はじまりは人間関係

土曜日。

話題の酔っぱらいムービー『ワールズ・エンド』を観に行ってきましたよ。

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「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(07)のエドガー・ライト監督と主演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのトリオが、母国イギリスを舞台に描くSFコメディ。20年前、一晩で12軒のパブをめぐる「ゴールデン・マイル」に失敗したことが忘れられないゲイリーは、再挑戦するために当時の仲間アンディら4人を集め、故郷ニュートンヘイブンに舞い戻る。やがて5人は、町の人々の様子がおかしいことに気づくが、戸惑いながらもひたすら12軒目のパブ「ワールズ・エンド」を目指して飲み続ける。

といってもただ観てきただけではありませぬ。

「昼くらいから映画観て、そのあと渋谷でパブめぐりしようぜ!」と盛り上がった友だち、総勢7人での呑んだくれツアー。

まずは午前10時半に、渋谷パルコの前で待ち合わせをして、チケットを押さえるところから。
5人組でチケットを買うとひとり1,000円になるという特典に乗っかる。
そして映画は12時45分から。
映画と提携して、スタンプラリーを実施している渋谷のパブが12軒あるのですが、さすがに11時くらいではまだどこもやっておらず。
そんな早くからビール呑めるところあるの?と思ったら、「人間関係」という素敵なお店がありました。いい具合のパブ気分で、まずは1パイント。
そして12時からオープンするお店があったので、遅れて来る仲間たちと合流すべく移動。

その途中にタッチパネルでオーダーをすると、ベルトコンベアーに乗って寿司がシュッと届くという謎の"回らない寿司"というのがあって、ちょっと立ち寄ってみるという自由さ。
なんだこの近未来!おもしれえー。
パブの合間に寿司つまんで、気分は外国人観光客。
トキオ、タノシイネ。
2貫ほど食べて、お店をサッと出る。

続いて2軒目。1/2パイント。映画がはじまっちゃう!というので慌てて呑んで移動。

そしていよいよ本題の映画へ。
渋谷シネクイント、にぎわっていたよ。お客さんがみんなあったかい感じで、ゲラゲラ笑いながら観る。
なんともビールが呑みたくなる、いい感じのばか映画。
とにかくビールが美味そうなんだよ。
最後はちょっと胸熱くなったり。



みんな思い思いの感想を抱えつつ、とにかく一刻も早くビールを!とすぐ近くの加盟店へ。そこで1パイント。
ガッシャーン!と景気良く乾杯したくなりますわナ。あれ観た直後は。
フィッシュ&チップスやビーフジャーキーをかじりながら吸いこみよく呑んで、もう一杯呑みたいなと思う気持ちを押さえて次の店へ。

お次はいろんなビールを取り揃えている、ちょっとおしゃれ目なお店で志賀高原のエールを1/2パイント。

そしてちょっと歩いて、次はまた1パイント。もうけっこうお腹タプタプ気味だったので、目先を変えてハイボールかレッドアイにでもしようかと思ったけれど、ハッピーアワーのことばに釣られてさらに1パイント。

この時点でまだ17時くらいだったのですが、肉が食いたいという声が出てきたので、このへんでパブめぐりはいったん中断して、渋谷の「肉横丁」というところへ。
「肉の焼き具合は俺にまかせろ」という肉マイスターがいたので、すべておまかせしてたらふく肉喰ってマッコリ呑む。うへえ、楽しい。

そのあとはなぜか「腹ごなし、腹ごなし」と言いながらカラオケへ。
大いにはしゃいでカロリー消費。


とりあえずパブクローリングの会はそのへんで解散することとなったのですが、残った数名で「六本木アートナイト」へと。
また別の友だち何人かとここでまた合流。
今年のコンセプトは「動け、カラダ!」ということで、体感型アートが多いということだったけれど、人気のイベントは人でごった返していたのであまり体感はできず。
でもお祭り気分で楽しい。
知り合いにバッタリ会ったり。
屋台的な出店で一杯ワイン呑んで立ち話。


なんだか箇条書きみたいな記録だけど、相当もりだくさんな日でございました。
ダラダラダラダラと、酒何杯呑んだことやら。

はーあ。たのしかった。

 

夢遊病クッキング

水曜日。
夜、ひさしぶりに酒房山にょを。

自宅で友だちを招いてつまみを作って呑むというこの宴。
こうして人を家に呼ばないと、どうにも部屋が荒れちゃって。
ホットカーペットを片付けて、ようやく家に春が来たかんじ。


