菊川朝子まつり


鳥取と東京を行ったり来たりしながら、お芝居やったりライブ行ったりライブ行ったりお芝居やったりと、すこぶるアグレッシブな菊川朝子嬢
「菊川朝子まつり」と称して、春から初夏にかけて出演したり演出したりする舞台がめじろおしなのですが、今日はワッショイしてまいりました。


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まずは、シンクロ少女『オーラルメソッド』@阿佐ヶ谷アルシェ。
BUDOKANの常連さんたちのなかで、お芝居をよく観ている方も多いのですが、年間400本くらい観ている方がいまイチ押ししている、このシンクロ少女。
日替わりの演目のなか、自分が観たのは『極私的エロス/性的人間』のAチーム版。

「極私的エロス」
 名嘉友美の結婚から離婚までのドキュメンタリーリーディングです。

いろいろ趣向をこらしたリーディング。
まさに"極私的"。
やあ、えぐってたな。エンターテイメントにするためにどこまで脚色しているかはわからないけれど、そこまで言っちゃうんだ、と。
菊川嬢は文字通り身体を張っておりました。

と、二本立てのひとつめを観たところで、オーディションに行かなくてはならなかったので失礼ながら退席。
なかなか面白かったので、もうひとつもぜひ観たかったのだけれど。残念無念。


サクッとオーディションに行ったのち、大吉カフェ@笹塚へ。
今度は菊川嬢がコントの脚本/演出を手がける、桃と虎と、イギーとザッキー『ビーチバレー』
古民家の一室で、お菓子を食べながら観る。
4人の男女がくりひろげる、めくるめくバカ。

ほんと、バカじゃねえの!

3回目になる桃と虎、なんだかんだで欠かさず観ているけれど、大好きだ!
ちょっとどうにかなっちゃうんじゃなかろうかと思うくらいに笑った。
最近なかよくなったイギーのコメディエンヌっぷりも堪能。
はじめて観るザッキーさん、ミュージシャンなの? ギターがまぁ上手いんだけど、芝居もホントに面白い。すげえ逸材。
あぜやんと八尾さんのキレッぷりも、毎度毎度たまらん。神がかっておる。
宇宙だよ、宇宙。
カオス!


しかし菊川嬢、おもしろいね。
やりよる子だよ。
次のまつりは5/17-19ですってよ!

 

緑見会

ゴルデンウィークらしいイベントがもうひとつ。

先月のはじめに参加させてもらった、KAKUTAのワークショップで、打ち上げに参加できなかった人や途中で帰らなくちゃいけない人たちも何人かいたので「近いうちにあらためて、お花見ならぬ"緑見会"をやりましょう」という話になり。


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で、5月5日のこどもの日に、代々木公園にて決行されたんす。
今日もまた鼻血が出そうになるくらいにスコンと晴れて、ど真ん中のピクニック日和。

12時からのスタート。
午前中に殺陣教室があったので、みんながLINEで盛り上がっているさまをチラ見して慌てて向かおうとしたら、最寄りの駅に着いて駐輪場に自転車を停めたあたりで携帯電話を家に忘れたことに気がつき、家に取りに戻るハメに。
この時点でずいぶんHPが消耗。

そしてハァハァしながら「ビール、ビール」と呪文を唱え、原宿駅に着いたら人人人人、人人人。
すげえな。
お花見シーズンほどではないにしても、代々木公園がピクニックの人たちで大にぎわい。
ゴールデンなウィークなわけだよ。

皆が集まっている場所を目指して行ってみると、車座になっていろいろつまみながら酒呑んだり、身体を動かして遊んでいたり、なぜか宣材用の写真を撮る人がいたり、思い思いの感じで自由に盛り上がっている。
まずは駆けつけビール。
「ひとり一品、なんかしらおみやげ持参で」ということだったので、ゆうべ酔っぱらいつつもどうにかこうにか作ったにんじんサラダ・ポテトサラダとソフィーのパンを出す。
みんなが美味しい美味しいと口々に言ってくれるのがなんとも嬉しゅうございあすな。

なかなかの日差しのなか、ギターひっさげた流しの少女が「一曲唄わせてもらっていいですか」と来たり、木に登りだす人がいたり。
まぁ、酒がすすむわけですよ。
昼間っからゲスな恋愛話や、ド直球の下ネタで大いに盛り上がる。

そしてすっかり酒も回ってきたころに、恒例だという陣取りゲームで大いにはしゃぐ。ヤングチームとアダルトチームとに分かれ、大人の狡猾さをもって2戦ともアダルトチームの勝利。

♪ベイベー楽勝、なわけですよ。
♪大人の恋ならキャリアが必要、なわけですよ。

ま、山にょはすぅぐ息きれて、全然戦力にならなかったんだけどね。

このへんの模様は、桑原さんのブログに詳細&ステキな写真が大量にアップされていますので、どうぞあわせてお楽しみくださいな。


日が暮れてきはじめた18時すぎくらいまで思うさま楽しみ、みんなは居酒屋へと移動して二次会へ。
自分も参加したいところではあったけど、急きょ20時からBUDOKANのバーテン仕事に入らなければならなかったので、断腸の思いで下北沢に向かう。
でも夜中になって、まだ呑み足りないメンツがフラッと遊びに来てくれました。

ふああ、楽しいこどもの日でした。
みなさん、また遊んでくだせい。


 

SWEET LOVE SHOWER 2013


お友だちがTwitterで「SWEET LOVE SHOWERのチケットが1枚余っちゃってるのですけど、誰か引き取ってくれる人いませんか」とつぶやいていたので、光速でレスポンス&即決。うひゃっほーい!
ゴルデンウィークのおたのしみが決まったゼ!

