夜中のラブレター
小屋入り2日目。
本日はテクニカルなリハーサル、いわゆる「場当たり」をじっくり当たる1日でした。22人もいるとすごいね。ちょっとした休憩の合間のしょうもない話も波状攻撃でやってくるね。主に笑い疲れた1日でした。
そんな22人のキャストもずいぶんカラフルなのですが、同じ第三話に出演する共演者のみなさんについて紹介したいなというのをずっと思っていたので、帰り道に一杯ひっかけてゴキゲンになった夜中の気まぐれで書きなぐりますよ。写真はすべて「犬とともに」というコンセプトのポートレートを、作・演出のハセガワアユム氏が撮ったもの。
MUのブログに掲載されていた配役紹介より引用。
○第三話『漫画の世界』 ・登場人物(役名:俳優名で表記)田崎ジン(36):山崎カズユキ ・・・ 漫画家。狂犬騒動に当てられ、ゾンビ漫画で一山当てようとしてる。橘直人(36):大塚尚吾 ・・・ 元ボクサー、いまは自転車屋を経営。田崎と友人で仕事場を出入りしてる。志村陽子(26):沈ゆうこ ・・・ 田崎のアシスタント。元ファンのガチオタ上がりなので田崎を崇拝。西田翔平(34):植田祥平 ・・・ 漫画「ヤングガリレイ」編集者。若槻(25):青山祥子 ・・・ 雑誌のライター。「え?この漫画がすごい?」を担当。深谷(25):古屋敷悠 ・・・ カメラマン。
■大塚尚吾さん『少年は銃を抱く』でもご一緒したのだけど、同じシーンに出演することがなかったので今回ようやく念願かなってガッツリ共演。溢れ出るフェロモンを隠さないでおなじみ。もうセクシャルが匂い立ってますよ。その裏にチラ見えする、舞台に立つときの熱いリビドーがすさまじい。自分の持ってる武器の使い方を熟知しつつ、常に丁寧にメンテナンスしてる人。完全に狩りに来てます。
■沈ゆうこさん(アガリスクエンターテイメント)初演を拝見したときにすごく印象に残っていたなかの1人。コメディ集団のメンバーということもあるのか、日常のなかでいろんなことにつっこまずにいられない性質なんですかね。ちょいちょい休憩のあいまに雑なボケを投げては、それに対して返ってくるボキャブラリーの豊かさにいちいち感動しております。「ガチオタ上がり」という役どころをたぐり寄せる説得力。そしてなんだか、生々しいエロさがあるんすよね。時折垣間見せるあのメス感。あれ、なんだろう。
■植田祥平さんゴム人形のようなフォルムに柔らかな物腰。普段はとってもおだやかなんだけど、会話の端々から伝わるマニアックな視線や、演技のブレのなさから、実は今回の22人のなかでもいちばん尖ってるんじゃないかとにらんでいますよ。女子楽屋での人気を集めてる、というウワサもなるほど納得の癒し系。でもたぶんまあまあ変態。
■青山祥子さん今回の第三話チームのなかで、初演からの続投組じゃないのは自分ともうひとり、青山さん。なかなかむずかしい役どころかと思うのですが、たぐり寄せてる過程を見ているとちょっとお饅頭でもあげたくなりますね。スッと舞台に立ったときの麗しさと、そこにあぐらをかかないはっちゃけ感のギャップがなんとも素敵。線が細くて芯が太いかんじ。魚で例えるとサヨリ、てところですかね。
■古屋敷悠さんおなじ事務所、ECHOES日本人部の後輩でもあるのですが、彼もまたちゃんと共演するのははじめて。演出家のことばを的確に理解し、いろんな距離感の人たちにわかりやすい形で伝えるというのは劇団員の大事な役目だと思うのですが、そのスキルがまずすばらしい。芝居をするときの体重の乗せ方も含め、アユム氏と互いに全幅の信頼をおいてるというか。愛か。とはいえ古ちゃんもなかなかの変態。どうやらいま20代後半らしいのですが、まったく信じられません。さすがに自分より年上とは思わないけど、あいつ34歳くらいだろ。
ふー。軽いきもちでサラッと紹介するつもりでいたけど、ことばが溢れてきてしまいました。これ、夜中のテンションで書いたけど明日になったら照れくさくなるやつだ。
しかし恐ろしいことに、ほかのチームのみんなもずいぶんアレなんですよね。よくもまァこれだけの顔を揃えたもんだよ、とつくづく思います。
