007 スカイフォール×裏切りのサーカス


いつもグッとくる二本立てをやってくれる早稲田松竹
また今週もイイのをやってるので観に行ってきたよ。


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MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報(ちょうほう)部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが......。


周りでやたら評判のよかったこの007シリーズの最新作。
観に行こうと思っていたけど、タイミング逃して観そびれてしまっていたのですね。
なるほど、これは評判いいのも納得。
昔からの007シリーズのファンをしっかり満足させつつ、新たな層を取り込んでる感じ。
ジェームズ・ボンドといえばショーン・コネリーのが好きなんですけど、ダニエル・クレイグはすばらしくイイね。色気と品があって。
ハビエル・バルデムの圧倒的な存在感がとにかく怖いよ!
あと、オタクっぽくて若いQがよかったな。あの髪型にしたい。
ふー。
ハラハラした。


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ひと息ついて、次は『裏切りのサーカス』

東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは......。

この映画、実は全然予備知識がなかったのですが、友だち曰く「『スカイフォール』が動なら、『裏切りの〜』は静の英国スパイ映画」とのこと。
なるほど、好対照な二本立てであったよ。
緻密に張られた伏線を、ラストに向かって回収していく、緊張感ただよう作品。
でも『スカイフォール』観たあとでなかなか消耗してしまったので、ところどころ頭がボーッとして、頭脳戦についていけず。観る順番、逆のほうがよかったのかな。
これは確かに、何度か観たくなるね。

ちょっとくすんだ映像の色味と、音楽がとてもよかったな。
フリオ・イグレシアス「La Mer」にグッときた。
あと、出てくる人たちがみな土田世紀先生が描くような顔してた。
ゲイリー・オールドマンがとにかく渋い。渋いよ!


早稲田松竹で二本立て観たあとは、たいがいティーヌン@早稲田本店に行って、センレックトムヤム(トムヤムスープの中太汁ビーフン)+パクチー大盛り+ライス食べて帰るのだけど、「今日はパクチーがなくなったので大盛りできません」と言われ「ウェッ!そうなの?」と、思いがけず大きな声が出てしまった。
まぁ、美味しかったんだけど、ちょっと物足りんのす。パクチー愛好家としては。

再来週の『鍵泥棒のメソッド』×『夢売るふたり』の二本立ても観に行くと思うけど、そのときはパクチーちゃんとありますように。

パクチー!

 

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