ちうわけで、行ってまいりましたよ。
SWEET LOVE SHOWER 2013 in 東京@日比谷野外音楽堂。
笑ってしまうほどにスコンと晴れた、野外ライブ日和。

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本日のラインナップは

とまぁ、この並びの文字を見てるだけで、もう缶ビール2本くらい空いちゃうようなワクワクなわけでありますよ。
順にザックリとした感想を。


去年の夏におなじくここ日比谷野音で観て、ディジュリドゥとジャンベのうなりに完全にノックアウトされた、GOMA & The Jungle Rhythm Section。
GOMAさんの生きざまを描いた『フラッシュバックメモリーズ 3D』は、ドキュメンタリー映画の範疇と、文字通り次元を超えたとてつもない作品だったのですが、ちょうど韓国の映画祭にて最優秀アジア映画賞を受賞した、という知らせも飛び込んできて、のっけからテンションがギャン上がり。
やべえ、超たのしい。


ここ最近いろんな友だちからオススメされる、奇妙礼太郎&トラベルスイング楽団。
YouTubeなどで動画を観たりして、ああコレ好きだわ、ライブ行ってみてえと思っていたところ。
あののびやかな歌声と自然体なステージング。イイね! のんき大将!


はじめて生で聴く仲井戸"CHABO"麗市さん。
にぎやかな楽団の次に、ギターいっぽん、ひとりきりで唄うさまは激シブでございます。
貫禄と円熟とコク。かっこいいわァ。
「上を向いて歩こう」では、皆で大合唱だよ。
♪しーあーわーせーはァ〜♪


そしてレキシ。
レキシ目当てのお客さんが相当多かったようで、あちらこちらにレキシTシャツや池ちゃんタオルなど。んま、僕もまたレキシ手ぬぐい首に巻いてたわけですけど。
それぞれの持ち時間は30分くらいで、6〜7曲くらい演奏していたのですが、「きらきら武士」「大奥〜ラビリンス〜」「狩りから稲作へ」の3曲。
脱線に次ぐ脱線の、余計なおしゃべりが長いからww。
しかも途中で主催者側から「そろそろ時間が......」と止められる始末。
\キャッツ!/


はじめて観るgroup_inou。
さんざん盛り上がったレキシの後で、その次にはスカパラが控えているのですごいやりにくい、なんてこと言ってたけど、たしかにそりゃそうだ。
ちょっと昔のゲーム音楽っぽい電子音と、ユルユルした歌詞のMC。
そしてこれまた自然体のおしゃべり。
お、これ楽しいね。
肩の力のぬけ具合と、音楽性の高さのバランスがなんとも心地いい。


そして大トリ、東京スカパラダイスオーケストラ。
うまれてはじめて行ったライブ(クラシックは除いて)は、中学生のころのユニコーンだったのですけど、その次に行ったのが高校生のときの東京スカパラダイスオーケストラでした。
初期のころの感じが好きだったのですけど、最近は何となく遠ざかってしまっていたスカパラ。
何だか昔つきあってた彼女と再会するような、変なドキドキ感を抱えてライブを観る。
最近の曲が多いのかな、と思っていたけど「SHOT IN THE DARK」ではじまり、ほかにも「スキャラバン」「ルパン三世'78」など、昔の曲もけっこう多くてうれしい。
そしてアンコールではハナレグミをスペシャルゲストに招いて2曲ほど。
みんなギャーギャー言っていたよ。
はぁ、やっぱりカッコイイや、スカパラ。
思わずTシャツ買ってしもうた。


15時からはじまって、終わったのは20時すぎ。
でもぜんぜん足りん。まだまだ、まだまだ楽しめるよ。
ライブは楽しいな。
缶ビールが進んで進んでしょうがなかったよ。

ムッちゃん、ありがとよ!

 

明け星の頃には 〜セロ弾きのゴーシュ〜


観劇ダブルヘッダーの日。

ずいぶん前に行ったことがある劇場だけど、びっくりするくらいにどこにあるのか憶えてなかった。目白駅からけっこう歩くので、方向音痴としては非常に不安になりながらも劇場に到着。


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『ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。
けれどもあんまり上手でないという評判でした。
上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、
いつでも楽長にいじめられるのでした。』

 ・・・・・・・ 

今日もまた夜が来て、
そうして黙っていても夜は明けるのだ。
朝日が明日を連れてくる、すこしだけ前、
割れた窓ガラスの隙間から見えるあの、
金星の光に、僕はなりたい。


フッと心があたたまる、素敵な作品でありましたよ。
宮沢賢治、ひさしぶりに読み返してみたくなる。
照明のつかい方がとても効果的で、美しいあかり。
舞台観に行って「照明よかったよ」と言われると「じゃあ芝居は今ひとつだったのかしら」なんて勘ぐってしまいがちですけど、もちろんお芝居もとてもよかったのですよ。

ワークショップでご一緒して仲良くなった、宍戸さんの酔いどれシングルマザーがなかなか奥行きのある感じで素敵。声がまたイイんだな。
終演後にご挨拶したらお菓子くれたよ。
わいー。

 

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