そんな22人が、ガチャガチャしそうなのに絶妙なバランスで奏でるうつくしい組曲。ぜひ観に来ていただきたい。
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小屋入り2日目。
本日はテクニカルなリハーサル、いわゆる「場当たり」をじっくり当たる1日でした。
22人もいるとすごいね。ちょっとした休憩の合間のしょうもない話も波状攻撃でやってくるね。主に笑い疲れた1日でした。
そんな22人のキャストもずいぶんカラフルなのですが、同じ第三話に出演する共演者のみなさんについて紹介したいなというのをずっと思っていたので、帰り道に一杯ひっかけてゴキゲンになった夜中の気まぐれで書きなぐりますよ。
写真はすべて「犬とともに」というコンセプトのポートレートを、作・演出のハセガワアユム氏が撮ったもの。
MUのブログに掲載されていた配役紹介より引用。
○第三話『漫画の世界』・登場人物(役名:俳優名で表記)田崎ジン(36):山崎カズユキ ・・・ 漫画家。狂犬騒動に当てられ、ゾンビ漫画で一山当てようとしてる。橘直人(36):大塚尚吾 ・・・ 元ボクサー、いまは自転車屋を経営。田崎と友人で仕事場を出入りしてる。志村陽子(26):沈ゆうこ ・・・ 田崎のアシスタント。元ファンのガチオタ上がりなので田崎を崇拝。西田翔平(34):植田祥平 ・・・ 漫画「ヤングガリレイ」編集者。若槻(25):青山祥子 ・・・ 雑誌のライター。「え?この漫画がすごい?」を担当。深谷(25):古屋敷悠 ・・・ カメラマン。
■大塚尚吾さん
『少年は銃を抱く』でもご一緒したのだけど、同じシーンに出演することがなかったので今回ようやく念願かなってガッツリ共演。
溢れ出るフェロモンを隠さないでおなじみ。もうセクシャルが匂い立ってますよ。
その裏にチラ見えする、舞台に立つときの熱いリビドーがすさまじい。自分の持ってる武器の使い方を熟知しつつ、常に丁寧にメンテナンスしてる人。完全に狩りに来てます。
■沈ゆうこさん(アガリスクエンターテイメント)
初演を拝見したときにすごく印象に残っていたなかの1人。
コメディ集団のメンバーということもあるのか、日常のなかでいろんなことにつっこまずにいられない性質なんですかね。ちょいちょい休憩のあいまに雑なボケを投げては、それに対して返ってくるボキャブラリーの豊かさにいちいち感動しております。
「ガチオタ上がり」という役どころをたぐり寄せる説得力。
そしてなんだか、生々しいエロさがあるんすよね。時折垣間見せるあのメス感。あれ、なんだろう。
■植田祥平さん
ゴム人形のようなフォルムに柔らかな物腰。
普段はとってもおだやかなんだけど、会話の端々から伝わるマニアックな視線や、演技のブレのなさから、実は今回の22人のなかでもいちばん尖ってるんじゃないかとにらんでいますよ。
女子楽屋での人気を集めてる、というウワサもなるほど納得の癒し系。でもたぶんまあまあ変態。
■青山祥子さん
今回の第三話チームのなかで、初演からの続投組じゃないのは自分ともうひとり、青山さん。
なかなかむずかしい役どころかと思うのですが、たぐり寄せてる過程を見ているとちょっとお饅頭でもあげたくなりますね。
スッと舞台に立ったときの麗しさと、そこにあぐらをかかないはっちゃけ感のギャップがなんとも素敵。
線が細くて芯が太いかんじ。魚で例えるとサヨリ、てところですかね。
■古屋敷悠さん
おなじ事務所、ECHOES日本人部の後輩でもあるのですが、彼もまたちゃんと共演するのははじめて。
演出家のことばを的確に理解し、いろんな距離感の人たちにわかりやすい形で伝えるというのは劇団員の大事な役目だと思うのですが、そのスキルがまずすばらしい。
芝居をするときの体重の乗せ方も含め、アユム氏と互いに全幅の信頼をおいてるというか。愛か。
とはいえ古ちゃんもなかなかの変態。どうやらいま20代後半らしいのですが、まったく信じられません。さすがに自分より年上とは思わないけど、あいつ34歳くらいだろ。
ふー。
軽いきもちでサラッと紹介するつもりでいたけど、ことばが溢れてきてしまいました。
これ、夜中のテンションで書いたけど明日になったら照れくさくなるやつだ。
