COLLABO MONSTERS!!


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「TRASH-UP!!」編集部の友だちに誘ってもらい、「コラボ・モンスターズ!!」の試写会におじゃましてきました。


表現は新しい血によってしか更新され得ない。
新しい血は異物との混淆によってしか生まれない。
映画は常に逆境を異物として、自らを変貌させてきた。
若い作り手たちの血は異物によって更新されるだろうか?
観客たちは、既知の領域ではない何かを見出してくれるだろうか?
「コラボ・モンスターズ!!」は、「怪物」としての異物を目指す。


三者三様の、色彩と温度と味わい。
面白かった、で収まらない。観たあとにそれぞれの感想を思いだそうとすると、どれも違った感じでザワザワと胸さわぎをおぼえる。
無理矢理共通点をみつける必要もないけれど、なんだかヤバいぞこれ、というところでは似通っているというか。なんだろう、この感じ。
小さいころに観たら、何かしらのトラウマになりそうな。

あと、女優さんがすばらしい、というところもいっしょか。
綺麗、てだけじゃない、どこか危うい美しさ。むむー。


この映画の公開に先駆けて、それぞれの監督が自主映画時代に撮った作品を上映するイベントにも先日行って来たのだけど、あれを観てから最新作を観たのもまた面白かった。
表現の手法は違えども、軸がぜんぜんぶれてないというか。発する匂いが変わらないというか。そりゃそうか。


5月12日から25日まで、オーディトリウム渋谷にてレイトショー上映だそうですよ。
「これが映画の最前線」見届けるとよいですよ。

 

ひとり家飲み 通い呑み


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昼、事務所に顔を出したとき、ミセス・イワノフが「これ山崎くん絶対好きだと思う〜」と、久住昌之「ひとり家飲み 通い呑み」を貸してくれた。

「かっこいいスキヤキ」と、「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」原作の久住さん。どれもこれもバイブルですよ。
パッと表紙を見ただけで、もうコリャやばいな、という匂いがブンブン漂っていたわけですよ。

んで、ようやくゆうべの酒が抜けてきた夕方帰り道、電車のなかでさっそくパラパラ読んでみたけれど、コレ、もう一発で完全にダウン。チンジャブくらって脳ゆれた。


 できたてアツアツのチャーハンをカレースプーンでひと口。レンゲなんて食べにくいもの使わんでよい。
 ネギがちょっと焦げた味って、そそるね。卵っていつも、やさしいね。
 で、焼酎ロックをひと口グビリとやる。
 これがウマい!
 前に飯をひと口入れてるから、口腔内に薄い油の幕ができているのか、焼酎のアタリが気持ち柔らかい。心にゆとりができて、ゆっくり味わえる。
(第一部 其の一「チャーハンde焼酎ロック」より)


のっけからこのテンションだもの。

この表紙みたいな感じで、ちゃぶ台に簡単な肴を散らかしながらのキンミヤ焼酎だ、と家に帰り、ひとりで酒房を開店しましたよ。


本日のお品書き。
□冷奴
□サバ水煮缶+オニオンスライス
□青ネギと卵とザーサイのチャーハン
□梅干し

新タマネギの美味しい季節ですな。
冷奴は、ミョウガと生姜てんこ盛りで。絹より木綿派。みっしりした感じの。

たまらんわー。
ああ、楽しい。

 

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