評価→舌笑


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大ナカゴー『評価』@座・高円寺2を観に行ってきましたよ。

東京郊外のある1日。
16人の男女が織りなす人生模様を、観客の意表を突く意欲的で斬新な語り口で綴る群像劇です。
あと、「評価」にまつわる話です。ぜひ。

なるほど、斬新な語り口で綴る群像劇。
前回観たナカゴー『黛さん、現る!』も相当な衝撃だったのですが、今回もまたすごかったな。

特異なキャラクターの登場人物が、一人また一人とだんだん舞台に増殖していって、全員で奏でる混沌。
そして終着点に向かってどんどん上がって行くボルテージと、最後におとずれたカタルシス。

なんだこれ。
アレだ、ラヴェルの「ボレロ」だ。

着地したところも相当ばかばかしかったんだけど、ムダに壮大かつキュンとする、というか。
そしてどこまで素なのかわからない、生っぽい言葉の応酬。
役者から出てきたものだとしたら個々のセンスが凄いし、書き起こされたものだとしたらそれは恐るべし才能。
やあ、新世代だね。


終演後、蒙古タンメン中本で五目味噌タンメン。ハァフウ言いながら辛い麺食べて、ちょっと一杯呑みたくなったので、高円寺「舌笑(ごち)」へ。
呑み道楽のセンパイに教えてもらい「桐島、語るってよ」の集い以来、2度目にお邪魔するこのお店。
あらためて、つくづく居心地いい。
さいしょ店主のハヅキさんと2人きりだったので、お店をオープンしたときの話をいろいろ教えてもらう。
こういう感じの、ひとりひとりの顔を見ながらあったかいおつまみがスッと出せるようなお店、やりたいんす。

次の舞台『撫で撫で』が座・高円寺なので、足しげくお邪魔するでしょうよ。
観劇後、一緒にチョイ呑みして帰りません?

 

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