天空テラスの仕事はじめ


今年の仕事はじめは4日のARENA下北沢から。

以前お世話になったことのある劇団の某友だちが「このたび結婚することになりまして......」と年末に話をしてきて、その報告を兼ねた新年会をARENAでやりたい、ということで。
夜はその宴のためにお酒を作ったり、料理を出したり。
お相手の女性も小劇場の女優さんということもあって、2つの劇団の人たちがおめでたいお酒を呑んで互いに距離が詰まって行くさまをカウンターの内側から見て、たいへんホッコリいたしました。

年末に場所の下見と打ち合わせがてら、一緒にカレーを食べに来てくれて少し話したのですが、似た雰囲気のふたりでたいへんお似合いでした。

あらためて、おめでとう。
末永くおしあわせに。


IMG_6079.jpg
5日は休みのはずだったのだけど、D氏が体調不良でお休みをもらうことになったため、急きょ代打で昼夜通して入ることに。

ARENAで出してるカレーは、チキンカレーとキーマカレーの2種類がレギュラーメニューなのですが、その他に期間限定の気まぐれメニューが。

年明け最初の気まぐれカレーでも作ろうかと思い、冷蔵庫のなかを見たらいろいろなお肉と野菜があったので、以前作って大好評だった、お肉のゴロゴロ入った「肉祭りカレー」をアレンジしてみることに。

カルビ・ヒレ・ハラミ・タン・イベリコ豚と、なす・じゃがいもの入った濃厚ぜいたくカレー。
昼からコトコト煮込んで、夜に味見をしてみたら、なかなかの出来ばえにワナワナ震えた。ちょっと、名作ができてしまったかもしんねえ......。

2014年の感謝のきもちと、2015年の抱負を込めた肉祭りカレーってことで「2015 謝肉祭カレー」と名づけました。
ベースのほかに5種のお肉と2種の野菜が入ってるので「七つの大罪カレー」にしようかと迷ったのですが。

「おせちもいいけどカレーもね」のキャッチコピーのすりこみは根深いもので、特定の年齢層以上の世代は、どうしても正月明けにカレーが食べたくなりますよね。


ぜひ食べにいらしてね!!!

 

コロッケそば、白和え、ピェンロー。

西荻窪駅前にある「笠置そば」は、チェーン系の立ち食いそばとはいえなかなかのクオリティということで、酔っぱらい仲間のあいだで非常に人気が高いのです。

IMG_5837.jpg
そんな人気の笠置そば、秋の大感謝祭ということで、11月27・28・29日の3日間はコロッケ1つが無料サービス。
ちょうど別のお店でお昼にメンチカツ定食食べようと思い、店の外で並んでいたときに情報が飛び込んできたので、急きょ予定変更で笠置そばへ。
カレーそばに男爵コロッケ、あと小ライスください。
仕事ぶりが丁寧なのは、刻んだねぎの感じと盛り方でわかりますね。

あまり立ち食いそばを食べない女子に「そばにコロッケ?それっておいしいの?」と、異端者を見る目で言われたことがありますが、「コロッケそばの美味しさを知らないのは人生損してる」と半ギレ気味で説いたものです。あまり響かなかったみたいですけど。
前半はカリッとした衣が少しずつ汁に浸っていくのを楽しみつつ、後半はもうコロッケが崩れて、具と汁とそばが渾然一体となったところをワサッと啜って。最後にはライスをドボンしちゃってよゥ。あー。


夜はリクエストにおこたえして、酒房山にょ。
ずいぶん冷え込んできたので、ホットカーペット出しました。

R0017019.jpgR0017022.jpgpenro1s.jpgpenro2s.jpg
[今夜のおしながき]
□シューラスク
□缶つま2種(おみやげ)
□チリコンカン&クラッカー
□柿の白和え
□アボカドまぐろ納豆
□ピェンロー
□べったら漬け
□バナナパウンドケーキ

シューラスクはいただきもの。ひとくちサイズのシュークリームの、パイ皮状のラスクで、パッと見なんだかわからないまま口に入れるとあら美味しい。

おみやげの缶つまは「牛肉のバルサミコソース」と「トップシェルのローストソルト」の2種。お手軽で美味しいですね、缶つま★レストラン。「これ持ってキャンプ行きたい......」と言った女子の気持ちもわかるぞ。

チリコンカンは先日の撮影用にまとめてたくさん作ったもの。トルティアチップスはなかったのでクラッカーといっしょに。

「うちの実家で穫れた柿、まだちょっと若いかもしれないけど......」といただいた柿があって、どうしようかなぁと思ったときに、ふと白和えにしてみようかと思い立ってクックパッドのレシピをいろいろ参考にしながら作ってみたら......美味い!超美味い!
柿のあっさりした上品な甘みが白和えと合うこと。コレ日本酒のアテに最高ですね。たまらんわ。白和えブーム、くるぞ。

