知らない、ふたり

先日、東京に雪が降った日だ。

今泉力哉監督の新作『知らない、ふたり』を観に行ってまいりましたよ。

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解説
靴職人見習いの韓国人青年ら複数の男女の気持ちを、『こっぴどい猫』『サッドティー』などの今泉力哉監督が描いた恋愛群像劇。韓国人青年や日本語学校の講師など7人の男女が登場し、交際したり思いを寄せたりするなど複雑に交錯していくさまを映し出す。出演は、韓国のアイドルグループ・NU'ESTのレン、ミンヒョン、JRやモデルの青柳文子、木南晴夏ら。夫婦やカップルの互いへの思いの差を表現したいという今泉監督の試みが、どのような映像となっているのか注目。

あらすじ
孤独に暮らす靴職人見習いの韓国人青年・レオン(レン)は、ある日、昼の公園で酔って絡んできたソナ(韓英恵)のことが忘れられなくなる。一方、レオンの同僚の小風(青柳文子)はレオンに好意を抱いていた。ソナの恋人であるジウは日本語学校の講師・加奈子(木南晴夏)に思いを寄せていたが、加奈子には車いす生活を送る荒川(芹澤興人)という恋人がおり、荒川が体験した事故にはレオンが関係していた。


7人の男女が織りなす、恋の矢印のものがたりは、やわらかい光がとても印象的なやさしい作品。
ほっこりあたたまりますナ。
主人公の靴職人見習いの韓国人青年役・レンさんが大変うつくしい顔立ち。なんだありゃ。少女漫画だよ。
あと木南晴香さんがとても素敵でした。
今泉監督の『こっぴどい猫』を観たとき、それぞれの人物がとても丁寧に描かれているさまが大変好きだったのですが、今作もまた然り。
ところどころに挟み込まれる可笑しさの加減もまたなんともいい具合です。

終演後は今泉監督と、『ほとりの朔子』の深田晃司監督のトークイベントがありまして。撮影の裏側の話もいろいろ聞けて興味深かったす。

同じ回を観に来てた、エコーズの緑川くん・内田くんといっしょに、しょんべん横丁のやきとん屋で一杯ひっかけながらあれこれ感想を話す。
当然一杯では済まず、はしご酒。
いい作品観たあとの酒はいい酔い心地。ダメ作品もそれはそれで盛り上がるけどね。


「好き」ってほんと、むずかしい。
かぁ。


 
YAMAZAKI Kazuyuki (2016年1月18日 22:25)