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[今夜のおつまみ]
□玉子とハムのマカロニサラダ
□羊肉の串焼き(おみやげ)
□春菊のおひたし、大根おろしとしらすのせ
□蒸し鶏と豆苗&空芯菜のサラダ
□たけのこと塩豚の辣油炒め
□たけのこごはん
□ちりめんじゃこのキムチ
□いちご(おみやげ)
□豚キムチ

マカロニサラダは前日のBUDOKANでも出したもの。ひと晩経って味がなじんでいい具合に。

羊肉の串焼きは、中国のおみやげ。串に刺さって真空パックになっていたものですが、とにかくスパイシーな濃いめの味つけに酒がすすむ。

春菊に、鬼おろしで粗めにおろした大根と、しらすをガバッとのせてポン酢をかけて。「旭ポンズ?」とすぐ見破ったのは酒呑み&美味いもの好きの証拠。

鶏むね肉を蒸したのを細く裂いて、オイスターソースと紹興酒で下味をつけたものを、豆苗と空芯菜の新芽と和えて。シャキシャキとホロホロのハーモニー。

八百屋さんで穫れたて&茹でたての旬のたけのこが安かったので、まずは塩豚とエリンギといっしょに辣油で炒めて、もりもりのパクチーといっしょに混ぜる。間違いねえ!

蒸し鶏を作ったときに出たうまみたっぷりの煮汁と、干し椎茸の戻し汁で炊いたたけのこごはん。「姫皮を開いてごはんを覆うようにして炊くといいよ」と八百屋さんで教わったとおりに。まあ、美味いよ。
いただきもののちりめんじゃこのキムチといっしょに。青唐辛子がすごく美味い。

しこたま日本酒を呑んでいい気分になってしまい、珍しく友だちがいるなかウツラウツラと寝落ちしてしまったのですが、「もうおつまみ、おしまい?」というリクエストに応えたようで、夢遊病のように塩豚切って白菜キムチといっしょに炒めていた。
まったく記憶がないのですが、驚くことにちゃんと炒め終えたあとの中華鍋を、まだ熱いうちに洗うところまでやっていた。よくできた子だね。
『タンポポ』で、いまわの際のお母ちゃんがフラッフラになりながら家族のために中華鍋振って焼き飯作るシーンがあったよな、と思いだす。


今宵もまた楽しかったなぁ。
ペロペロになっちゃったけど。やっぱり旬のものは美味いよな。
フードコーディネートしたり炊き出ししたり、BUDOKANで出したりARENAで作ったり、またそれぞれ楽しさはあるのですが、やっぱり自宅のキッチンでしか作れない料理もあるのです。

またちょいちょいやろう。酒房。
みんな遊びに来てね。

 

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第1章

『機動警察パトレイバー』、以前「ついに実写化!」という知らせが流れたとき、周りのパトレイバー好きの仲間たちがにわかにザワザワしだして、あの役は誰がやるのがいいだろうか、なんて勝手にキャスティング会議がはじまりまして。
そんな感じで公開を楽しみにしていたのですが、せっかくなのでみんなで観ようぜ、ということで、30代後半の仲間4人で連れ立って観てきましたよ。

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まず新宿ピカデリーの入り口に、実際に撮影で使ったリボルバーカノンが置いてあって、キャッキャしながら写真撮ったり。まあね、テンション上がるよね。
客席の年齢層も、だいたい40代前後くらいの人たちばかり。世代だよね。


人気アニメ「機動警察パトレイバー」をドラマシリーズ(全7章)と劇場長編映画で実写化するプロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のドラマシリーズ第1章。ロボットテクノロジーの発達により汎用人間型作業機械「レイバー」が普及したものの、長期的不況に陥った2013年、警視庁のレイバー部隊・特科車両二課パトロールレイバー中隊(特車二課)は、お払い箱になりつつあった。第1章は、特車二課最古参の整備班班長シバシゲオが特車二課の歴史を語る特別編「エピソード0 栄光の特車二課」(14分)と、久々に下された出動命令に色めき立つ特車二課が、工業用レイバー・クラタスを相手に奮闘する「エピソード1 三代目出動せよ」(48分)の2話で構成される。総監督はアニメ版も監督した押井守。


