ともだちのそうしき


RONNIE ROCKET Reading「ともだちのそうしき」@大吉カフェ、観に行ってまいりました。

――友人のお通夜に訪れた面識なき二人。二人はそれぞれが"故人の親友"だと主張して譲らないが、お互いが故人との思い出を語れば語るほど、同一人物とは思えないキャラクターのギャップが浮き彫りになっていく。二人が話し込むうちに故人の事情が明らかになり、そして二人の間には奇妙な友情が芽生えていく――。

民家の一室のようなスペースでくりひろげられる、喪服の二人の濃密な朗読劇。

昨日、渡辺詩子さんから「よかったら観にきません?」と電話がかかってきた。
といってもただのお知らせ電話ではなく、出演を予定していた相手役の村井美樹さんが体調不良のため降板となってしまい、キャンセルが多数発生してしまったので、なんとか空席を埋めたいとのこと。
急遽代役をつとめるのは、はるばる鳥取からやってきたHula-Hooper団長の菊川朝子さん

この日のために稽古を重ねてきたのに、降板せざるを得なくなった村井さんの無念さや、対応する演出・共演者・制作サイドの混乱ぶりを考えると、本当に大変なことだろうな、と思う。

が。

無責任な一観客としては、申し訳ないが「これは相当おもしろいことになるぞ」という予感しかしないわけで。
もともと観たいと思っていたけど、チケットが即完売してしまっていたカードだったので、ふたつ返事で観に行くことに。

結果。
思ったとおり、どころか、こちらの期待値をはるかに超えるおもしろさ。
凄かったな。魂ふるえた。

相手役の詩子さん・演出の仗さんともに、旧知の間柄の菊川さんとはいえ、ほんの数回しか合わせていないとは思えない馴染みっぷり。
ギリギリの緊張感のなか、逆境をものともせず演じきる二人の勇気に拍手喝采せざるを得ない。

リーディング、面白いな。

他の組み合わせでもまた違うドラマが生まれるのだろう。男×男バージョンも、女×男バージョンも気になるところ。


R0012279.jpg終演後の宴席にお邪魔。
焼酎と炭酸に、ガリガリ君をそのままつっこんだ「ガリガリ君サワー」が美味くてグイグイ呑む。

ほどよくなじんだガリガリ君を棒からほぐしてたら、はらぺこペンギン!の立浪氏が「ざ、ザキヤマぱいせん!」と突然騒ぎだし、何事かと思ったら、当たってた。

イェイイェーイ。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2012年5月26日 23:42)