グレコローマンの休日 SEASON II


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開幕ペナントレース『GRECO ROMAN HOLIDAY−グレコローマンの休日 SEASON II』@アサヒ・アートスクエアを観に行ってまいりました。

まわりの友だちのあいだで何かと話題の開幕ペナントレース。
はじめて行くのでドキドキだなぁ、誰か一緒に行かないかなぁと思っていたら、あらいふとし君がどうやら行くみたいだったので、浅草で待ち合わせて一杯ひっかけてから、金色のうんこが乗ったあのビルへ行く。


永遠に続く、たった一日の恋という名のジャーマンスープレックス。
―飲食自由、録音も撮影も撮り放題、なんでもありのバーリトゥード演劇―
オールスタンディング60分一本勝負!!


な、なんだこりゃ!

『ローマの休日』をレスリングのユニフォームを着た男たちが演じる?というだけでナニがナンだか、という感じだったのですけれど、演劇ともパフォーマンスともカテゴライズできない、もう「開幕ペナントレース」というひとつのジャンル。
真実の口をイメージした丸いステージをお客さんが取り囲み、右手にお酒を、左手にカメラを携え「観戦」する。

時にはステージを降りて、観客のなかを縦横無尽に暴れ回る男たち。
そしてそれをアジテートする、赤い甲冑姿の監督。

以前、監督の村井雄さんとお酒の席でご一緒したことがあったのだけど、以前所属していたベターポーヅの舞台を何度か観ていたとのことで、自分のことも覚えていてくれたのが嬉しかった。
けれどはじめて開幕ペナントレースの舞台を観て、表現の手法や見せ方はまるで違えど、ベターポーヅの西島さんが描く世界観と少し似通ったものを感じました。

誰もやったことのないことをやろうとする人。
村井さんもまた、なかなかの変態とお見受けいたします。

とにかく言葉で説明してもこぼれてしまうばかりなので、一度観戦して体感してみたらよろしいと思う。
ありゃ、すごいよ!

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年2月28日 21:27)