しかし恐ろしいことに、ほかのチームのみんなもずいぶんアレなんですよね。
よくもまァこれだけの顔を揃えたもんだよ、とつくづく思います。
そんな22人が、ガチャガチャしそうなのに絶妙なバランスで奏でるうつくしい組曲。
ぜひ観に来ていただきたい。
小屋入り百景
MU『狂犬百景』いよいよ劇場入り。
総力戦での仕込み。キャストが22人もいるので、人海戦術のスピードの速さに笑った。動きやすい格好でいこう、と思って行ったら「フェス気分っスか」とつっこまれたコーディネートがこちらです。まあ、ある意味フェスだよ。行ったことないけどフジロック。
三鷹市芸術文化センター 星のホールの舞台に立つのは、2003年のKERA・MAP『青十字』以来13年ぶり。もうそんなに前になるのか。舞台うらや楽屋の雰囲気でいろいろ思いだしてキュンとしますね。27歳かぁ。劇場スタッフの森元さんと森川さんのおふたりが、細やかなところまでいろいろ気を配ってくださるので本当にホッコリします。13年前の思いで話をいろいろしたり。Mitaka "Next" Selection 17thのフライヤーの、紹介文がすごくいいなと思っていたら、森元さんが書いた文章だそうな。
悪意なき悪意と、善意を自覚した善意が、器用に笑顔を浮かべ、手慣れた挨拶を交わす。そんな、日常的な絶望を強かに笑いながら、その筆の先に滴る、純度の高い希望。MU。
ケータリングコーナーに、大塚尚吾アニキが家で丁寧に淹れたアイスコーヒーをポットで持って来て差し入れてくれまして。以前『少年は銃を抱く』のときにもとっても大好評で、誰が言いだしたか「すけべコーヒー」。みんな美味しい美味しいといって飲んでたら、あっというまになくなってしまったのですが。
菅山「もうすけべコーヒーなくなっちゃいました!あとはノンケコーヒーしかありません」佐野「すけべの対義語はノンケじゃないだろ」
という会話がたいへんおもしろかったです。
さて、おかげさまでチケットの売れ行きも好調らしく。10月1日(土)の初日と2日(日)のチケットがもうぼちぼち残り少なくなってきた模様です。ご予約がまだのみなさま、お早めにどうぞですよ!
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MU『狂犬百景』いよいよ劇場入り。
総力戦での仕込み。キャストが22人もいるので、人海戦術のスピードの速さに笑った。
動きやすい格好でいこう、と思って行ったら「フェス気分っスか」とつっこまれたコーディネートがこちらです。まあ、ある意味フェスだよ。行ったことないけどフジロック。
三鷹市芸術文化センター 星のホールの舞台に立つのは、2003年のKERA・MAP『青十字』以来13年ぶり。もうそんなに前になるのか。舞台うらや楽屋の雰囲気でいろいろ思いだしてキュンとしますね。27歳かぁ。
劇場スタッフの森元さんと森川さんのおふたりが、細やかなところまでいろいろ気を配ってくださるので本当にホッコリします。13年前の思いで話をいろいろしたり。
Mitaka "Next" Selection 17thのフライヤーの、紹介文がすごくいいなと思っていたら、森元さんが書いた文章だそうな。
悪意なき悪意と、善意を自覚した善意が、器用に笑顔を浮かべ、手慣れた挨拶を交わす。そんな、日常的な絶望を強かに笑いながら、その筆の先に滴る、純度の高い希望。MU。
ケータリングコーナーに、大塚尚吾アニキが家で丁寧に淹れたアイスコーヒーをポットで持って来て差し入れてくれまして。
以前『少年は銃を抱く』のときにもとっても大好評で、誰が言いだしたか「すけべコーヒー」。
みんな美味しい美味しいといって飲んでたら、あっというまになくなってしまったのですが。
菅山「もうすけべコーヒーなくなっちゃいました!あとはノンケコーヒーしかありません」佐野「すけべの対義語はノンケじゃないだろ」
という会話がたいへんおもしろかったです。
さて、おかげさまでチケットの売れ行きも好調らしく。10月1日(土)の初日と2日(日)のチケットがもうぼちぼち残り少なくなってきた模様です。
ご予約がまだのみなさま、お早めにどうぞですよ!
