BUDOKANデビュー


下北沢のバー「BUDOKAN」にて、バーテンダーのおしごとをはじめました。


R0014443.jpg
去年あたりから、酒房山にょや出張料理などで手料理をふるまい、人といっしょにお酒を呑むのがなんとも楽しくて。
「いつか自分でお店やりてえなぁ」と昔からボンヤリ思っていた野望がどんどん強くなってきたのですね。
でも飲食店で働いた経験がまるでないので、とりあえずとっかかりとして、どこかで働いてみないことには、と。

そんなことを考えていたら、友だちが日替わり店長で働いてる「BUDOKAN」のオーナーさんと先日話す機会があり。
「いま求人してません?」と聞くと「ちょうど探してたとこ」ということで、トントン拍子で話がまとまりました。
舞台終わってあらためて連絡したら「んじゃこんどの水曜日に来てくれる?」ということに。

オーナーのヒデさんにお店の開け方/物の位置/お会計の仕方/ドリンクの作り方、基本的なことをひととおり教わって、さっそくお店の内側に立って働くことになりましたよ。
初日はなんとなく話だけ聞いて、いろいろ教わりながら様子を見るくらいかな、と思っていたけれど、ガッツリ。20時から、結局朝の5時まで。

もともと格闘技をやっていたというヒデさんは、見た目も心もオッスな感じの方で、緊張感持ちつつ丁寧に厳しく教えてくれるので、非常にありがたい。
「やる気をもって張り切ってるヤツはいくらでも応援するからよ」ということばをいただく。


記念すべき最初のお客さんは、ちょいちょい酒房にも遊びに来てくれる、お店の常連のお友だち。ひとりでいきなり店を任され、フワッフワしてたときだったので馴染みの顔が本当にありがたい。
毎週金曜日に入っている友だちも様子を見に来て、よく出る基本のカクテルをいくつか注文してくれたり。「これはレモンしぼるの?」「キャプテンモルガン、どこだ?」とかいろいろ教えてもらいつつ。

途中お客さんがいなくなる時間帯もあったけど、夜中にいろいろ常連さんがやってきて、はじめましてのご挨拶。
全然関係ないところで知り合いになった人が、実はバーの常連さんだったりでビックリした。


やー、しかしバーテンダー楽しいや。
人と話して、楽しく酒呑んで。

新しい仕事をすること自体が相当ひさしぶりで、ひとつひとつ勉強することばかり。不慣れでワタワタすることもあるけど、実際やってみないとわからんな。
なんせ酒呑みの感覚はずいぶん鍛えているもので、そのへんは早いと思うんす。
来週はポテトサラダでも作って持っていってみようかしら。

まだまだおぼつかないバーテンダーですが、どうぞ遊びにいらしてくださいな。
2月中は毎週水曜日に入ってます。


呑もうぜ!

 

泥のなかの胃袋


打ち上げ終わり、朝8時すぎくらいに帰宅。
まさに泥のように寝たおす。
泥船公演、てこういうことだったんでしょうか。
ソワレだけの木金あたりはゆったり夕方の劇場入りだったので、そんなに疲れてないと思ってたのだけど、なんかしら蓄積してた疲労と、モロモロからの解放感からなのか、ド爆睡した。
夕方くらいに起きて、ふとんに入ったまま舞台の感想ツイートのまとめを読んだり、いろいろお礼メールをしたり。


腹がへったけどなにも作る気にならないよ、ひとりで過ごすのもさびしいよ、と思っていたら、ちょいちょいごはんをご馳走してくれる小料理ねえねがごはん会を開いてくれるというので、ようやっと布団から出た。

ひさびさにおじゃましたら、仕事終わってやってきた友だちがくちぐちに「おかあさん、ただいま〜」と言いながらやってきた。おまえん家かよ。


R0014430.jpgR0014432.jpg
[ほんじつのお品書き]
□野菜と豆腐のサラダ
□かぶと豆乳のスープ
□塩肉豆腐
□肉巻アボカド焼き
□自家製あん肝

