかってきたというのもあり、どんどん料理ももてなしもクオリティがあがっているなというのをヒシヒシと感じた回でした。
とはいえ今回も予想以上のお客さまの多さに、ずいぶん窮屈な思いをさせてしまったり、途中お酒が足りなくなったりと至らないところも多々あったのですけれど。

でも後かたづけして朝の電車でボンヤリ、なんかひとつ公演終えたみたいな達成感とけだるい疲労感があるな、と。
劇団に所属していたときのことを思いだす。

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3人の刑事を三兄弟に例えることが多いのですが、気ばかり急いてつい空回りしがちな長男・山崎と、全体が見えてて細かいところまで気が配れる次男・泉、ボンヤリしてるけどみんなのムードメーカー・内田。
料理以外の事務作業系の面倒なことを厭わずサポートしてくれる寺井鑑識官と、のびのびさせつつも適切なタイミングで〆てくれる本部長・X。
そしてチャーミングな笑顔で癒しつつ手伝ってくれる婦警たちと、元気によく動いてくれる巡査と。
そして今回、安藤理樹くんが素敵な写真をたくさん撮ってくれました。なかなか選ぶのが大変だったくらい。



皿の上警察、とてもいい集団。
非常にいいバランス。
しみじみ。


今回の捜査会議にご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
心より感謝します。


次の捜査会議は12月になるのかな。
今度はどんな企画にしましょうかね。

またお誘いさせていただきますので、どうぞおなか空かせていらっしゃいませ。