漫画の世界
気がつけば、MU『狂犬百景』本番もいよいよ来週に迫ってまいりましたよ。
連日稽古稽古の日々と思いきや、今回は4話のオムニバス作品になるので、1日2チームずつくらいの稽古ボリュームなので、わりと飛び石的な感じ。とはいえ、なかなかの大詰めの作業になってきました。衣裳も決まり、美容院に行って今回の役のための髪型も作りましたよ。
自分の出演する第三話は、アユム氏曰くこんなストーリー。
MU『狂犬百景』稽古日誌20第三話『漫画の世界』は、終わらない悪夢をずっと笑ってるような短編。漫画家の印税御殿が舞台となります。星のホールでも最高に悪ノリしたいなー。劇団員、古屋敷悠も満を持してこの話から登場。(アユム)
過去に参加したハセガワアユム氏の作品のなかで、2013年8月のリーディング公演『想像/MOJITO』では、道ならぬ恋に落ちる双子のきょうだいの役。2015年3月『少年は銃を抱く』では、家庭を持ちながら教え子に手を出した挙げ句に雑な振りかたで別れ、女子更衣室を盗撮する日常に戻る体育教師の役。と、なかなかイビツな人物を演じさせていただいたのですが。
今回もまた、なかなか歪んだキャラクターを担当させていただくことになりました。そして今日の通し稽古のときに、「山にょさんにこの物語のなかで担ってほしいところは......」という太い筋道みたいなものをあらためて指し示してもらいました。
おお。胸がふるえるぜ。すごくやりがいがあるぜ。
こういう役まわりを振られると、嬉々として演じるタイプですよ。わかってらっしゃるな、アユム氏。
あと残り少ない稽古日数のなかでどこまで深化させられっかなぁ、ということをしみじみ考えつつも、ひとりでボンヤリ帰ってもうまく消化できなさそうな気もしたので、同じチームのみなさんと4人でラーメン屋に入って、餃子とチャーハンとビールをキメて帰りましたよ。作品のこととかほぼほぼ話さなかったけど、それもまた良し。この4人は同じ時間を共有するのが大事な感じなので。
今回の公演に向けてのインタビューの動画がYouTubeにアップされております。稽古場風景のなかでチラリと映りこんでますね。公演までのおたのしみに、どうぞご覧くださいませ。
そして、ありがたいことにチケットが順調に売れているようです。
割引のある前半の日程は、比較的早めになくなりそうとのことです。また、クチコミが広まって後半はチケット争奪戦になる可能性が高いので、もし観劇の日程がお決まりでしたら早めのご予約をオススメいたします。こちらの予約フォームからもスイッとご予約いただけますので、お気軽にどうぞ。
お待ちしてまーす!!!
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気がつけば、MU『狂犬百景』本番もいよいよ来週に迫ってまいりましたよ。
連日稽古稽古の日々と思いきや、今回は4話のオムニバス作品になるので、1日2チームずつくらいの稽古ボリュームなので、わりと飛び石的な感じ。
とはいえ、なかなかの大詰めの作業になってきました。
衣裳も決まり、美容院に行って今回の役のための髪型も作りましたよ。
自分の出演する第三話は、アユム氏曰くこんなストーリー。
MU『狂犬百景』稽古日誌20第三話『漫画の世界』は、終わらない悪夢をずっと笑ってるような短編。漫画家の印税御殿が舞台となります。星のホールでも最高に悪ノリしたいなー。劇団員、古屋敷悠も満を持してこの話から登場。(アユム)
過去に参加したハセガワアユム氏の作品のなかで、
2013年8月のリーディング公演『想像/MOJITO』では、道ならぬ恋に落ちる双子のきょうだいの役。
2015年3月『少年は銃を抱く』では、家庭を持ちながら教え子に手を出した挙げ句に雑な振りかたで別れ、女子更衣室を盗撮する日常に戻る体育教師の役。
と、なかなかイビツな人物を演じさせていただいたのですが。
今回もまた、なかなか歪んだキャラクターを担当させていただくことになりました。
そして今日の通し稽古のときに、「山にょさんにこの物語のなかで担ってほしいところは......」という太い筋道みたいなものをあらためて指し示してもらいました。
おお。
胸がふるえるぜ。
すごくやりがいがあるぜ。
こういう役まわりを振られると、嬉々として演じるタイプですよ。わかってらっしゃるな、アユム氏。
あと残り少ない稽古日数のなかでどこまで深化させられっかなぁ、ということをしみじみ考えつつも、ひとりでボンヤリ帰ってもうまく消化できなさそうな気もしたので、同じチームのみなさんと4人でラーメン屋に入って、餃子とチャーハンとビールをキメて帰りましたよ。
作品のこととかほぼほぼ話さなかったけど、それもまた良し。
この4人は同じ時間を共有するのが大事な感じなので。
今回の公演に向けてのインタビューの動画がYouTubeにアップされております。
稽古場風景のなかでチラリと映りこんでますね。
公演までのおたのしみに、どうぞご覧くださいませ。
そして、ありがたいことにチケットが順調に売れているようです。
割引のある前半の日程は、比較的早めになくなりそうとのことです。
また、クチコミが広まって後半はチケット争奪戦になる可能性が高いので、もし観劇の日程がお決まりでしたら早めのご予約をオススメいたします。
こちらの予約フォームからもスイッとご予約いただけますので、お気軽にどうぞ。
お待ちしてまーす!!!
