やっぱり猫が行方不明

金曜日。
新宿シアターミラクルにて、新宿コントレックスvol.11を観に行ってきたよ。

アガリスクエンターテイメントが主催する、演劇団体・および役者によるコントライブ企画。
毎回「演劇×笑い」を自認する劇団・ユニット・個人を公募し、オムニバス形式でコントライブを行います。
「一夜限りだが定期的」「小規模だがハイペース」で頻繁に開催することで、参加団体がフットワーク軽く最新作を発表できる場、お客様が気軽に複数の団体をご覧頂ける場にしております。

いろんな団体のコント作品がショーケース的に観られるお得感満載のイベント。
先週の火曜日にやっていて、BUDOKANだから行けないなー、と思っていたら追加公演になったので喜んで行ってまいりました。

MU_cat.jpg
お目当てはMUの新作『やっぱり猫が行方不明』。

「うちのマンションには、夫が元カノと飼っていた猫がいる。笑える」
「連れ子のような猫は、夫に溺愛され、私には懐かず消えてしまった。笑える」
「高校野球部の顧問をしている夫は、大昔に持ち帰り瓶詰めにした甲子園の土を舐めては精神を安定させてる。笑える」
「今年も甲子園に行けそうにない。猫は消えてしまった。土もなくなりかけてる。笑える」
「元カノと夫はいまだ猫友(ねことも)らしい。ああ、ああ、なんて笑えるんだ」


「地下稽古」と称して、昨年秋くらいからいろいろな人を集めてワークショップ的なことをはじめたハセガワアユムくん。
そこから生まれたひとつめの作品。
MCに「つづいては、猫大好き集団!MU〜」と紹介されてはじまる。猫大好き集団、て。

カラフルな登場人物たちのなか、エッジの効いたアユムくんの台詞がスパンスパンと飛び交って愉快。
気持ちを落ち着かせるために甲子園の土をなめる、て何だよ。
猫好きにはたまらないエッセンスが随所随所にちりばめられた喜劇でありましたよ。


帰りがけにフラッと立ち寄った本屋で、思わず猫コーナーに吸い寄せられた。
猫かわいいよ、猫、猫。
あああ、猫さわりたい。

 
YAMAZAKI Kazuyuki (2014年2月 7日 22:43)