映画が終わって場内が明るくなるやいなや、うしろにいた男性客2人組が「......とりあえず、呑み行こ!」と言ってた。俺たちも同じだぜ!
友だちが行きつけの、思い出横丁のなかのいい感じの居酒屋へと移動して、瓶ビール呑んだら口から泡とばす勢いでやんややんやと語ります。
それぞれテレビアニメ版だったり、コミックス版だったり、劇場版だったり、観てきたジャンルが異なるので、いろいろな意見が出て非常に盛り上がる。
実に熱かったですよ。
みんなそれぞれチェックしてたポイントが違うので「そこ全然気づいてなかったー!」とか。

全7章+劇場版、観るしかないよな......。
そして思い出横丁へと流れるんでしょうよ。



 

フードコーディネート、おわりました。

火曜日。
FlooR 第3回公演『カタムツリマッシュムール』公演、無事全ステージ終えました。

6日間で8ステージ。
最初打ち合わせをしたときは、サッとおたまですくって出せるような料理を作り置きしておいて、行けるときだけ行く、という話だったのですけれど、目の前でお客さんがどんどん美味しい美味しいと言って食べてくれるのがなんとも楽しく、結局全ステージカウンターの中に立ってお料理出したりお酒作ったりしてました。

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[今回のおしながき]
木・金
□ミックスナッツ(¥200)
□ラスク(¥200)
□ポテトサラダ(¥300)
□大根とハムの塩こぶ和え(¥300)
□豆とコーンのキーマカレー(¥300)
□鶏肉とマッシュルームのトマト煮(¥300)
□ハムステーキ(¥500)

土・日
□ミックスナッツ(¥200)
□ラスク(¥200)
□ポテトサラダ(¥300)
□大根とハムの塩こぶ和え(¥300)
□茄子とマッシュルームのキーマカレー(¥300)
□塩豚のポトフ(¥300)
□ハムステーキ(¥500)

月・火
□ミックスナッツ(¥200)
□ラスク(¥200)
□ポテトサラダ(¥300)
□いかくんセロきゅう(¥300)
□大根とマッシュルームのキーマカレー(¥300)
□白菜のクリーム煮(¥300)
□ハムステーキ(¥500)

プラス¥200でソフィーのパンがつけられるという、なかなか頼みやすい価格設定でしょ。
BUDOKANと同じスタイルですね。

開演前は上4つのすぐ出せるメニューが、終演後はそれに加えてあたたかいメニューが食べられます、という。
開演前にあんまり美味しいにおい漂わせると、役者たちが芝居に集中できなくなるという理由でww。
大根のキーマカレー、塩豚のポトフ、いかくんセロきゅうが大変好評でありました。

最後余ったらどうしようかなぁ、と思っていたのですが、結果クリーム煮とパンがちょっと残っただけで、会場の撤収が終わったあとにみんなでペロリたいらげました。
鍋に残ったのもパンでぬぐって。


お芝居のほうも初日と千穐楽を観せてもらったのですが、びっくりするくらいに違った雰囲気になっていました。
初日ならではの荒削りながらもパワーのある雰囲気も、勢いがあってよかったのですが、千穐楽のステージは8人のキャストそれぞれのカラーがうまい具合に溶け合っていて。
会場もとても効果的に使っていて。
互いのチームワークがとても素敵でした。


終わったあとの打ち上げは、持ち込みOKのカラオケ屋さんに移動して、残ったお酒や差し入れのおつまみなどで大宴会。
持ち込みOKにもほどがあるだろ、という、ドリンクが充実しまくりの打ち上げに。
あそこのシーンが実は陰ではああだった、とか話して、なんとも打ち上げっぽいね。
大入り袋を配って一人ずつコメントをして、まわりのみんなはヤンヤヤンヤ言って、というのもひさしぶりにやりました。
みんなから感謝のことばをいただいて、なんともくすぐったいかぎり。


そして後半はカラオケ大会ね。
......はっちゃけたよ。
みんな馬鹿!馬鹿ばっかり!というノリノリぶりに歌が止まらず、始発が出るまで時間つぶしのつもりが、結局もう2時間延長するというね。


あー。
たのしかった。
キャスト、スタッフのみなさん。
ご来場いただいたお客さま。
どうもありがとうございました。


これから履歴書に「フードコーディネーター」て肩書きつけてもいいかな。
いつでも馳せ参じますよ。
山にょのもてなし力、なかなか高いんだ。