こちら皿の上警察〜夏の終わりの深夜食堂〜
金曜日。第4回目の皿の上警察の捜査会議が開催されました。
2015年12月、手さぐりでとりあえずやってみた第1回。2016年3月、お米に合うおかずを取り揃えた第2回。2016年6月、佐藤みゆき嬢を一日署長に迎えた第3回。
これまでもいろいろサポートしてくれた、寺井義貴氏を「鑑識官」というポジションで新たにメンバーとして迎え入れることになり、次回に向けての会議を重ねる。まずは日程を決めるところからですが、気がつけば3ヶ月に1度のペースで来ているので、じゃあ次は9月かなぁという話に。これまでは土日に開催してきたけど、みんなの都合がちょうど合う土日がみつからず「じゃあ金曜日にして、昼と夜の二部制じゃなくて夜と深夜にしたらいいんじゃない?」と、まとまりまして。
今回は18時スタートの第一部と、0時スタートの第二部に分けることにいたしました。夏を満喫しそびれた人たちにお届けする、夏っぽいメニューを取り揃えた、第一部「夏の終わりのハーモニー」。ちょうどよいタイミングでちょうどよいサイズのつまみをふるまう、第二部「刑事たちの深夜食堂」。
サポートメンバーの「婦人警官」緒方ちか・石本径代・山田奈々子・外村道子と「巡査」緑川陽介にいろいろお手伝いしてもらいながら、13時ころから仕込みを開始。「やっぱり女の子がたくさんいると、なんかいいね」とつぶやく泉刑事。まったくもって同感だぜ。
そして18時から第一部のスタート。「さすがに平日だから序盤はわりとゆっくりスタートじゃないかと思うんだ」「最初のうちはサッと出せるもので様子を見つつ......」なんてことをシミュレーションしてたのですけれど、実際始まってみたら思いのほか早くからお客さんがいらっしゃって、気づけばけっこうな人数が集まってくる。前回の捜査会議にいらっしゃった、イラストレーターの梨岡健二さんというお客さまが、この「皿の上警察」のことをとても気に入ってくださったようで。「こんなの描いてみたんですけど......」と送ってきてくださったイラストのクオリティがもうホント素晴らしすぎて大感激だったのですが、原画を持って来て遊びにいらっしゃったのでエントランスのところに飾らせていただく。
今回のみんなのお品書きはこんな感じでした。
[泉刑事]・南房総で釣った生タコの塩レモンカルパッチョ・鰹の刺身 パクチーサラダのせ・エビとマッシュルームのトマトクリームペンネ・新鮮スルメイカのペペロンチーノ 肝風味・特製チャーシュー 崩し煮卵添え・刑事チャンプルー・ローストポーク 夏野菜のハラペーニョソース・トロなすのアーリオオーリオ ナンプラー風味・丸鶏とガラのスープ
[内田刑事]・3種のブルスケッタ・焼き夏野菜のマリネ・セロリとミョウガの梅醤油漬け・茹で鶏の冷製・炭火串焼き肉4種&焼きとうもろこし・すいか・コニャックを使った特製モヒート
[山崎刑事]・夏野菜のラタトゥイユ・ちくわとピーナッツのソース炒め・アボカドとひよこ豆のサラダ・豚冷しゃぶ・タイ風チキンサラダ・冷や汁 〜夏をあきらめて2016〜・ソフィーのパン・牛肉ときのこのバター醤油炒め・ゴーヤとなすのしょうが醤油炒め
[寺井鑑識官]・寺井のドキドキ☆シャウエッセン
こうしてみんなのラインナップを見返してみると、そういえば泉刑事の料理はちょいちょいつまみ食いしたけど内田刑事のはほとんど食べそびれたというか、料理自体もあまり見てないのが多いなと思ったのですが、今回キッチンの外のベランダでBBQグリルを使って調理するメニューが多かったのだなと納得。
そして、新メンバーの寺井さんの持ち込み企画として、チョリソーやポークビッツなどいろんな種類のソーセージを並べたホットプレートの前の寺井さんからくじを引き、当たったものがその場で食べられるという「寺井のドキドキ☆シャウエッセン」というのがなかなか楽しげでした。縁日っぽいのもテーマに沿っていてよろし。