今シーズン初のピェンロー。ひさしぶりに食べたいなーとここしばらくずっと思っていたので、満を持して本腰入れたやつを。白菜もうちょっといけたな。
「ピェンローって何?」と、お誘いのメールをしたときにいろいろ聞かれたのですが、中国の白菜鍋ですね。
干し椎茸の戻し汁で、白菜・豚バラ・鶏もも・椎茸・春雨を煮て、塩と一味唐辛子だけでいただくという冬の鍋。
妹尾河童さんがオススメしていたので食べたくなって作ってみたらまァ美味しい。いろいろ違う具材を足したり、春雨を白滝にしてみたこともあったけれど、やっぱりこれは正しい作法で作るのがいちばん、という結論に至りました。
もちろん、〆には粥にして、ベッタラ漬けを添えて。


楽しい宴を終えて、みんなが帰ったあとにボンヤリしてたら、"人間をダメにする"ソファーにつっぷして寝落ちしてた。
あのソファー×ホットカーペット、危険!



札幌ボーナスステージ〜前編〜


空飛ぶ猫の旅も5日目、公演も無事に終わっていよいよボーナスステージに突入。


お仕事があるので先に東京に戻らなくちゃ、と昨日の夜に泣く泣くお別れした辻さん以外はみんな、もうちょっと残って札幌を堪能するということに。

二日酔いの頭でボンヤリしながらも、ひとまず泊まっていたホテルをチェックアウトし、衣裳やら何やらの荷物は宅急便で送ってしまって身軽になった俺たち。
ポンコツたちが二日酔いでボンヤリしてるあいだに、西くん・慎一郎さん・西永くんがレンタカーやら今夜の宿やらをダンドってくれまして。
ありがとうございますホント。


そして2台のレンタカーに別れて、レッツドライビン。
西くんのハンドルで、テンション高めのゴキゲン関西弁ドライビン。

IMG_5677.jpgIMG_5471.jpg
まずはハンバーグとカレーが美味しいというお店「カリー軒」で昼ごはん。
大変人気のお店のようで、けっこう待っている人たちも。予約をしてくれていたのでスンナリ入れました。

「ハンバーグをパカッと割ると肉汁がすごいよ、ジュワーだよ」とオススメされたので、ここはひとつハンバーグカレーの特辛口を。

ソワソワしながら他の人の食べてるの見てはワクワクし、スパゲッティもうまそうだな、カツカレーも気になるな、とか言ってるうちに来ました、ドドンとハンバーグカレー。
二日酔いの昼からなかなかのパンチだな......なんて思ってはいたのだけど、来てみたらもうテンション上がりますワ。

マジで肉汁ジュワーあふれ出るだよ。
ありゃ事故だ、肉汁事故。

カレーも特辛口といっても柔らかくてまろやかな辛さ。
ちょっとトロッとした懐かしいかんじの、いろんなコクと旨味のつまった濃厚ルーであります。
うめえ。すっげえうめえ。
「ごはんのおかわり欲しかったら言ってね」と言われたら、つい断れずに頼んでしまう性質は小学生のときからかわりません。確実に腹パンッパンになるというのもわかっているのに。
んでおかわりごはんもらったら「普通のルーも味見してみる?」と特辛口のとなりにかけてくれました。
もう......そんなの困るんだよ! おなかが渋滞! 先ほど起きた肉汁事故の影響で渋滞!


もうマジで満腹満足満太郎、と腹パッツンパッツンになりながらふたたびレンタカーに乗り、向かった先はノースサファリサッポロという動物園。

IMG_5473.jpgIMG_5504.jpgIMG_5529.jpgIMG_5679.jpgIMG_5681.jpg
去年も空飛ぶ猫☆魂で札幌に来たとき、西永くん・佐々木くん・西くん・辻さんたちは行ったらしいのだけど、とにかくツッコミどころが満載の珍スポットでスゴイ、という話を稽古場で聞いていたらみんなすっかり行きたくなっちゃったので、んじゃ今年もまた行きましょうか、ということに。

動物とのふれあいをテーマに、ペンギンやエゾタヌキの抱っこを始め、ビーバー、ミーアキャット、プレーリードッグ、トナカイ、ナマケモノなど一般の動物園ではふれられない動物をさわったり、至近距離で接することができる。動物のいる柵の中に人が入っていくスタイルで同園ではウォーキング・サファリと銘打っている。
(Wikipediaより)

まず入場ゲートのところから「探偵!ナイトスクープ」やデイリーポータルZなどが食いつきそうな匂いがプンプンしてたのですが、そのすぐそばにあった看板に太いゴシック体でこんなことが書いてあるのを見て面食らった。

免責事項
当園は普通の動物園ではありません、危険です。
ケガや物損は保障できません!
全て自己責任です!
了承した上でご入園となります!

