取り調べの夜

内田・泉・山崎のエコーズ料理好き俳優3人がもてなすユニット「こちら皿の上警察」。

去年の暮れに開催した第一回の反省会と、いろいろお手伝いしてもらった人たちへのねぎらいを兼ねての新年会をやろう、という話になりまして。

泉刑事がお正月に帰省したときに「これがあったらお茶漬けが何杯でもイケる」「中毒性としてはヘロインの9倍」という、さばのへしこをお土産でもってきたというので、んじゃそれみんなで食べよう、ということに。


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そして先日、魚突きに行った内田刑事。
幻の魚・クエを友だちが穫ったということで、ちょっと信じがたい写真が送られてきました。

九絵(クエ)
20kg以上の個体になると1kg、1万円以上の高値がつく高級魚。
フグより美味いと言われている。
もはや幻の魚。

と、興奮気味に解説してくれた泉刑事曰く「これは新聞記事になってもおかしくないレベル」「このサイズだったら30万円くらいになるんじゃないか」。

それをおすそわけで1ブロックいただいてきたということで、幻の高級魚はどんな味なのかしらとワクワクしながら内田刑事のおうちにお邪魔し、仕込みを手伝いながら皆が集まるのを待つ。


ええと。
もう、どこから書いたらいいもんかなというくらいに、次から次へといろんな旨いものが出てきましてナ。

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まずはイシガキダイの刺身2種盛りからはじまり、クエの胃袋を細く切って湯がいたものを、なめろうみたいな感じで味噌と薬味で和えたもの。
そしてクエの肝と皮を串に刺して塩焼きに。
プリップリの身は、シンプルに鍋と唐揚げにしていただき。
さらにウロコも唐揚げにして塩振ってキュッとレモンをしぼって。

う......うめえ。
うめええええええ!!!

肝や胃袋のみならずウロコまで、余すところなくいただいてやろうという内田刑事の執念たるや、という感じですよ。
どれも本当に美味かった。
プリップリの身と、皮の下のツルッとしたゼラチン状の部分がなんともたまらぬ旨味。
これを、アカウオのヒレを炙ったヒレ酒といっしょにいただくわけで。

なんたる至福......!


そして後半には泉刑事が、豚肩ロースのソテーを焼き、ガーリックソースの濃厚な旨味にうなり。
〆にさばのへしこをお茶漬けでいただきました。
ヘロインの9倍の中毒性......なるほどだよ。
ひとしきりいろんなものを食べたあと、もうそんなに食えないよと思っていたはずなのに、サラサラッといく箸がぜんぜん止まりませんでした。
思いだしながら日記を書いているこの今、口のなかにひろがるあの旨味を反芻しています。

デザートには差し入れの堂島ロールと、りんごのようなさわやかな味わいのバナナ・バナップル。


なんとも贅沢な宴でありました。
ああああ。


そんな取り調べの夜は3時すぎまで続いたのでした。
そして次回の皿の上警察はどうしようか、という会議。
いろんな人がそれぞれの「ごはんに合うものNo.1」を持ち寄り、食べくらべるという宴をやることに。


皿の上警察、次は米泥棒を取り締まります。
われわれの捜査にぜひご協力ください。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2016年1月15日 22:41)