満洲事変


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ここ数日、餃子食べたい欲がどうにもこうにも高まっておりまして。

まず今月の「dancyu」餃子特集号を読んでから。
友だちから「(読んだら食べたくなるので)餃子いけるスケジュールの日に読んだほうがいいです!」と釘をさされていたというのに、まんまと行けないスケジュールの日に読んでしまって。ギギギとガマンしていた。

そして先日の土曜日だったろうか。
TwitterのTL上で、どういうわけかいろんな人がいろんな角度から「餃子食べた」「餃子食べたい」と口々に言っていた。
なんだろな、と思いつつ、小腹が空いてきた夜中に「"ぎょうざの満洲"がおいしい」という友だちのツイートを見てしまった。


ぎょうざの満洲......?


そうだ、前にみたデイリーポータルZのあの記事だ。
こりゃやべえ。
ホームページを見てみたら、基本的には西武池袋線や東武東上線など、埼玉〜池袋方面を中心に展開しているようだけど、近場では荻窪にもあるとのこと。
今度の水曜日の昼には荻窪に用事がある。これはちょっと攻めようじゃないか。


そして本日。
夕方から、とある映画の試写会があり、大泉学園の東映スタジオへ。
試写会終わって腹もへった20時すぎ。
「あれ、そういえば大泉学園にもぎょうざの満洲あったんじゃなかったっけか?」とふと思い出す。
駅前の交番で道をたずねると、いかにも行きなれてるであろう口調で道を教えてくれた。

んで行ってきましたよ。

お店に入ってまず最初に目にとびこんできた、餃子2人前(12個)+スープ+ライス+お新香のダブル餃子定食で¥500-というメニューに衝撃。
それに瓶ビール1本で即決。

ちょうど厨房の目の前のカウンターを陣取り、店員さんのキビキビしたオペレーションを眺めつつビールをチビチビ呑んで待機。興奮に胸高鳴る。
店員さんの制服の背中や、小皿などいろんなところに「3割うまい!!」というキャッチコピーとキャラクターが。なんじゃい、その謙虚なドヤ感。

そして来ましてよ。

羽根がついた麗しいビジュアル。
モッチモチの皮に、野菜のシャキシャキ感がほどよく残った中のあん。
そしてあふれ出す肉汁。
熱い。
うめえ。
ビールで流し込み、ライスをかっこむ。

食べたい熱がフツフツと煮えていたところに、腹ぺこでたどりついた絶妙のタイミング。
満洲事変ですよ。餃子エクスタシーですよ。
もはや、食べながらも笑ってしまう。

そしてこのコストパフォーマンスってのがたまらん。そりゃおみやげの冷凍餃子も買うっつの。


蒲田「你好」「歓迎」、巣鴨「フヮイト餃子」、荻窪「十八番」、神保町「スヰートポーヅ」に並ぶ、お気に入り餃子のお店が生まれた日。

はぁ。
ふぅ。


 


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