トリのマーク(通称)

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☜これで、劇団名。


これがわたしたちの名前です。発音はできません。
どうぞ好きな呼び方で呼んでください

ということなので「トリのマーク(通称)」と呼ばれているのですね。


以前ベターポーヅという劇団に所属をしていたとき、けっこうこのトリのマークと同じ匂いとしてくくられることが多く。どうなんだろう、ちょっと気になるなと思ってはいたけれど、なかなか観る機会がないままだった。
今年のお正月に、詩森ろばさんの新春振袖かるた会に誘われておじゃましたときに、トリのマークのメンバーの原田さんとお知り合いになったので、これはこんどぜひ観に行ってみよう、と。


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で、行ってまいりました。
『湖畔の探偵 全六話』@下北沢ザ・スズナリ。

ギロンと探偵は
その駅に着いてはじめて
乗り換える列車が来るまで
ずいぶん時間のあることに気付きました。

彼らは駅を出て町を歩いてみることにします。

でもあるのは湖だけ。
食堂もお土産物屋も
人家さえありません。
ようやく見つけたボートハウスは
一万年も前のものでした。

と、『第一話』は順当に始まるのですが
『第二話』と『第四話』はからまってしまって
『第三話』が何度も顔を出す間に
『第五話』は行方不明に。
そして『第六話』の運命は...

そんな湖のほとりの町でのおはなし

全六話をぎゅっと詰め込んだ
一時間と少々の公演は
5月25日(土)と26日(日)
下北沢のザ・スズナリという名の劇場で

なるほど、なるほど。
これは独特の空気感ですな。
ほのぼのしてシュール。
ストーリーを追うのがどうでもよくなってくるというか、舞台空間と、醸し出された空気とのたわむれを楽しむ感じ。
これは好きなやつだな。
ベターポーヅと同じ匂いというのもなかなか納得。
そして声のステキなべっぴん女優さんを揃えている、というところにもまた類似性を感じたり。

何度となく来ているザ・スズナリだけど、あんな使い方をしているのをはじめて観た。こんなに広いのか、と思う。
なんだろう、この異空間にまよいこんだ感。


終演後、小劇場でいちばんのベターポーヅファン、クロムモリブデン森下くんに会う。
新春かるた会でも一緒だったのだけど、やっぱりアイツも好きだったか、トリのマーク。

こういう趣味性が強いというか、独特の匂いがする劇団、もっといろいろあってもよいのだ。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年5月25日 15:43)