たのしい開幕


天気もすこぶるよかったので、昼ころから家族4人でドライブがてら長野に住んでいる母方のおばあちゃんの家に挨拶をしに行く。
もう90歳をすぎるおばあちゃん、近ごろ言動に老いが感じられるということを電話でときどき聞いていたけれど、ひさしぶりにあったらシャキシャキしていた。
多少気になるところもあったけど、大好きなばあちゃんのままであったよ。
ほうじ茶を切らしてしまい、なかなか買いに行くのが億劫ということなので、今度美味しいお茶見つけて送ろう。


R0014187.jpgR0014193.jpg
すぐ近所に住んでいる、おばさんの家に遊びに行く。
骨董屋をほそぼそと営みながら、油絵を描いているおばさん。
とても気が合うので、たまに東京で個展をやるときにはいっしょにごはんを食べたりする。

ひさしぶりに遊びに行ってみたら、黒い猫が一匹、カラフルな油絵を背景にスヤスヤ眠ってた。
「何て名前?」と聞くと、「清水チョコちゃん」とのこと。
どうやら近所の清水さんの家の飼い猫なんだけど、フラリとやってきてはゴロニャンしているのだという。......このズルい女め!
人に対してかまえることが全然ない美猫だったので、思うさまモフモフしてやりましたよ。
絵描きのアトリエに黒猫はよく似合うね。


夕方くらいの長野新幹線で東京に戻る。けっこうあっという間についた。
あいかわらずドタバタではあったけれど、ばあちゃん二人にも会えて、家族ともそれなりに話もできたので、なかなかいい帰省ではあった。
新たなる決意を心に、東京駅に降り立つ。

あらためて、上京だ。


いつものアパートに帰ってきて、晩ごはん作るのも億劫だし、誰か遊んでくれる人はおらんかな、と思っていたら、詩森ろばさんが新年会に誘ってくれたのでダッシュで向かう。
別嬪の女優さんたちが振袖を着て、『三月のライオン』に出てきたメニューを忠実に再現してみた、というおせち料理をつまみながらお酒呑んでいたよ。

なんだい、この眼福。
天国かしら。

R0014208.jpg
せっかくなので、お正月らしく百人一首大会をやろう、ということに。
7人いたので、ひとり詠み手で3対3に別れてのチーム戦。
得意な人と、ほぼはじめてという人がちょうど半々くらい。
小学生のころはけっこう得意だったのだけど、なかなかひさしぶり。覚えているようで覚えてない。でも得意な札はキッチリ死守できた。
組分けをかえて2ゲームやってみて、なかなかのいい勝負に相当白熱する。
やあ、おもしろかったなぁ。
けっこう大人げない感じで燃えちまったよ。連敗したけどさ。


なんだか春から縁起がよろしい。
楽しい年の幕開けでござい。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年1月 2日 23:00)