......マジかよ!

了承してゲートくぐったら、さっそくアヒルやらワラビーやらがうろちょろしてる。
ホント、うろちょろという感じで。

なんじゃ、あれ。

あらこんなところに珍獣が、という感じで雑! なんか、いろいろ雑!
猿と亀とナマケモノっていっしょの部屋にいていいの?
それ何ていう昔話?


とはいえ、最初はおもしろポイントにどんどんツッコんでやろう、てな感じで若干斜にかまえてた我々も、気がつけばもう夢中。
もう30〜40くらいのイイ年齢のおっさんたちが
「きゃー、カピバラ!いっしょに写真撮って!!」
「こっちにも猿いるよ、猿猿!」
「わー、エサあげたーい♥」
とキャッキャしまくりであります。

だって、ライオンに餌付けできるんだもの。
ベンガルトラの子どもをモフモフできるんだもの。
でけえヘビ首に巻いてくれるんだもの。

そのあとに、ちょっと離れたところにある「デンジャラスゾーン」という、さらに危険な動物がうろちょろしてるところにも行ってみる。
とはいえ、案外平気。

ツキノワグマかわいい。
ワニ、寒いからかおとなしい。
ピラニアもおとなしい。
西くん、フクロウと同じ顔してる。

でもとぐろを巻いたでかいヘビのいる小部屋に入って「首をもたげたらすぐ逃げてくださいね〜」と言われたときはさすがにヤベエと感じた。だいじょぶだったけど。

なんだろう、B級スポット的なうさんくささが至るところに散らばってるんだけど、これけっこうすごいサファリパークですよ。
ほんとにほんとに。
近すぎちゃってどうしよう。

札幌に遊びに行く人みんなにオススメしたい。
動物好きは何時間でもいられるかと。
たのしかったなー。

しかし命の危険が至近距離にあるなか、さわったことのない動物たちとミッチミチにたわむれたもので、さすがに若干エネルギー消耗しました。
「すごかった......」
「思った以上に......」
と口々につぶやく一同。


一服したところでまた車に乗り込み......そして後編へ続くのだ。

 

稽古おさめて。

空飛ぶ猫☆魂の稽古場より。

IMG_5308.jpg
昨日はおいしいパンの店ソフィーから稽古場に陣中見舞いのパンが届いたので、みんなで食べる。
イイ年齢の大人たちが9人集まって、ジャンケンをして順番決めて、食べたいパンを選んでいくという。
子どもか。
みんなに喜んでもらえて非常に嬉しゅうございました。


IMG_5310.jpg
そして稽古場通いの日々も今日でおしまい。
ずっと気になっていた、稽古場ちかくのお蕎麦屋さんに行ってみた。
ゴワゴワした歯ごたえの、太めの十割蕎麦のうえに、甘辛く煮た牛肉がドンと載り、さらに白ネギとゴマと海苔がどっさり。
それを辣油の入った辛めのつけダレでいただくという、なかなかパンチの効いた逸品。
夢中になってワッシワシ喰う。
ピリ辛のつけダレ、後半戦は生卵を落としてからめてマイルドにして、〆には蕎麦湯で割って。
こりゃウメエ。
酒呑みたくなるね。


明日は劇場入りして、明後日土曜日からいよいよ本番。

西永くんの作品を観たことがないまま参加することになり、稽古がはじまる前はなかなかの曲者ぞろいの顔ぶれに不安もあったのですけれど、稽古がはじまった早い段階で「この座組、楽そうでいいワ」と感じたのですが、その勘は間違ってなかったわけで。

互いに締めるところと緩めるところの手綱の加減がわかっているので、稽古にしろ呑みの席にしろ、いろんなことがとにかくスムーズでストレスがない。
みんなのびのび楽しみつつも、火花散らして磨いてきました。

ポップンマッシュルームチキン野郎の吹原くんが、こないだTwitterでこんなことを言ってた。

ちなみに、今稽古参加中の「空飛ぶ猫☆魂」では、なんと僕が最年少である。
酸いも甘いも知り尽くした兄貴達ばかりなので、本当に気が楽だ!!!
みんなもう、凄いの。おこがましいかもしれないけど、自分と同じ空気をまとってるのが分かる。
だからただただ一緒に話してるだけで幸せ!

ホント、そのとおりだよ。
わいも幸せだよ。
小屋入り前夜にして、これほど不安がないのが逆に不安になるくらいにイイ感じに仕上がった、と思うのです。


おかげさまでチケットの売れ行きも非常に好調で、11日土曜日夜の回以外は前売りが完売という嬉しい悲鳴。
当日券は毎ステージ、開演45分前から販売するそうなので、ぜひ目撃していただきたいのです。

8人のカラフルな雄叫びを。
ホームグラウンド下北沢でお待ちしております。