COLLABO MONSTERS!!


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「TRASH-UP!!」編集部の友だちに誘ってもらい、「コラボ・モンスターズ!!」の試写会におじゃましてきました。


表現は新しい血によってしか更新され得ない。
新しい血は異物との混淆によってしか生まれない。
映画は常に逆境を異物として、自らを変貌させてきた。
若い作り手たちの血は異物によって更新されるだろうか?
観客たちは、既知の領域ではない何かを見出してくれるだろうか?
「コラボ・モンスターズ!!」は、「怪物」としての異物を目指す。


三者三様の、色彩と温度と味わい。
面白かった、で収まらない。観たあとにそれぞれの感想を思いだそうとすると、どれも違った感じでザワザワと胸さわぎをおぼえる。
無理矢理共通点をみつける必要もないけれど、なんだかヤバいぞこれ、というところでは似通っているというか。なんだろう、この感じ。
小さいころに観たら、何かしらのトラウマになりそうな。

あと、女優さんがすばらしい、というところもいっしょか。
綺麗、てだけじゃない、どこか危うい美しさ。むむー。


この映画の公開に先駆けて、それぞれの監督が自主映画時代に撮った作品を上映するイベントにも先日行って来たのだけど、あれを観てから最新作を観たのもまた面白かった。
表現の手法は違えども、軸がぜんぜんぶれてないというか。発する匂いが変わらないというか。そりゃそうか。


5月12日から25日まで、オーディトリウム渋谷にてレイトショー上映だそうですよ。
「これが映画の最前線」見届けるとよいですよ。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2012年4月25日 23:31)