お客様のなかにツリメはいらっしゃいませんか?


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夜、ツリメラの1stマキシシングルリリース記念ライブ『お客様の中にツリメの方はいらっしゃいませんか?』@渋谷VUENOSに行ってきましたよ。

TSURIMELA(ツリメラ/吊女羅)
つりめのひとたちの意。転じて、性格がつりめっぽい、女王様的なひとの総称。鬼。クールビューティー。一見意地悪でズルくてわがままに見られがちだが、内面は繊細で人懐こいことが多い。「あの子ってたれ目だけど、意外と―――だよね。」

岡田あがさ、葛木英、赤澤ムックによるボーカルユニット。2013年結成。めすへびにぶっかけられた五人の精子からうまれた、三人の娘たち。幼い頃に生き別れ、互いの血のつながりについては全く知らされずに活動中。メデューサの一族。口癖は「みられたら、かちかちになるわよ」

詩森ろばさんと待ち合わせして、軽くごはん食べてから向かう。
「ツリメの女性には【ツリメ割】の適用もあります(自己申告制・メイク可)」とのことだったので、ろばさんもほんのりツリメイク。男性はダメなんすかね。
会場にもいろんなツリメイクの女性がいたのですけど、あらためて気づいた。
わたくし、ツリメの女性に弱いのかもしんねえ。
もともとムスッとした顔がタイプではあったけれど。

まずダンスフロアには、先日DJワークショップに参加したときの先生、DJ NIWASHIがゴキゲンなチューンを爆音で流してて、グルーヴ感も高まりますわナ。

そしてダンサーたちを従えてあらわれた、フライトアテンダントのコスチュームに身を包んだツリメラの3姉妹。
麗しいね。
しびれるね。
お色直しのあいだの、KIRAKIRAの質疑応答コーナーもまたおもしろし。
隙がないね。
後半は三者三様のキャラクターにあわせた衣装をまとい。

あえて多くは語らずザックリとまとめますけれど、とにかく楽曲からバックダンサー、WEBや映像、コンセプトヴジュアルも含め、すべてにおいて完成度が高いことよ。
本気だ......。
これはどんどん世界に広まっていくんじゃないでしょうか。
記念すべきファーストライブに立ち会えたことは、幸運でした。

素晴らしい時間をすごさせていただき、有り難う御座います。


 

兄よ、宇宙へ帰れ。


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駅前劇場にてバジリコ・F・バジオ10周年記念公演『兄よ、宇宙へ帰れ』を観に行ってまいりました。

バジリコⒻバジオ
劇団10周年記念作品!

家族の寿命について考えた。
家族というものはいつ終わるのかしら、と。

兄は私に言いました。

「そりゃ僕があの大宇宙へ帰る時だよ。」

兄の目はマジでした。

神様、憐れな兄をお救いください。

劇団10周年を迎え、渾身の力と知恵を絞っておおくりします。
(CoRich 舞台芸術まつり! 2013春 最終選考作品)

「人形と人間を駆使してプチグロ・ナンセンスな演劇をする劇団です」と自らを称する、オリジナリティあふるるお芝居を作るバジリコ・F・バジオ。
ひさしぶりに観たけれど、突き抜けたくだらなさ(イイ意味で)に加えて、人間ドラマが色濃くなっていてなかなかジンワリくる。

なんだよ、イイ話じゃねえかよ!

そしてあいかわらずのキモカワイイ人形たちのクオリティの高さ。
あれ、イイんだよなぁ。
スピリチュアルなあのお方の人形とか。

以前舞台でご一緒して以来、家が近いということもあって、すっかりなついてくれているカワイイ三枝くんにごあいさつ。
はじめて会ったときから、腹話術の人形みたいな顔したしてるなぁと思っていたんだけど、なんかどんどん人形っぽくなっているよ。
人形たちを操ったり共演したりしてるから、シンクロ率が高くなっていくのかな。
人間くさい人形たちと、人形みたいな人間たちと。

ここも10周年かぁ。
このまま20年、30年と走り続けていただきたい劇団のひとつであります。

 

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