人数も増えてきてワンサカしているなか、突然ブレーカーが落ちるというハプニング。すぐ復旧するかと思ったけど、なぜかブレーカーもあがらなくてなかなか戻らず、30分ちかく携帯電話のライトなどで小さな灯りをともし、「寺井のドキドキってこういうことなの?」など軽口をたたいて復旧を待つ。管理会社の人が来ていろいろ見てもらい、ようやく元にもどったときのうれしさよ。電気のありがたみを感じるひとコマでした。
そして23時くらいでいったんひと区切りし、毎回恒例になっている集合写真を撮ったのですけれど、あらためてこう見てみるとずいぶんな人数が集まっていたのですね。なかなかのカオスでした。
一度テーブルを軽く片づけて、0時から第二部の開始。もともと第一部と第二部の通しで参加を表明している人も何人かいたけれど、なんか楽しいので残りますという人が思いのほか多くて、わりとこじんまりとした深夜食堂のつもりだったけれどずいぶんワイワイにぎわいました。ありがてえ。
第一部のイチ押しメニューとしては、ちょっと作るのも手間がかかるんだけど、丁寧に作れば作るだけ美味しくなる「冷や汁」。これが瞬殺でした。自分で言うのもなんだけど、美味かったもんなぁ。第二部は、「牛肉ときのこのバター醤油炒め」。これをごはんにのっけて紅ショウガを添えて。酒のアテとしても非常に優秀で、ちょっと小腹がすいたタイミングに絶妙なひと皿。
そして、第二部には泉刑事のお友だちの唎酒師さんがいらっしゃって、東京では出回らない8種類のひやおろしを呑み比べできるという、なんとも素敵なコーナーが。黒部峡(富山)純米吟醸幻の瀧(富山)純米吟醸白龍(福井)特別純米 生詰め原酒一乃合(福井)特別純米酒 山廃仕込源平(福井)純米酒雲乃井(福井)純米酒加賀の井(新潟)純米吟醸原酒越乃梅里(新潟)特別純米酒
これ......マジ最高でしたよ。スルメイカのペペロンチーノなんかと合わせてチビチビ呑んだり。
なんともまぁ楽しい宴は朝まで続き、始発が出たくらいの時間に解散。後かたづけして帰りました。
こうやって4回目ともなるとみんな勝手がわかってきたというのもあり、どんどん料理ももてなしもクオリティがあがっているなというのをヒシヒシと感じた回でした。とはいえ今回も予想以上のお客さまの多さに、ずいぶん窮屈な思いをさせてしまったり、途中お酒が足りなくなったりと至らないところも多々あったのですけれど。
でも後かたづけして朝の電車でボンヤリ、なんかひとつ公演終えたみたいな達成感とけだるい疲労感があるな、と。劇団に所属していたときのことを思いだす。
3人の刑事を三兄弟に例えることが多いのですが、気ばかり急いてつい空回りしがちな長男・山崎と、全体が見えてて細かいところまで気が配れる次男・泉、ボンヤリしてるけどみんなのムードメーカー・内田。料理以外の事務作業系の面倒なことを厭わずサポートしてくれる寺井鑑識官と、のびのびさせつつも適切なタイミングで〆てくれる本部長・X。そしてチャーミングな笑顔で癒しつつ手伝ってくれる婦警たちと、元気によく動いてくれる巡査と。そして今回、安藤理樹くんが素敵な写真をたくさん撮ってくれました。なかなか選ぶのが大変だったくらい。
皿の上警察、とてもいい集団。非常にいいバランス。しみじみ。
今回の捜査会議にご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。心より感謝します。
次の捜査会議は12月になるのかな。今度はどんな企画にしましょうかね。
またお誘いさせていただきますので、どうぞおなか空かせていらっしゃいませ。
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金曜日。
