あの女


2月27日。
ほんじつ、37歳になりました。
昨日までは36歳だったのですけど、これからの1年は37歳としてがんばっていこうかなと思ってます。
みなさまどうぞよろしくおねがいします。


anoonna_f.jpg
猫のホテル『あの女』@ザ・スズナリを観に行ってまいりましたよ。

俺たちが残してきたものは、儚い女のため息だ。
だから振り返ってみたところで、きっとそこには何もない。

千葉さんの脚本に、はえぎわのノゾエ征爾さんを演出に迎え、まことさん・ガンツさん・しんぺーさんの男3人でくりひろげる、猫のホテルの本公演。

こりゃ面白くないはずないだろ、とチラシを見たときからガンガン期待値が上がりまくりだったのですけど。

「携帯電話の電源はお切りください」というメッセージを伝えるための、ユルユルかつ贅沢すぎる前説芝居でひと笑い。
そして幕があがって驚いた、見なれたザ・スズナリを斬新に使った舞台装置。

新しい演出で観る、猫のホテルの新たな可能性。
現実とまぼろしを行ったりきたりする構造になっていたのだけど、そのスイッチがスッと切り替わる瞬間に垣間見える色気。
そのなかでキャッキャしている渋い先輩がた。

もう。
すばらしいよ。
最後のカーテンコールのあと、なんだか目から汁出た。


37歳になったこの日にこの芝居を観て、これからも舞台に立っていく勇気をもらったと同時に、あんなかっこいい大人にお前はなれるのか、覚悟はあるのか、と問われる気もしました。

やあ。
じぶん、まだまだ鼻タレっす。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年2月27日 16:20)