トリオ


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夜、下北沢OFF・OFFシアターにて、LEMON LIVE vol.10『TRIO』観に行ってきましたよ。


妖しいネオン煌めく東京の新しい繁華街新宿。
その街の片隅にある小さな大衆劇場ムーンライトセレナーデ新宿座で、今宵も3色の歌声が軽快なリズムに乗せてこだまする。
前節登場曲が終了すると、息の合ったテンポで掛け合い。
時には褒めあい、時には罵り合い、最後はお客も巻き込みふざけ合う。
今夜も興業は大成功と、言いたいところだったが、楽屋に戻った3人を待ち受けていたのは......。


先日の劇団宝船の舞台『撫で撫で』でご一緒した西牟田恵さん。
終わって10日ばかりでもうこの公演の開演ということで、本番中も稽古に行ったりしてました。大忙しだ。

ひとりの男をめぐる、3人の女たちのものがたり。
奇しくも先日観た猫のホテル『あの女』と似た構図の三人芝居。

やあ、おもしろかったな。

西牟田さんのチャキチャキしたきっぷの良さと、堂々とした貫禄、そして時折見せる少女のようなチャーミングっぷりに、もう完全にノックアウトですワ。
アカン。
アカン!
そしてキッチリとビートを刻みつつ、跳ねるところで思い切り跳ねてる武藤晃子さんに、時空がゆがむほどに客席の視線をつかんで離そうとしない野口かおるさん。
三者三様の魅力が爆発しまくり。

そして話の軸になる、日替わりゲストの男性1名。
今日のゲストは、演劇集団キャラメルボックスの大内厚雄さん。
優男っぷりに説得力がありますナ。
ゲストによっていろいろ変わる雰囲気もまた面白そう。

しかし熱かったよ。
姦しいっつうのはこういうことか。文字どおり。
チケットをお願いしたのが直前になってしまったので、補助席で観たのだけれど、むしろ舞台のすぐ近くで熱波を感じられて楽しかったっす。
このステージを3週間続けるってすげえな。
思い切りぶつかりあってた。


なんかこう、エネルギーにあふれたもの観ると終わってからすごく腹がへるね。
カレー食って帰った。

いろいろ、おなかいっぱいの夜。

 

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