第4回目の皿の上警察の捜査会議が開催されました。
2015年12月、手さぐりでとりあえずやってみた第1回。
2016年3月、お米に合うおかずを取り揃えた第2回。
2016年6月、佐藤みゆき嬢を一日署長に迎えた第3回。
これまでもいろいろサポートしてくれた、寺井義貴氏を「鑑識官」というポジションで新たにメンバーとして迎え入れることになり、次回に向けての会議を重ねる。
まずは日程を決めるところからですが、気がつけば3ヶ月に1度のペースで来ているので、じゃあ次は9月かなぁという話に。
これまでは土日に開催してきたけど、みんなの都合がちょうど合う土日がみつからず「じゃあ金曜日にして、昼と夜の二部制じゃなくて夜と深夜にしたらいいんじゃない?」と、まとまりまして。
今回は18時スタートの第一部と、0時スタートの第二部に分けることにいたしました。
夏を満喫しそびれた人たちにお届けする、夏っぽいメニューを取り揃えた、第一部「夏の終わりのハーモニー」。
ちょうどよいタイミングでちょうどよいサイズのつまみをふるまう、第二部「刑事たちの深夜食堂」。
サポートメンバーの「婦人警官」緒方ちか・石本径代・山田奈々子・外村道子と「巡査」緑川陽介にいろいろお手伝いしてもらいながら、13時ころから仕込みを開始。
「やっぱり女の子がたくさんいると、なんかいいね」とつぶやく泉刑事。まったくもって同感だぜ。
そして18時から第一部のスタート。
「さすがに平日だから序盤はわりとゆっくりスタートじゃないかと思うんだ」「最初のうちはサッと出せるもので様子を見つつ......」なんてことをシミュレーションしてたのですけれど、実際始まってみたら思いのほか早くからお客さんがいらっしゃって、気づけばけっこうな人数が集まってくる。
前回の捜査会議にいらっしゃった、イラストレーターの梨岡健二さんというお客さまが、この「皿の上警察」のことをとても気に入ってくださったようで。
「こんなの描いてみたんですけど......」と送ってきてくださったイラストのクオリティがもうホント素晴らしすぎて大感激だったのですが、原画を持って来て遊びにいらっしゃったのでエントランスのところに飾らせていただく。
今回のみんなのお品書きはこんな感じでした。
[泉刑事]
・南房総で釣った生タコの塩レモンカルパッチョ
・鰹の刺身 パクチーサラダのせ
・エビとマッシュルームのトマトクリームペンネ
・新鮮スルメイカのペペロンチーノ 肝風味
・特製チャーシュー 崩し煮卵添え
・刑事チャンプルー
・ローストポーク 夏野菜のハラペーニョソース
・トロなすのアーリオオーリオ ナンプラー風味
・丸鶏とガラのスープ
[内田刑事]
・3種のブルスケッタ
・焼き夏野菜のマリネ
・セロリとミョウガの梅醤油漬け
・茹で鶏の冷製
・炭火串焼き肉4種&焼きとうもろこし
・すいか
・コニャックを使った特製モヒート
[山崎刑事]
・夏野菜のラタトゥイユ
・ちくわとピーナッツのソース炒め
・アボカドとひよこ豆のサラダ
・豚冷しゃぶ
・タイ風チキンサラダ
・冷や汁 〜夏をあきらめて2016〜
・ソフィーのパン
・牛肉ときのこのバター醤油炒め
・ゴーヤとなすのしょうが醤油炒め
[寺井鑑識官]
・寺井のドキドキ☆シャウエッセン
こうしてみんなのラインナップを見返してみると、そういえば泉刑事の料理はちょいちょいつまみ食いしたけど内田刑事のはほとんど食べそびれたというか、料理自体もあまり見てないのが多いなと思ったのですが、今回キッチンの外のベランダでBBQグリルを使って調理するメニューが多かったのだなと納得。
そして、新メンバーの寺井さんの持ち込み企画として、チョリソーやポークビッツなどいろんな種類のソーセージを並べたホットプレートの前の寺井さんからくじを引き、当たったものがその場で食べられるという「寺井のドキドキ☆シャウエッセン」というのがなかなか楽しげでした。縁日っぽいのもテーマに沿っていてよろし。
