音楽家のベートーベン


ほんのり花曇りの日曜日。
午後からこまばアゴラ劇場へ、ダックスーププロデュース『音楽家のベートーベン』観に行く。

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ここの劇場のちかくの菱田屋という定食屋さんがたいそう美味しいというウワサなので、昼めしはここで食べて行こうと思ったけれど、残念ながら日曜定休。
いつも時間が合わなかったり、いっぱいで入れなかったりと、もうけっこうふられ続けてるこのお店。
いつかたどりつける日は来るのでしょうか。


「ライスかパンがお選びいただけます」と、レストランの店員に言葉をかけられて、一瞬、迷う。ほんの一瞬のできごと。この一瞬のきらめきをどうにかして舞台で表現したい。けれどライスかパンかで迷うとき、人はそれほどきらめかないという圧倒的な現実に出鼻をくじかれ、いっそ断念、そっと断念、スリーサイズは上から83・断念・86、と何もかもあきらめた末に、「じゃあ代わりにベートーベンの話を」という妥協がにわかに活気をみせてきました。活気元はハウス食品もしくは鳥のアゴあたりでした。今回の作品をつくることになったいきさつは以上です。相談係として池谷のぶえさんを迎え、「どうしたら良いのか?」といった悩みを軸にくるくると相談しながら、がんばります。
ブルー&スカイ


ブルースカイ改めブルー&スカイさんの作・演出のこの作品。
元猫ニャーの小村裕次郎さん&池谷のぶえさんがそろい踏みとあっては、そりゃ期待値もギャンと高まるってもんでしょう。

ナニがどうなったらそんな展開になるんだよ、というナンセンスな世界観と、エッジの効いた台詞の数々に、脳みそがブンブン振り回されたよ。

なんだい、ありゃ。
おっもしれえなァ!!


以前映像の現場でご一緒し、その後もバンザイ合唱団などで仲良しの村上トッコちゃんもクルクル活躍してました。声がクルクルしてるんだな、あの子。こけしみたいな顔してチャーミング。

小村にいさんはあいかわらずヌボーとしつつも艶っぽい。
『めぞん一刻』舞台版をやるとしたら、四谷さん役をやったらいいと思うのね。

しかし、なんなのよ。
そもそも『音楽家のベートーベン』て。
ブルー&スカイ、て。


 
YAMAZAKI Kazuyuki (2013年3月24日 17:40)