ひとつになれた


本番前、さいごの稽古休み。

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午後から、野鳩とナカゴー『ひとつになれた』@下北沢OFF・OFFシアターを観に行ってまいりましたよ。

はじめて野鳩をみたとき、自分も劇団をやろうと決めました。
そして、ナカゴーが結成されたわけですが、
その後、すぐに野鳩は活動休止してしまいました。
それから、6年の月日が経ち、ナカゴーとの合同公演として、野鳩が復活します。
何度も解散しかけたナカゴーですが、活動を続けてきて本当に良かったです。
みなさま、ぜひとも、劇場にお越しください。よろしくお願いします。
鎌田順也(ナカゴー)

「恥ずかしながら帰って参りました」
そんな言葉がぴったりなほどの月日が経ってしまいました。
当然それなりに年齢も重ね、あの頃の若さは失いましたが
代わりにナカゴーというおもしろ劇団が結成されていました。
そんな後輩に支えられて、再び野鳩が立ち上がります。
そんなぼくらの合同公演。ちゃんと見ていてくださいね。
水谷圭一(野鳩)

野鳩の残した小さな爪あとが
中くらいに化膿して
「ナカゴー」という、大きな可能を膿んだという
果たして両者、傷口を舐め合い共倒れるか?‥
その合同公演が、エンゲキ界の破傷風となるコトは、必至である
天野天街(少年王者舘)


とても大好きな劇団、野鳩。もう活動休止になってから6年も経つのか。
ひさしぶりの復活とあっては、そりゃ観に行くよ。
田舎の中学生たちのほのぼの恋愛ドラマみたいなものはなりをひそめていたものの、独特のSF(すこし不思議)ワールドは健在。
そしてフンワリと真綿でくるまれて思いっきりブン投げられるような、ナカゴーの宇宙ともうまく絡み合い、とてもイイ具合に。

おっもしろかったな。

ライターのうにたもみいちさんが、Twitterで今回の野鳩とナカゴーについて

一見似た感じのするナカゴーと野鳩だが、前者は縄文的で憑依系、後者は弥生的でメルヘン夢想系。この性質の全然異なる両劇団の、藤子不二雄のAとFの如き奇妙な融合の有難さよ。異和を以って尊しと為すと云いたい。そして個人的には、水谷圭一の後ろ姿の演技に非常にグッと来るものがあった。

と評していたのがとてもスッときた。なるほど納得! まんが道!

それにしてもナカゴー作・演出の鎌田さん、役者として出演しているのをはじめて観たけれど、すさまじい破壊力であった。
なんだ、ありゃ。
超おもしろい。やさしいモンスター!


そしてせっかくの稽古休み「何か美味いもん食べに行きてえな」と思って美味いもん食べに行ったら、とても美味かったのでした。
またこんど「酒場めぐり」コーナーであらためて。

 

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