人数も増えてきてワンサカしているなか、突然ブレーカーが落ちるというハプニング。
すぐ復旧するかと思ったけど、なぜかブレーカーもあがらなくてなかなか戻らず、30分ちかく携帯電話のライトなどで小さな灯りをともし、「寺井のドキドキってこういうことなの?」など軽口をたたいて復旧を待つ。
管理会社の人が来ていろいろ見てもらい、ようやく元にもどったときのうれしさよ。電気のありがたみを感じるひとコマでした。
そして23時くらいでいったんひと区切りし、毎回恒例になっている集合写真を撮ったのですけれど、あらためてこう見てみるとずいぶんな人数が集まっていたのですね。なかなかのカオスでした。
一度テーブルを軽く片づけて、0時から第二部の開始。
もともと第一部と第二部の通しで参加を表明している人も何人かいたけれど、なんか楽しいので残りますという人が思いのほか多くて、わりとこじんまりとした深夜食堂のつもりだったけれどずいぶんワイワイにぎわいました。ありがてえ。
第一部のイチ押しメニューとしては、ちょっと作るのも手間がかかるんだけど、丁寧に作れば作るだけ美味しくなる「冷や汁」。これが瞬殺でした。自分で言うのもなんだけど、美味かったもんなぁ。
第二部は、「牛肉ときのこのバター醤油炒め」。これをごはんにのっけて紅ショウガを添えて。酒のアテとしても非常に優秀で、ちょっと小腹がすいたタイミングに絶妙なひと皿。
そして、第二部には泉刑事のお友だちの唎酒師さんがいらっしゃって、東京では出回らない8種類のひやおろしを呑み比べできるという、なんとも素敵なコーナーが。
黒部峡(富山)純米吟醸
幻の瀧(富山)純米吟醸
白龍(福井)特別純米 生詰め原酒
一乃合(福井)特別純米酒 山廃仕込
源平(福井)純米酒
雲乃井(福井)純米酒
加賀の井(新潟)純米吟醸原酒
越乃梅里(新潟)特別純米酒
これ......マジ最高でしたよ。
スルメイカのペペロンチーノなんかと合わせてチビチビ呑んだり。
なんともまぁ楽しい宴は朝まで続き、始発が出たくらいの時間に解散。
後かたづけして帰りました。
こうやって4回目ともなるとみんな勝手がわかってきたというのもあり、どんどん料理ももてなしもクオリティがあがっているなというのをヒシヒシと感じた回でした。
とはいえ今回も予想以上のお客さまの多さに、ずいぶん窮屈な思いをさせてしまったり、途中お酒が足りなくなったりと至らないところも多々あったのですけれど。
でも後かたづけして朝の電車でボンヤリ、なんかひとつ公演終えたみたいな達成感とけだるい疲労感があるな、と。
劇団に所属していたときのことを思いだす。
3人の刑事を三兄弟に例えることが多いのですが、気ばかり急いてつい空回りしがちな長男・山崎と、全体が見えてて細かいところまで気が配れる次男・泉、ボンヤリしてるけどみんなのムードメーカー・内田。
料理以外の事務作業系の面倒なことを厭わずサポートしてくれる寺井鑑識官と、のびのびさせつつも適切なタイミングで〆てくれる本部長・X。
そしてチャーミングな笑顔で癒しつつ手伝ってくれる婦警たちと、元気によく動いてくれる巡査と。
そして今回、安藤理樹くんが素敵な写真をたくさん撮ってくれました。なかなか選ぶのが大変だったくらい。
皿の上警察、とてもいい集団。
非常にいいバランス。
しみじみ。
今回の捜査会議にご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。
心より感謝します。
次の捜査会議は12月になるのかな。
今度はどんな企画にしましょうかね。
またお誘いさせていただきますので、どうぞおなか空かせていらっしゃいませ。