眠り姫


昨晩、代々木公園での夜桜の前に、七里圭監督「眠り姫」@アップリンクX観てきました。
11回目のアンコール上映だとか。





原作は山本直樹さん。
全編を通じて、絶え間なく流れる性と死の香り。夕焼けのグラデーションが美しくて悲しくてなまめかしい。エロスとタナトス、か。

登場人物は画面には映らず、声だけが耳に届いてくるのだけど、「耳で観よう」という意識が高まるのか、すごく音に対して敏感になる感覚が非常におもしろい。
箱のなかのマッチを探って、タバコに火をつける所作が、目の前にたちのぼる。


ああ、なんだろう。
言葉にしようとしてもどんどん零れるな。


12回目のアンコール上映がありますように。
もっかい観たい。
もう10回観たい。

 

花見で一杯、月見で一杯


桜、東京はド満開になりました。

川尻氏に誘われ、代々木公園でのお花見会に参加。
「男だらけの料理大会」などでもいろいろもてなしてくださった、猿楽庁長官が「花見王に俺はなる!」ということで、いろいろカセットコンロやランタン等、モロモロ用意してくださっていて。あとはもうワイワイするだけ。

寒いなか、カセットコンロであっためたおでん、うまかったな。
そしておでんの汁で煮たうどん。ありゃタマランでした。うでん? おどん?


R0012031.jpg手ぶらで行くのもアレなので、おつまみ作っていきました。

ツナポテトサラダと、蒸し鶏のネギ和え。

ネギを水にさらすのが足りなかったので、朝に味見したときはまだネギの辛みが強かったけど、1日寝かせたら味がなじんでちょうどよくなった。よかった。評判も上々。


23時スタートということだったけど、なんだかんだで入れ替わり立ち替わり、だいたい15人くらいいたろうか。
もう終電が終わったあたりの時間になると、周りもすっかり人気もなくなり、静かで落ち着いたムードに。
こんな夜中までお花見したのもはじめて。

翌日に予定があったので、途中で退散してしまったが、朝日が昇るなかの桜はまた格別だったろうなァ。


いい夜桜でした。

そして月も満月の前日(小望月というのですな)で、でかくて丸い。エレカシ歌いながら帰る。

♪くーだらねえとーつーぶやいてぇー。

 

弁当記 #034


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2012.04.06

□隠しのり弁
□いかなご釘煮
□さば塩焼き
□千切りキャベツ
□蒸し鶏ネギ和え
□ツナポテトサラダ
□たくあん
□ゆで卵

今宵のお花見に向けゆうべ仕込んだ、蒸し鶏ネギ和えとツナポテサラ。
行楽弁当、と言ってもいいでしょう。

 

風が吹いたら


台風一過。
あ、台風じゃないのか。爆弾低気圧、か。

雨戸開けたらスコーンと晴れていた。笑っちゃうくらいのイイ天気に、洗濯機を2回転。もうホットカーペットの季節もおしまい。おつかれさまでした。

昨日すごかったすね、という話のなかでいちばんひどかったのが、あの暴風雨のなか宅配ピザの仕事をしたというMさん。うひゃあ。
外に出られないもんだから、といつもの何倍も注文が殺到して、もう全然回りきらなくて「ただいま大変込み合っているので、2時間後のお届けになりますがよろしいですか」と言っても「それでもいいから届けてくれ」と言われるのだとか。うわー、大変だな。自分だったら2時間も辛抱できないけどな。風が吹くとピザ屋が儲かる、てわけか。


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夜、酒房山にょ。

本日のお品書き。
□雷こんにゃく
□塩こぶキャベツ
□するめいか(おみやげ)
□アボまぐろ納豆
□イタリアンえのき炒め
□いかなごの釘煮(おみやげ)
□餃子鍋

いかなごの釘煮、Kさんの神戸のご実家に住む、90歳になるおばあちゃまが送ってきてくれたものだとか。
実山椒が効いていて超うまい。コレで白めしグイグイ食べたい。

イタリアンえのき炒めは、ニンニク・アンチョビ・オリーブオイルで炒めて、バジルふったやつ。
前に作ったイタリアンきんぴらと同じ要領で。ニョロニョロinイタリー。

餃子鍋は、「西荻餃子」の生餃子をお持ち帰りにして。中華だしのベースに、しめじと白菜とネギといっしょにいただく水餃子。
みじん切りのニラと、醤油・ごま油・コショウ・ごま・レモン果汁を混ぜたニラ醤油で。このニラ醤油がうまいンす。皆無言で黙々と食べる。


人の組み合わせで、場の空気がぜんぜん違って面白い。

1枚だけある座布団を、わりとみんな遠慮して誰も使わなかったりするのだけど、今日来た夜ふ○しの会の砂○くんは、ちょっと遅れてきて、なんのためらいもなく座布団にスッと座りよった。アイツめ。T一郎め。

こんどは各自パジャマ持参で、パジャマパーティーやろう、ちうことになりました。P&P山にょ。

 

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