ラブサードホテル


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夏に『ともだちのそうしき』リーディング公演でご一緒した、ゲイシャフジヤマNo.1主宰の前田花男くん。

打ち上げで行った熱海旅行、帰りの電車内のエロしりとりで、キレ味するどい返しを連発し「センスボーイ」の名を欲しいままにした花男くんが作・演出の舞台『ラブサードホテル』@渋谷ギャラリールデコを観に行ってまいりましたよ。


舞台はクリスマスシーズンの古びたラブホテル。
ひと部屋、ひと部屋に男と女の思いが溢れ、
ある時は悟られぬ様に......、
ある時は察して欲しいかの様に......、
ひっそり、じっとり、時にがっつり、蠢き合う。
それぞれの部屋と部屋を繋げて絡ませて創作する、馬鹿馬鹿しい愛の一夜が今始まる!

ゲイシャフジヤマNo.1第二弾は!!
ラブホテルが舞台のオムニバス作の様な作品!!!


「オムニバス作の様な作品!!!」て何だい。

ラブホテルの一室一室でくり広げられるストーリー。
ところどころで登場人物が行き来して、話がつながったりする構造。こういうオムニバス、好きだな。
それぞれ違ったトーンの、エロくてバカみたいなおはなし。
間に挟み込まれる、手作り感ただよう映像も可愛らしくていい感じ。

気持ち悪いおじさんを演じていた山田伊久磨せんぱいが、なんとも絶妙な具合に気持ち悪い。
決して下品になりすぎない、キワキワのラインを攻めてるというか。(←ほめています。)


やあ、それにしてもえぐってたね。
花男くんはこういうエロが好きなんだナァ、というのが丸わかり。台詞だったり、演出だったり。
悶々とした思春期の高校生のような、リビドー全開のお芝居。

むしろ、すがすがしいぞ。
嫌いじゃないぜ!

ナイスガッツ、センスボーイ!

 

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