ふたごのマリアージュ


ここ数日のカラフルな日々をすぎ、おそうめんの会や餃子まつり、Funny Farmや『前向き!タイモン』、ONE OR 8など、ひとつひとつ書きたいことがいっぱいなのだけど、まずは朗読劇の思い出から。


30日。

BARHOPPER×MU『MOJITO/想像』、高橋恭子さんとの本番。
昼すぎくらいに乃木坂COREDOへ。

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稽古場で「どんな衣裳にしようか?」という話をしたときは、柄もののシャツにベージュのパンツということになったのだけど、「手ぬぐいを首からさげよう」という演出になったので、じゃあシャツよりTシャツのほうがいいねということで、あらためて衣裳あわせ。
結局Tシャツにハーフパンツにサンダルと、いつもの格好とまったく変わらぬ衣裳に。
手ぬぐいもいくつか候補を持っていったのですが、EGO-WRAPPIN'のライブで買った、おかめとひょっとこの「あなたとマリアージュ」手ぬぐいになりました。
サブリミナル的にも、色あい的にもいい感じ。


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まず藤宮×太田ペアの『MOJITO』ゲネプロ。その間、バーのカウンターに座って、ざっと通して読み合わせてみる。
先日の本番後の稽古で大まかな方向性が見えたので、そんなに心配することもなかろう、やりすぎて新鮮味が失われないようにしよう、くらいの気持ちでその後のゲネプロに臨んだのですが、ここでアユム氏の演出欲に火がついた。
細かい演出がどんどんついてきた。
そこまでやるかい?と思うくらいに。
開場時間ギリギリまで稽古をつけてもらって、本番に備える。


『想像』の出番は後半なので、開場したあとは近くのナチュラルローソンでお茶をしながら待機。
あらら、なんだろ。
アドレナリンが出まくっている。


休憩をはさんで、いよいよ我々の出番。

『想像』は、双子の姉と弟のゆがんだ恋のおはなし。
とにかく集中力を研ぎすませて、自分の内面と、口からこぼれる音に対して繊細に。

まだお互いの距離感もわからないころ、恭子姉ちゃんとは関係性を深めていったほうがよかろう、と直感で思ったので、ことあるごとに理由をつけてはお酒を呑みながらいろいろ話しました。
いろんな組み合わせがある今回の公演のペアのなかでも、いちばんお酒を呑んだんじゃないかと。
ま、単純にお互い酒好きだというところが大きいのですけど。


「役に入り込む」という感覚を、頭で感じてる以上に身体で反応していた。
姉と弟のシンクロ、自分と役とのシンクロにビリビリ痺れた。


終演後は、観に来てくれた友だちといっしょに近くの居酒屋で一献。
この酒だよ。
まったく。
これがあるから芝居ってやめられねえんだよ、ちくしょう。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年8月30日 21:50)