友だちの「豆腐を使ったメニューを」「アボカド食べたい」というリクエストにおこたえしてのラインナップだとか。
もう、はじからはじまで全部うまい。
ニンニクの風味が効いた塩肉豆腐に、シンプルに塩コショウだけでいただく肉巻アボカド焼きと、とにかく深酒でくたびれた胃袋をやさしく包みつつ、あたらしいエナジーを注入してくれるものばかり。
酒が抜けてねえなと思いながら呑みはじめたものの、いただきものの日本酒を持っていったらもうスイッスイなくなってしまったよ。
あん肝、すげえ簡単に作れるらしいのね。今度うちでも作ってみよ。

舞台を観に来てくれた友だちに、いろいろ感想聞いたり、ウラ話をしたり。
30代の独身女子には相当エグられる内容だったとのこと。だ よ ね......。


はー。
家呑みは楽しいのう。
ひさしぶりに酒房山にょ、やりてえな。
お片づけの妖精に来てもらわないとなァー。

 

泥船、帰港。




R0014402.jpgR0014404.jpg
開場前に、みんなで衣装をつけて記念撮影。

高木珠里さん演じる主人公のメグが勤める、アダルトビデオにモザイクをかけるアルバイト先で、ひでえセクハラ発言をガンガンぶつける、ゲスな同僚の役だったのですね。わたくし。
「映画やアニメのTシャツとか、オタクっぽいイメージの衣装を持ち寄ってください」という衣装あわせのときに持っていった『シベリア超特急2』のTシャツが一発OK出たときはうれしかったす。
水野晴郎監督×みうらじゅんのトークイベントのときに衝動買いした秘蔵のTシャツだよ。

最後のステージも丁寧に、心をこめつついつもどおりの気持ちで臨む。
楽しかったな。
6ステージともに新鮮な楽しさがあったよ。
これだから舞台は。


顔合わせと、初日の打ち上げで行った中華料理の店で、盛大に打ち上がる。
いろいろな人といろいろしゃべったな。舞台終えての雑感とか。あそこのシーンで楽屋ではああだった、とか。

朝まで呑みたおし、会社勤めのみなさまが駅に向かっていく朝の光景のなか、三々五々解散。


昨年7月末のオーディションからはじまったこの公演。
最初の顔合わせでいきなり泥酔したり、途中インフルエンザにかかったり、いろいろありましたけど無事幕を閉じました。


ご来場くださったみなさま。
舞台を支えてくださったスタッフのみなさま。
脚本の新井友香さま。
演出のペヤンヌマキさま。
そして共演者のみなさま。

ほんと、ほんとにありがとうございました。
脳みそとベロがビリッビリするくらい楽しかったよ。

またこのクルーと船出できる日を楽しみに。

 

アゲアゲ弁当


R0014380.jpgR0014381.jpg
土曜日。

今回唯一の昼夜公演。
11時半ころに劇場入りし、昨日のダメ出しから。基本的に昨日のステージがよかったので、特に修正することもなく、普段通りを心がけましょうということに。
なかなか昨日のステージとは反応がちがって、また面白いことに反応がちがうと全体の芝居の質もかわってきて。
生の舞台の面白さと恐ろしさをいろいろ感じる回でありました。


マチネとソワレの間の食事をどうしようか、と思っていたら、照明の松本さんの奥様から「楽屋見舞」ということで、手作りのお弁当の差し入れが。
おにぎり2種(お赤飯/たきこみごはん)、鶏の唐揚げ、卵焼き、高野豆腐、野菜サラダ。
野菜サラダの自家製にんじんドレッシングがなんとも最高。
もう、テンションが爆上がりよ。超美味かった。「いいんすか?いいんすか?」とか言いながら、調子にのってモリモリ食べちゃった。

夜のステージに向けてエネルギーをチャージしたわけですよ。
まんまといいステージになったわけですよ。
ああ、思い出すだけでため息出るワ。


明日はいよいよ千穐楽だよ。
あっちう間だな。
この時間がホントに終わらなければいいのに、とつくづく思うんだよ。

 

前に戻る 1  2  3  4  5  6  7  8